レヴィは日々システムデザインについて考え、ディスカッションしています。システムデザイン研究所は、レヴィの日々の思考や議論におけるインプットとアウトプットを皆さんに共有する場です。

Pickup News

システムデザインに関連する国内外の最新情報をピックアップして紹介します。ニュース、学術情報、イベント情報、解説記事など、お役に立ちそうな情報を毎日1つ以上のペースで発信していきます。

参考 2021.1.18
レヴィから一言 国際的なアジャイルのカンファレンスで「アジャイルのアンチパターン」について講演したスクラムマスターへのインタビューをまとめた記事です。「あいまいなスプリント目標」や「チーム内におけるクロスファンクション性の欠如」などのアンチパターンが挙げられた上で、「なぜそれらが起こるのか?」と「避けるためにはどうしたらよいか?」について示されています。

参考 2021.1.17
レヴィから一言 いろいろな分野でチラホラと聞くようになってきた「モジュラーデザイン」について、従来の設計思想との違いや自動車業界における動向、そしてなぜか語源の話までをまとめてくれている記事です。システムデザイン的には、SoI(System of Interest:着目するシステム)を「製品群」や「業界構造」くらいまで広く設定すると、モジュラーデザインという実現解が出てくると思います。

イベント 2021.1.16
システムイノベーションのケーススタディ講座(第一回)
引用元:一般社団法人システムイノベーションセンター(SIC)
レヴィから一言 「システム化」に関する産業界主導のコミュニティであるSICが主催するケーススタディの勉強会が開催されます。今回はJR東日本の東京圏輸送管理システムATOSを題材にして、大規模システムの設計・運用論やシステムアーキテクチャの構成論について議論するとのことです。めちゃくちゃ勉強になりそうです。

参考 2021.1.15
レヴィから一言 UXデザインをテーマにしたブログの中でまとめられていた用語集です。単に用語が載っているだけでなく、各用語について記事が作成されていて、例も含めて詳しく説明されています。OOUI、サービスブループリント、ステークホルダーマップなど、システムデザインに関係する用語もいくつか取り上げられており、勉強になります。

イベント 2021.1.14
HENNGE NOW! 2021.2.15[MON]-2.20[SAT]
引用元:HENNGE株式会社
レヴィから一言 クラウドセキュリティサービスを手掛けるHENNGE株式会社さんが開催するオンラインカンファレンスです。SaaS ✕ DXがテーマであり、様々なDXの取り組み事例についてお話を聞けるようです。大企業や教育、行政など幅広い分野のスピーカーが登壇するので、気になる発表を見てみるのはいかがでしょうか?無料(事前登録制)とのことです。

参考 2021.1.13
レヴィから一言 JAXAが公開している(宇宙開発における)システムズエンジニアリングの基本的な用語、意義、実践方法について解説している資料です。宇宙開発に限らず、複雑なシステムを設計する際に重要となる考え方がたくさん載っています。レヴィがまとめているサルNASAシリーズとだいたい同じことが書いているので、そちらも合わせてお読み下さい。

参考 2021.1.12
基本設計の基礎
引用元:日経XTECH
レヴィから一言 10年以上前の記事で少し古いですが、ソフトウェアの基本設計について参考になる話題がとてもよくまとまっているのでピックアップしておきます。入門者や、もう一度設計について頭を整理しておこうという人にはおすすめの記事です。特にPart3以降の後半ではオブジェクト指向、設計パターン、レビューの勘所などについて扱っており、一見の価値ありです。

参考 2021.1.11
レヴィから一言 昨日紹介したニュースと同じく自動車業界における課題に関連する記事です。昨日の例は組織を横断する際の分断に関連する話題でしたが、こちらの記事で扱われているのは「シニアエンジニアとビギナーエンジニアの間の分断」です。同じ組織や分野であったとしても、経験によって視点や言葉異なり、分断が発生します。このような場合もシステミングによって分断を解消できるかもしれません。ニューノーマルな時代では「設計者は先輩の背中を見て育つ」というのも難しくなるかもしれないので、システミングのような考え方が重要になるのではないかと思っています。

ニュース 2021.1.10
レヴィから一言 大きく変化するビジネス環境に対応するために、組織や分野を横断した取り組みを必要とする企業が増えています。ここでは直近のニュースとしてスバルの例を取り上げましたが、様々な業界の様々な企業にも同じことが言えるのではないでしょうか?しかし「横断しろ」と言われてすぐに横断できるなら苦労はありません。組織や分野が異なると、視点や言葉が揃わずにチームのパフォーマンスが十分に発揮されないことが多くなります。そのような場合にシステム思考やシステミングが活用できると私達は考えています。例えば、ビューに分けてモノゴト(システム)を表現しながらコミュニケーションすることが有効です。それにより、視点を合わせて同じ景色を見ながら協働することができるからです。

イベント 2021.1.9
レヴィから一言 一般社団法人体験設計支援コンソーシアム(CXDS)が開催する無料のウェビナーです。CXDSは体験設計を「組込技術、IoT、ロボット、AIなどの技術を用いて人と社会の新たな経験価値を創造する行為」と定義しています。今回のウェビナーでは、体験設計とは何か?に関する講演に加え、5社における事例の紹介があるようです。

参考 2021.1.8
How Complex Systems Fail
引用元:written by Richard I. Cook
レヴィから一言 シカゴ大学の著名な教授がまとめた「なぜ複雑なシステムは失敗するのか?」です。独立した事故原因などというものはない(7)、hindsight bias[後知恵バイアス]が失敗原因の適切な分析を妨げる(8)、スキルや専門知識のトレーニングと洗練はシステムに必要な機能の一つ(13)、変化は新しい失敗を生み出す(14)など、複雑システムの設計や運用を考える上で重要な視点が端的にまとめられています。

ニュース 2021.1.7
レヴィから一言 開発案件のマッチングプラットフォームなどを手掛ける株式会社マイムさんによるプレスリリースです。システム開発における『不都合な真実や、絶対に見誤ってはいけないこと、改善策など』をTipsとして発信するサイトを公開したとのことです。技術の選定や開発チーム構築におけるポイントが、短時間で読める記事にまとめられています。

参考 2021.1.6
レヴィから一言 異なる専門性を持つ人の間のコラボレーションについて考察したブログ記事です。コラボレーションのパターンをシステムモデル的なイメージで分類&形式化した上で、それぞれの特徴や目的に合わせたチームデザインについて述べています。レベルの高いコラボチームの例として、小惑星探査機「はやぶさ」のチームが挙げられていました。筆者の著作の要約記事のようですので、気になる人は出典元をチェックです。

イベント 2021.1.5
レヴィから一言 IPAのアジャイルWGによるオンラインワークショップが開催されます。「アジャイル体験ワーク」という時間がとられており、アジャイル的な振る舞いとはどんなものなのかをオンラインで体験できるそうです。対象は「アジャイル開発者以外の~」「学生や社会人1~2年目」とあるので入門的な内容だと思われます。アジャイルってよく聞くけど実際にはどういうことなんだろう?と思っている人には、よいきっかけとなりそうです。

イベント 2021.1.4
プロジェクトマネジメント学会 2021年新春PMセミナ
引用元:一般社団法人プロジェクトマネジメント学会
レヴィから一言 「ニューノーマル時代のプロジェクトマネジメントに向けた取り組み」をテーマにプロジェクトマネジメント学会が開催するイベントです。オンライン開催なのと非会員でもわずか1000円なので、どなたでも参加しやすい形となっています。NEC、日立、IBM、富士通などの大企業によるニューノーマルに向けたPMの取り組みについてお話を聞くことができそうです。

参考 2021.1.3
レヴィから一言 システムの構築が進むにつれて開発が遅くなっていく原因を「既存の法律に矛盾しないように新しい法律をつくる」という例で説明するなど、例え話を用いてリファクタリングの重要性について分かりやすく説明してくれています。短い記事ですが簡単なコード例なども記載されていてイメージしやすいので、ビギナーやビジネスサイドの人もサクッと読めます。

その他 2021.1.2
レヴィから一言 小学生が開発したすごいシステム(ゲームが多め)に対する反応のまとめです。プレゼンも面白いですし、「創りたいもの作ってる点で普通に負けてる」「小学生から『アジャイル開発』や『PDCAサイクル』という言葉が出てくる時代になったんだな」など、大人たちのコメントも面白いです。そのうち小学生から「システムデザイン」や「システミング」という言葉が出てくるとすごいなと思います(すこしトライもしています)。

参考 2021.1.1
レヴィから一言 システム開発における上流工程について網羅的にまとめてあるブログ記事を見つけました。上流工程に必要なスキルや上流工程職に転向するためのキャリアプランなどにも言及していて面白いです。後半では企画、要件定義、基本設計についての具体的な用語や例が丁寧に示されていてとても参考になります。

ニュース 2020.12.31
『企業IT動向調査2021』第2回緊急実態調査の結果のご案内
引用元:一般社団法人日本情報システム・ユーザー協会
レヴィから一言 2020年最後の紹介記事は、コロナ禍がシステム開発に与えたインパクトに関する調査結果です。リモート化によって「要件定義や設計レビューの際の指摘事項への理解度がどうしても低くなる」や「若手や新規採用者に対するOJTが難しくなった」という課題が生じているようです。まさにシステミングやBalusが活用できる領域なので、新時代のシステム開発にお役に立てるよう頑張っていきたいと思います。

参考 2020.12.30
レヴィから一言 宇宙科学研究所のコラムで、システム設計に関する話題が取り上げられていました。宇宙探査機のシステム設計を自転車旅行の準備に例える書き出しから、火星サンプルリターンを目指した具体的なシステム設計の話まで、読みごたえのある記事です。

イベント 2020.12.29
「システム×デザイン思考」実践講座 開催のお知らせ
引用元:一般社団法人長野ITコラボレーションプラットフォーム
レヴィから一言 「システム✕デザイン思考」をテーマとしたイベントの紹介です。長野で実施されるものですが、初回のオンラインオープニングセミナーは誰でも参加できるようです。「システム×デザイン思考」とは何か?をテーマした基調講演の他、セイコーエプソンや日本ユニシスの取り組み事例も聞けるようですので、なかなか面白そうです。

ニュース 2020.12.28
レヴィから一言 システムデザインに関するニュースを探していたら、本サイトに関する記事を見つけました。ループになってしまいますが、せっかくなので紹介させて下さい。『「視野を広げろと上司に言われたが方法が分からない」といった若手ビジネスパーソンにも役立ちそうな』という書き出しが参考になりました。そのうたい文句、使わせて頂きます。

参考 2020.12.27
新しいビジネスモデルの作成(構築)方法
引用元:変化から進化の物語へ/(株)Salt
レヴィから一言 ビジネスについて記述するツールとしてよく知られている「ビジネスモデルキャンバス」ではなく、システムモデルを使ってビジネスをダイナミックにモデリングしながら考えよう!という記事です。システムモデルを用いたビジネスモデリングの概要が載っていますが、その中身は紹介されていないので、気になる人は「ICONIX」などのキーワードでググってみて下さい。

イベント 2020.12.26
レヴィから一言 「DXプロジェクトを成功に導くためのデザイン思考」に関して無料でお話が聞けるオンラインセミナーが開催されるようです。講師はHCD(人間中心設計)の専門家とのことです。レヴィは「DXプロジェクトを成功に導くためのシステム思考」についていつも考えているので、合わせ技で挑めば、DXできちゃうかもしれません。

参考 2020.12.25
レヴィから一言 「システムの目的」について、開発者と使用者の間の認識合わせはとても重要です。この記事では、システムの目的が果たされずにベンダーとユーザーの間で裁判になった例が取り上げられていて、その経緯や結果がとても興味深いです。システミングの考え方を表現した図であるビューモデルでは、「目的」を左端に配置して、右端の「システム」にどうつなげていくかを考えます。システミングを使って目的からゴールを導出し、ゴールについてしっかりと合意をとっておけば、この記事にあるような裁判を避けることができるかもしれません。

ニュース 2020.12.24
レヴィから一言 「DXを推進する上での障壁は何か?」というインタビュー調査の結果で初めてトップが「コスト」から「人材の不足」になったとのことです。レヴィが提案するシステミングは、有用なシステムを構築するために必要な視点やフレームを個人だけでなくチームに与えることができると思っています。DX推進の人材育成のような場面にこそシステミングが使える!と自信を持って言えるようになりたいところです。

参考 2020.12.23
鬼滅の概念モデリング
引用元:Qiita @ts7i
レヴィから一言 映画が大ヒット中の「鬼滅の刃」に登場する鬼殺隊を概念モデルで表現するという記事です。ネタ系記事かと思いきや、ものすごくしっかりとモデリングしているので、とても参考になります。概念モデルで表すと鬼殺隊の組織構造がけっこう複雑なことが分かります。ひたすら鬼滅の刃をモデル化した後はいきなりドメイン駆動開発の真面目な解説になるところも面白かったです。

参考 2020.12.22
業務フロー図作成は生産性向上への第一歩
引用元:東商ICTスクエア(東京商工会議所)
レヴィから一言 東京商工会議所さんのコラムで業務フロー図について触れられていました。意義、描き方、注意点などがコンパクトにまとまっていて、業務フロー図についてサッと知るのにちょうど良い記事です。レヴィも業務フロー図の入門者向けガイドを公開しているので、あわせてご利用ください。

イベント 2020.12.21
レヴィから一言 文化人類学の研究でエスノグラフィー(異文化の生活に自ら入り込んで内側から理解したり調査したりする調査方法)を実践しているフィールドワーカーと、システム開発におけるアジャイルコーチの間に共通点があるという視点からのトークイベントのようで、とてもおもしろそうです。「アジャイルコーチもフィールドワーカーも人間ですから、段々と精神が不安定になってくることもあります。その場合の乗り切り方の話。」が気になります。[2021.1.21開催]

参考 2020.12.20
レヴィから一言 「情報の意味を定義するための概念・仕組み」を示す<オントロジー>について学びはじめる前に抑えておくこととして、情報とは何か、情報の記述形式、言葉同士のつながりなどに関することが端的にまとまっている記事です。システムデザインにおいては、システムが扱う情報の関係性を整理・表現することが大事な場面が多くあります。まずはこの記事にあるような基本的なことを抑えておくと、オントロジー的な思考や表現が必要になったときに慌てなくてすむかもしれません。

イベント 2020.12.19
レヴィから一言 コミュニケーションの道具としての「図の活用」について扱ったセミナーが開催されるようです。目次には概念図、構成図などの具体的な図の話から「図頭力」という謎の力の話まで入っており、とても面白そうです。[2021.2.8開催]

ニュース 2020.12.18
レヴィから一言 PML(製品ライフサイクル管理)関連の調査&コンサル大手であるCIMdataが11月に開催した会議「PLM Road Map 2020」における議論のハイライトが発表されました。IoT、Digitalization、Industry4.0などのキーワードと共に、MBSEやツールの統合、複雑化への対処などが今後のビジネスでますます重要になってくるということが繰り返し強調されています。

参考 2020.12.17
レヴィから一言 ヤフーでスクラムを実践している開発者たちがどのような本を読んで、どんな勉強会に参加しているかなどについて具体的に列挙されています。経験年数ごとに分けて記載されているので、自分の立ち位置と照らし合わせて参考にすることができます。最後に記載されている「過去の自分にどんなアドバイスを送るか?」の部分に筆者の経験が凝縮されていて、ここだけでも読む価値があります。

参考 2020.12.16
レヴィから一言 業務システムの上流設計では業務プロセスの理解がとても重要です。このコラムでは、業務プロセスをモデリングして可視化することの重要性やポイントがまとめられています。業務プロセスを階層(レベル、粒度)に分けて考える場合の例なども示されており、分かりやすいです。

イベント 2020.12.15
レヴィから一言 「QCD向上のために、どのように設計書を書けばいいのか?」について専門家が解説するウェビナーが開催されます。テスト・品質向上の観点から見た設計書の書き方と、標準化を意識したシステム設計書の書き方の二本立てという、とても役に立ちそうなラインナップです。

参考 2020.12.14
要求工学:現実と仮想をつなぐために
引用元:J-STAGE/コンピュータソフトウェア29巻2号
レヴィから一言 少し前の文献ですが、要求分析や要求定義に関する様々な手法と資料が網羅的にまとまっていてとても参考になるので紹介します。シナリオ分析、ユースケース分析、ゴール指向分析、KAOS法、i*法…など様々な手法について概要と資料が示されています。手法が並べられているだけでなく、要求獲得技術の全体を手法の特性と対象システムの特性の2軸でマッピングするなど、全体像が示されているのも分かりやすいです。

イベント 2020.12.13
レヴィから一言 SIEMENS社により、MBSE(モデルベースシステムズエンジニアリング)に基づく自動車開発について知ることのできるウェビナーが開催されます。先進運転支援システムや自動運転など、現代的な自動車開発においてMBSEはどのように活躍するのでしょうか?とても気になる内容です。

参考 2020.12.12
レヴィから一言 構想、試作、量産試作、量産というプロセスについて、手戻りのコスト面についても触れながら分かりやすくまとまっています。最初の図では「設計」が試作の中にまるっと入っていて表には出ていませんが、読み進めていくと設計の重要性や設計レビューの有用性などの話が出てきます。

その他 2020.12.11
Systems thinking, systems doing
引用元:nature.com
レヴィから一言 世界的に有名な科学雑誌「Nature」の関連誌で「農業や食品に関するテーマ」を扱っているNature Foodにシステム思考の必要性を主張する論説が掲載されていました。食品の世界的な供給・流通に(グローバルなフードシステム)について考えるときにシステム思考が必要だというものです。食品というレヴィが扱っているソフトウェアや電子回路とはだいぶ異なる分野ですが、システム思考という同じアプローチが有効なのですね。

ニュース 2020.12.10
astah* 8.3 リリースノート
引用元:Change Vision, Inc
レヴィから一言 チェンジビジョン社のシステムモデリングツール「astah」のv8.3がリリースされました。クラス図の自動生成時にサブパッケージを自動で展開する機能が追加されたり、リンク(線)が他のリンクと交差するときの表現機能が改善したりしたそうです。複雑なモデルになるとどうしてもリンクが交差してしまうので、分かりやすく描けるのはとてもよいですよね。

ニュース 2020.12.09
レヴィから一言 リユース事業を展開するハードオフコーポレーションがソフトウェア開発会社と事業提携を結んだというニュースです。様々な業種でDXが進んで行くのですね。中古品販売は業務フローが複雑そうなので、DXは大きなチャレンジになりそうです。

イベント 2020.12.08
レヴィから一言 ソフトウェア技術者協会(SEA)の分科会でMBSEが主題となるようです。オンライン開催なので気軽に参加できます。主に自動車がフィールドのようで、勉強になりそうです。

参考 2020.12.07
レヴィから一言 2020年10月にオンライン開催されたCEATEC2020の特別セッションの様子がレポートされていました。サイバーフィジカルシステム、Soceity5.0、DXなどのよく聞く「これからの社会」を効果的に実現するにあたって「アーキテクチャ」をよく考える必要性について著名な方たちが言及しています。

イベント 2020.12.06
レヴィから一言 情報サービス産業協会(JISA)が主催するシンポジウムがオンライン開催されます。白坂先生による基調講演「新たな社会・産業構造をデザインするアーキテクチャというアプローチ」が面白そうです。他にも「アジャイルPMO」や「レビュー自動化支援」など、気になるセッションがたくさんです。

ニュース 2020.12.05
レヴィから一言 プリント基板の回路設計ツール業界の大手である図研がMBSEに向けた取り組みをどんどん強化しています。回路設計者や回路設計企業も「回路」だけに注力していてはビジネスが難しい時代になると想定しているのでしょう。こちらの記事も合わせてご覧になると動きがよく分かります。

参考 2020.12.04
レヴィから一言 要件定義の意義やプロセス、基本的な用語についてとてもよくまとまっていて分かりやすい記事を見つけました。アウトプットの例が豊富で分かりやすい上に、アウトプット同士の関係性をまとめた全体俯瞰的な図もあって非常に分かりやすいです。これはシステミングではビューモデルに相当しそうです。

ニュース 2020.12.03
レヴィから一言 株式会社デンソークリエイトさんによる、大規模で複雑なシステムの設計支援ツール「Next Design」の一般販売が開始されました。様々な設計情報の間の関連性と構造を定義した「メタモデル」が定義できるというのが面白いなと思いました。システミングにおけるビューモデルがまさにそのようなモデルに相当するのではないかと思います

参考 2020.12.02
レヴィから一言 大阪大学さんの授業レポートに面白いものがありました。システム思考を扱った授業のようで、「Keep cool(キープクール)」というボードゲームを導入教材として扱っています。レヴィも導入教材としてオリジナルのボードゲーム「ペジテの自転車」を良く使うので、ゲームを使った授業のレポートはとても参考になります。Keep coolは今度プレイしてみたいなと思います。

参考 2020.12.01
レヴィから一言 「ボルネオ島の猫」という、システム思考を語る上で良く引き合いに出されるエピソードがアニメーションでまとめられています。WHO(世界保健機構)がマラリアを媒介する蚊を減らすために殺虫剤(DDT)を散布したら、複雑に絡み合った自然システムに対して予期せぬ影響が出て、最終的にはイギリス空軍が1万4千匹の猫をパラシュートで投下するはめになったというものです。※史実としては投下されたのは20匹程度だったようです

Pickup Books

システムデザインやシステム思考に関連する分野の書籍をピックアップして紹介します。

2021.1.7

モデルに基づくシステムエンジニアリング

レヴィから一言 モデルベースシステムズエンジニアリングの実践方法について、具体的なシステムのモデル例と合わせて解説している参考章です。前半は利害関係者要求の定義、システム要求の分析と定義、システムアーキテクチャの構築というシステム開発の基本的な流れに沿って進むので、流れに沿って読みすすめるだけでMBSEの全体像やモデルの雰囲気を掴むことができます。具体例としては車両盗難防止システム、ETCシステム、エネルギーマネジメントシステムなどが取り上げられています。

2020.1.6

システム思考―複雑な問題の解決技法

レヴィから一言 複雑な現象をシステム思考で理解するための様々な手法について体系的かつ豊富な具体例と共に示しているシステム思考のバイブル的な本です。因果ループ図やストック&フロー図のようなシステム・ダイナミクスのモデル記述がメインなので、レヴィが扱っているシステム設計やシステム開発の話とは少し雰囲気が異なるように見えますが、根底にある「モノゴトをシステムとして捉えて、モデル化して表現する」という部分は同じです。具体例としては自動車リースビジネスの戦略、造船のプロジェクトマネジメント、イノベーションの普及などが取り上げられているので、そのような話題への興味を入り口としてシステム思考について考えるのもよいかもしれません。

2021.1.5

上流モデリングによる業務改善手法入門

レヴィから一言 アクティビティ図のようなフローモデルを用いて業務をモデリングし、問題抽出や改善提案などを行う手法についてまとめられています。フローモデルによる記述のことだけでなく、表を用いたプロセスの表現、ファシリテーション方法、問題整理の観点などについてもあわせて書かれていて、実践しやすいようになっています。自分の組織における業務改善を考えている人にも、顧客の業務を分析してシステムを設計する人にも、どちらにも役立つ内容となっています。

2020.12.28

公理的設計―複雑なシステムの単純化設計

レヴィから一言 システム設計について数学的な記述による議論を展開しているすごい本です。設計の目的、プロセス、手段などをきちんと(数学的に)定義しながら進みます。例えば、設計の世界は「顧客領域」「機能領域」「実態領域」「プロセス領域」に分かれているとして、その間の写像に対応する行列を定義します。これにより、設計の状態や結果を行列で表現することができます。数学的記述に慣れていない人には少しとっつきにくいかもしれませんが、システム設計の本質について考えることができる良書です。

2020.12.16

システムエンジニア視点でのデザイン思考

レヴィから一言 「システムエンジニアはデザイン思考をまとえば最強となる」という帯の謳い文句がかっこいいです。デザイン思考が最強装備ならば、システム思考は初期装備ですね。システム思考とデザイン思考を組み合わせると最強という説をよく聞くので、システム側の人はぜひデザイン思考にもチャレンジしてみて下さい。

2020.12.13

モデルベース要件定義テクニック

レヴィから一言 要件分析のためのモデリングフレームワーク「RDRA:リレーションシップ駆動要件分析」を考案した神崎善司氏の著書で、要件定義を素早く的確に作成するための方法やポイントがまとまっています。RDRAの基本的な考え方についても知ることができます。

2020.12.11

要求開発の基礎知識 要求プロセスと技法入門

レヴィから一言 要求開発のプロセスについて、国際標準(ISO/IEC/IEEE 29148)に基づいて体系的・網羅的に解説している本です。要求の分析、仕様化、管理の中で用いるシステムモデルや表などについて、形式をきちんと定義した上で具体例が示されているので、とても分かりやすいです。読み物としてよりも、リファレンスとして使うのが有用だと思います。

2020.12.09

システムズエンジニアリングハンドブック

レヴィから一言 システムズエンジニアリングに関する国際機関であるINCOSEが出しているハンドブックです。システムズエンジニアリングや関連用語を定義した上で、豊富な事例と参考資料をまとめています。特にISO/IEC/IEEE 15288の背景にある思想や使い方を丁寧に解説しています。

2020.12.07

世界はシステムで動く ―いま起きていることの本質をつかむ

レヴィから一言 「世界がもし100人の村だったら」の原案となったコラムや「成長の限界(1971年)」などで有名なドネラ・H・メドウズによるシステム思考の解説本です。非常に読みやすく書かれていて、システム思考のポイントや必要性について良く分かる入門的な本となっています。

2020.12.05

システムズモデリング言語SysML

レヴィから一言 MBSE(モデルベースシステムズエンジニアリング)の標準的なモデリング言語となっているSysMLについて網羅的に定義、解説、具体例を示している本です。分厚くて値もはりますが、SysMLによるモデリングを実践したい場合は、手元に置いておきたい一冊です。

2020.12.03

エンジニアリングシステムズ:複雑な技術社会において人間のニーズを満たす

レヴィから一言 システムズエンジニアリングや関連領域について、歴史的背景を含めて俯瞰的に記述している良書です。「複雑なシステムをどう扱えばよいか?」という現代社会における重要な問いに対してどのようなアプローチがあるのか、その全体像を示してくれています。

2020.12.01

学習する組織

レヴィから一言 「システム思考」という言葉がビジネス界に広まるきっかけとなった本です。モノゴト、特に組織や事業をシステムとして捉え、どう理解したり設計したりすればよいかの指針が示されています。学習する組織を実現する重要な考え方が5つのディシプリンとして整理され、そのうちの一つとして「システム思考」が挙げられています。

レヴィのシステムデザイン

システム思考やシステムデザインの考え方は様々な場面で役に立ちますが、抽象的でイメージしにくかったり、小難しくて手が出しづらいと感じている方も多いのではないかと思います。それに対してレヴィは「誰もが価値あるシステムを生み出すことができる世界の実現」を目指して、システム思考やシステムデザインのハードルを下げて広く普及する活動に取り組んでいます。そんなレヴィがまとめたシステムデザインに関する解説やガイドを紹介します。

システミングガイドブック


レヴィが提案するシステムデザインのためのフレームワーク「システミング」について基本的なことをまとめた冊子です。システミングに沿って考えることで、誰でも専門家と同じようにモノゴトを理解してシステムをデザインすることができるようになります。また、このガイドブックについて補足や具体例をまとめた「ガイドブックのガイド」シリーズも公開しています。

システム思考ガイドブック


システムデザインをマスターするためには、設計対象をシステムとして捉える「システム思考」が必須です。分かりそうでわからなかった「システムとは何か?」や「システム思考ってどんな考え方?」という問いに対してはっきりとした定義を与え、システム思考を身につける第一歩をガイドする冊子をつくりました。

サルでもわかるNASA式システム開発


NASAが公開している「NASA Systems Engineering Handbook」をできる限り簡単にして、誰にとっても読みやすいように1話完結のシリーズにまとめました。宇宙開発を進める上でNASAが重要だと考えている様々なノウハウについて、日本語で簡単に読むことができるのはここだけです。

システムモデル入門ガイド


システムを自然な形で表現した図である「システムモデル」の描き方や、設計プロセスにおける活用方法について解説した入門者のためのガイド資料を公開しています。

システミング


「システミング」を知るための導入として、「システミングの全体像」や「システムデザインの難しさ」についてWebページ上にまとめました。システミングガイドブックの前半の内容に相当します。

レヴィメールニュース


2週間に1回程度のペースで発信しているレヴィのメールニュースです。最新情報を見逃したくない方、システムデザインにご興味をお持ちの方、レヴィを応援してくださる方は、ぜひ登録してみて下さい。

論文・学会発表















お問い合わせ

レヴィはシステムデザインに関連する各種サービス(人材育成、設計支援、ツール提供など)を提供しています。ご関心や課題をお持ちの方はお気軽にご相談下さい。

また、システムデザイン研究所のコンテンツに関するご感想やフィードバックもお待ちしています。

研究員

所長

三浦 政司


東京大学工学部を卒業後、学籍を総合研究大学院大学に移し、JAXA宇宙科学研究所にてロケット工学の研究に従事。2011年に鳥取大学工学部助教に着任、2020年には准教授へと昇任。
分散協調制御などのシステム工学分野の研究に従事する傍ら、ロボット開発などをテーマとしたPBL型工学教育に取り組む。レヴィでは共同創業者として経営に携わるとともにシステムデザインのフレームワーク化やトレーニング開発等を担当。

ママチャリでの総走行距離(10万km以上)と読んだコミックの数(1万冊以上)というニッチな指標においては大学教員の中でトップクラス。

鳥取大学学術研究院工学系部門准教授。博士(工学)。計測自動制御学会制御部門賞(2015)、鳥取大学学長表彰(2016)、計測自動制御学会社会システム部会優秀論文賞(2017)など受賞歴多数

副所長

吉澤 良典


JAXA宇宙科学研究所で宇宙工学研究を行い博士号を取得後、筑波大学で専門分野であるロケットの研究に従事。筑波研究学園都市の研究機関の連携を推進する事業にも携わる。
2016年にシステム思考に基づきシステム設計の問題解決を行う株式会社レヴィを創業。UX(ユーザー体験)のデザインを中心に、サービス・プロダクト等のデザインを行う。
2019年よりプリンシプルズ株式会社のUI/UX担当として、サービス開発の全般に携わる。

東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻修了(博士)。筑波大学第三学群工学システム学類卒業(学士)

助手

南部 陽介


JAXA宇宙科学研究所で宇宙工学研究を行い博士号を取得後、大阪府立大学で専門分野である宇宙構造物の研究に従事すると共に、超小型衛星開発プロジェクトの責任者を務める。3機の人工衛星開発に携わる中で、モデルベースシステムズエンジニアリングの実践に関する研究を進める。
大阪府立大学と神奈川工科大学でシステム思考に関する授業の非常勤講師を務めている。

ハミルトンの原理などから、構造物の運動を計算するための微分方程式を作り出すことについては、ちょっとした自信を持っている。
週末は、代表取締役料理長の名に恥じぬよう、料理をシステムとして捉え、味・コスト・インパクトのジレンマに昼夜挑戦している。

東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻修了(博士)。早稲田大学理工学部機械工学科卒業(学士)。神奈川県立逗葉高等学校卒業