事例紹介

多拠点かつ組織をまたいだチームで
新規事業のシステム開発に活用

鳥取県で放送事業を中心にさまざまな事業を展開する中海テレビ放送。
そんな中海テレビ放送のプロジェクトに Balus を導入いただきました。
プロジェクトを取りまとめる森さんにお話を伺いました。

インタビュー: 2019年11月

株式会社中海テレビ放送

鳥取県西部を放送エリアとするケーブルテレビ局。市民や地域企業・行政・NPO 等と一体となり、地域でネットワークを構築している。
日本最大級の自主制作 8チャンネルを含む映像配信事業、超高速インターネット事業、電話事業を行っているのは勿論のこと、新たに 2016年からは電力事業という新たなジャンルの事業も開始した。
放送・通信事業に加え、地域の豊かな未来の実現のために必要と思われることの全ての事に果敢に挑戦している。
中海テレビ放送 取締役経営企画室室長 森 真樹 様
──Balus を使っているというのは本当ですか?
本当です(笑)
──どんなプロジェクトで使っているのですか?
余剰電力の買取に関する新規事業のプロジェクトです。
2019年11月から、住宅の屋根などで太陽光発電された電力を固定価格で買い取る制度「FIT 」の対象期間が終了する家庭が順次出てきます。そのような「卒 FIT」となった家庭から余剰電力を買い取るために、AI を使って、家庭が発電する電力から自家消費する電力を差し引いた「余剰電力」を予測するシステムを新規開発しました。
※ FIT (Feed-in Tariff) とは、国が定めた再生可能エネルギーの固定価格買取制度の通称です。日本では 10年間の買取価格が保証され、家庭における太陽光発電の普及を後押ししてきました。制度運用が開始した 2009年から 10年間が経ち、2019年11月から買取価格の保証が終了する家庭が順次出てくる状況にあり、「卒 FIT 問題」などと呼ばれています。
──プロジェクトの課題は何だったのでしょう?
まずは関係者が多いということです。中海テレビ放送以外にも、米子市のソフトウェア会社、松江市のシステム会社など、多拠点でしかも組織をまたいだチームで取り組みました。
また、中海テレビ放送はシステム開発のノウハウを持っていなかったので、どのようにプロジェクトを管理すればよいかも分かりませんでした。
──Balus を使って良かったと思うのはどんなところですか?
Balus はプロジェクトのコミュニケーションやタスク・データが整理されていて、振り返りできる点が良かったです。他のプロジェクトで Slack を使うこともあるのですが、Slack のようなチャットツールだと、メッセージがどんどん流れていってしまって、そのようなことができませんでした。
今回のプロジェクトでは、2週に1回のペースでミーティングを行い、その間のやりとりはすべて Balus でやりました。ミーティングでも、まずは関係者で Balus を見ようと決めていて、議事次第や議事録としても Balus を使っていました。関係者でタスクの登録や完了を確認して、きちんと合意を持って進められたのが良かったです。
Balus を使って効率的にシステム開発を進められたおかげで、電力の買取価格を中国電力の倍近い価格に設定することができました。
──Balus に今後どのようなことを期待しますか?
Balus で開発した余剰電力予測システムを 11月にリリースしました。これからお客さんが使う中でシステム改修の必要性が出てくると思いますが、顔を突き合わせてのミーティングはやらずに Balus で完結させたいと思っています。要望・要求などを Balus に登録して、コミュニケーションするという感じになると思っています。
マネージャーとしては、プロジェクト管理のためのダッシュボードのような機能は充実させてほしいと思います。
プロジェクトミーティングの様子。Balus を使って進捗やタスクを確認している。
──今後のプロジェクトの展開はいかがですか?
鳥取県内で余剰電力の買取を開始したところです。鳥取県内だけでも対象となる家庭が 1万件ぐらいはあるので、今後契約数を増やしていきたいです。また、鳥取県内だけでなくもう少し広いエリアに展開できるといいと思っています。開発したシステムを使いたいというお客さんにも展開できればと思っています。
──ところで、映画「天空の城ラピュタ」で一番好きな台詞を教えてもらってもいいですか?
あー、そういうこと(笑)
「バルス」です。

新しい事業にチャレンジしている中海テレビ放送の森さんが気さくに答えてくれました。
余剰電力の買取事業の今後にも期待したいです。
ありがとうございました。