レヴィから一言
家事代行サービスを使う場合の比較と選定を例にして、Output to Outcome(「何をしたのか(Output)」ではなく、「どんな価値をもたらしたのか(Outcome)」に着目せよ)の考え方について紹介している記事です。星取表ではなく、まずはワークフローを書こうというところ、良いですね。Balusを使えばみんなで描くことができます。
レヴィから一言
経営者や組織運営者のバイブル的な本「The Goal」で普及した制約理論(TOC:Theory Of Constraints)について基本的な考え方が解説されているわかりやすい記事です。日本TOC協会という組織があるようで、そこでまとめられたものです。TOCの基盤となっているのはレヴィが扱っている「システム思考」です。Balusを使ってTOCに沿った組織運営を実現できないか、考えてみたいところです。
レヴィから一言
PMIさんが国内の優れたプロジェクトを表彰する「PM Award 2022」のエントリーを募集しているようです。今回で2回目の開催であり、前回の最優秀賞は「AI画像診断技術によるインドで10万人に結核診断アクセスを支援する社会貢献プロジェクト」(NTTデータ)らしいです。趣旨から考えて、おそらくプロジェクトの内容や成果だけでなく、プロジェクトマネジメントの工夫なども評価ポイントになるのではないかと思います。われこそは、というプロジェクトの例がありましたら応募してみるとよいかもしれません。
レヴィから一言
ビジネス上の意思決定をシステムモデルとテーブルをつかって表現するDMN(Decision Model and Notation)についての解説記事です。DMNの仕様についてはOMG(モデリングの国際的な標準化団体)のサイトなどでも見れますが、標準記述と英語のサンプルだけではどうしてもわかりづらいので、このような解説記事はありがたいですね。モデルで描くことで「こういう風にビジネス上の意思決定をするけどいいよね?」を経営者や会社のメンバーらと認識合わせしたり合意したりするのに使えるかもしれません。
レヴィから一言
ソフトウェア工学者によるセミナーのスライドです。まず、DXに向けてソフトウェア工学に必要な視点を整理した上で、これまでのソフトウェア工学のたどってきた道や知識体系(SWEBOK)について整理しています。その上でSE4BS(Software Engineering for Business and Society:ビジネスと社会のためのソフトウェア工学)という、筆者が策定に関わっている体系について紹介されています。
レヴィから一言
システムズエンジニアリングの国際的な専門組織である〈INCOSE〉の日本支部にあたる〈JCOSE〉が開催するワークショップです。今回は先日開催されたばかりの「INCOSE International Workshop 2022」で行われた発表や議論が共有されます。システムエンジニアリングに関する最新の情報がゲットできそうですね。さらに、オープンディスカッションの時間もあるようなので、国内のSEコミュニティに参加したいという方にもよいきっかけになりそうです。
レヴィから一言
システム思考に基づいてSDGsなどを実現するための循環型サービスデザインフレームワーク「SiD(Symbiosis in Development)」というものが紹介されています。対象をオブジェクトレベル、ネットワークレベル、システムレベルの階層的な視点で見て環境への影響などをマッピングしていくような感じらしいです。この記事ではSiDを活用した取り組みとしてIKEAのカタログの影響評価などが取り上げられています。
レヴィから一言
Large Scale Scrumについてワークショップ形式で学べる無料のオンラインセミナーです。ワークショップではMiroを使うようです。得られる知識のキーワードとして「プロダクト全体思考」「テイラー主義とアジャイル」などが挙がっていました。テイラー主義というのは、科学的な手法で評価・開発した課業管理を実践する思想のことらしいです(少ししか調べていないので理解が追いついていないまま書いています)ワークショップに後に「感想戦」という時間があるのが気になります。
レヴィから一言
記事名に「システム思考」が入っていたのでのぞいてみたところ、システム思考はあまり関係ありませんでした。しかし、紹介されている取り組みが興味深かったのでそのままピックアップします。食品製造業の領域におけるロボット自動化技術の研究開発が紹介されています。ROS(Robot Operating System ※OSと言いつついわゆるコンピュータにおけるOSではなく、ロボット制御関連のライブラリ群のこと)による開発をビジュアルベースにしたり、実験室全体をCPS化してリアルタイムでデータを取れるようにしたりと、試作と改善のサイクルを素早く回せるような開発環境を整えるという内容でした。
レヴィから一言
メルカリの技術ブログから「機械学習を使った集団的な不正取り引きの検知」の設計に関する記事をピックアップです。GCPで提供されている機械学習プラットフォーム Vertex AI を使って検知システムを開発した流れが簡単に紹介されています。データや学習の流れ(パイプライン)をフローモデルで表現することで「絵を見ながら会話できるので、処理イメージを共有しやすいなど開発面でもメリットがみえてきました」と言っています。システムモデルを使って認識を合わせながら対話するという素晴らしい例ですね。
レヴィから一言
システムズエンジニアリングの国際的な専門組織である〈INCOSE〉の日本支部にあたる〈JCOSE〉が開催するワークショップです。今回は先日開催されたばかりの「INCOSE International Symposium 2021」で行われた発表や議論が共有されます。システムエンジニアリングに関する最新の情報がゲットできそうですね。さらに、オープンディスカッションの時間もあるようなので、国内のSEコミュニティに参加したいという方にもよいきっかけになりそうです。
レヴィから一言
企業におけるアジャイルを成功させるために、経営的な意思決定と開発のプロセスをOKR(Objectives and Key Results)でつなぎこむというアイデアが事例と合わせて書かれています。OKRを意思決定ツールや管理ツールというよりも、コミュニケーションツールとして使うと良さそうです。OKRを使って階層別の意思決定をうまくつなぐことができれば、良い形の企業アジャイルができそうですね。英語ですがわかりやすいインフォグラフィックも掲載されています。
レヴィから一言
組織において多様性や文化の違いを受入れ、理解し、コラボレーションを最大化することで生産性や収益を高めるリーダーのあり方について論じている「The Business of We」のちょこっと紹介と著者へのインタビューをまとめた記事です。翻訳が必ずしも読みやすい感じではないためすこし分かりづらいところがありますが、多様性を重視する新しいタイプのリーダーの役割や心がけについて短く紹介されています。
レヴィから一言
昨年話題になった書籍「Engineers in VOYAGE 事業をエンジニアリングする技術者たち」の制作指揮をとったVOYAGEのCTOのインタビュー記事です。「技術力」を重視した文化・共通認識に基づいて進めた組織づくりの経緯について語られています。エンジニアの評価軸と評価制度まで踏み込んで紹介されていて、とても参考になります。
レヴィから一言
システムズエンジニアリングの国際的な専門組織であるINCOSEの日本支部にあたるJCOSEが今年から不定期に実施しているワークショップです。今回はINCOSEによる認定資格ASEP/CSEPをとるための学習方法の紹介と、INCOSEが選んだSystems Engineering Best Papersの紹介がコンテンツとして挙がっています。オープンディスカッションの時間などもあるので、システムズエンジニアリング仲間を見つけることもできるかもしれません。
レヴィから一言
アメリカのNPO「Waters Center for System Thinking」による「システム思考家の習慣カード」をチェンジ・エージェント社が日本語翻訳して公開しています。よくできていると思いますが、絵がアメリカン過ぎるので、イラスト屋などに置き換えた方が馴染みがでるなと勝手に思いました。
レヴィから一言
「SCRUM BOOT CAMP THE BOOK」「SCRUMMASTER THE BOOK」「カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで」「チーム・ジャーニー 逆境を越える、変化に強いチームをつくりあげるまで」の4タイトルの書籍を全ページ無料で閲覧することのできるキャンペーンが実施されています。明日5/16までというぎりぎりタイミングでの紹介となってしまいましたが、気になるタイトルがあればチラッとのぞいてみましょう。
レヴィから一言
システム論に基づく安全解析手法としてSTAMPというものがあるらしく、その位置づけや事例、プラクティスについてIPAがまとめたガイドブックです。これまで、安全解析や故障分析の手法としてはFTAやFMEAのようなロジカルに要素分解していくようなものがオーソドックスでしたが、システムがSoS(System of Systems)化していく中で、システム論的なアプローチからも考える必要があるということで、IPAも注目しているようです。このガイドブックには列車警報システムや高齢者見守りサービスのような具体的な題材への適応事例も載っています。
レヴィから一言
組み込みシステムにおけるソフトウェアおよびハードウェアのデザイン手法に関する大型のイベントです。パシフィコ横浜でのオンサイト参加に加え、リモートでの参加も可能なようです。AI、IoT、SoC(System on a Chip)など、現代的な技術を含むシステムの設計手法に関して様々な発表が行われます。基調講演の「夢から現実へ!人工流れ星の実現に向けて」も面白そうです。
レヴィから一言
いろいろな分野でチラホラと聞くようになってきた「モジュラーデザイン」について、従来の設計思想との違いや自動車業界における動向、そしてなぜか語源の話までをまとめてくれている記事です。システムデザイン的には、SoI(System of Interest:着目するシステム)を「製品群」や「業界構造」くらいまで広く設定すると、モジュラーデザインという実現解が出てくると思います。