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ワインバーグ氏の「品質は誰かにとっての価値である」という言葉は有名ですが、よいモノ=品質の良い製品を作れば売れる時代が終わり、現在はそれに加えて利用者にとっての価値=よい体験=コトづくりがソフトウェア開発の生産性/収益性にとって非常に重要な要素となっています。製品品質、そして利用者にとっての価値が低ければ開発は手戻り、テスト工数は超過し、スケジュールも遅れ、リリース後のリスクも高まり、最終的に顧客満足も、収益も悪化してしまいます。
その打開のため、利用者価値や製品品質を高めるためにテストやレビューなどの検証行為を強化する、つまり膨大なテストやチェックリストを実施することになりがちですが、やみくもにこのアプローチを採用すると、開発とQAの対立やチェックリストの形骸化、検証直後の手戻り作業の急増など、結果としての生産性や収益低下などが待ち受けています。一方、熟練者に頼ってピンポイントで不具合を発見する方法もありますが、属人性が高く、これはこれでリスクの高いアプローチになってしまいます。
原因はズバリ、価値・品質を規定する「検証観点」が可視化、構造化されず、関係者で共有・活用できていないこと。観点が構造化されていないからこそ、優先順位のないチェックリストの形式的活用や、有識者に頼ったガチャが起きてしまうのです。
もしあなたが関わるソフトウェア開発のレビュー・テスト(アジャイルでも、明確なゲートプロセスでも)で以下のような症状が起きていたら要注意です。
目指すべきはシフトレフト実践~影響度の高い欠陥や不備をなるべく早く、可能であれば作り込んだプロセスの中で見つけること。さらには、最初からできるだけ影響度の高い欠陥や不備を作り込まないようにすることが必要です。
そのためには品質を規定する「検証観点」をQAだけでなく開発者、POにも共有し、チーム全体で主体的に変化させていくことが重要です。
本セミナーでは、プロジェクトにおける検証観点の導出・共有・活用、そしてシフトレフト実践による想定効果とアプローチ事例をご紹介します。ぜひご参加ください。
開催日時:
2025年3月31日(月) 16:00〜17:00
形式:
オンラインセミナー(Zoom)
参加費:
無料
内容:
参加方法:
システミングと自ら実践するSaPID(自己組織化を促進する価値共創プログラム)との統合を目指して参画。ワークショップによるトレーニングや、チーム・組織(実務層、管理層、経営層など)が持つ暗黙知の見える化と相互認識共有による共創を指向し、過去13年間にのべ6,000名超えにトレーニング、共創コンサルティングを実施している。