製品の安全を考えるとき、まず部品の故障を洗い出す、という進め方が一般的です。
しかし、ソフトウェアによる制御が増えた今の製品では、どの部品も壊れていないのに事故が起きることがあります。指示のタイミングがずれた、必要な指示が出なかった、状態を取り違えた。事故の原因は、部品ではなく制御にあります。
STPA(System-Theoretic Process Analysis)は、こうした「制御の誤り」から事故を捉える安全解析手法です。
本セミナーでは、システムズエンジニアリングの内部ブロック図を活用してSTPAを行い、制御の視点でシステム全体の危険を洗い出して安全要求を導いた実践経験をご紹介します。
後半は、安全設計の有識者を含む「SE実践を語る」のメンバーが、発表を受けて質問や議論を行います。
開催日時:
2026年10月23日(金) 18:30〜19:30
形式:
オンラインセミナー(Zoom)
参加費:
無料
内容(予定):
参加方法:
1991年ファナック株式会社入社。NC制御・ロボコントローラの開発に従事。2003年オリンパス株式会社入社。非破壊検査装置、産業用プリンタ、医療ロボティクス、内視鏡システム開発に従事。システムズエンジニアリング、モデルベース開発を上記開発に適用して実績を積む。
大学卒業後、自動車会社に勤めるも最適設計に興味を持ち、退職。その後、大阪府立大学大学院で信頼性工学を研究し、博士号を取得後、そのまま大阪府立大学(現・大阪公立大学)で教員となる。「小型宇宙機システム研究センター」のセンター長として超小型衛星「ひろがり」のミッション成功を見届けた。
1994年医療機器メーカー入社。入社後20年間内視鏡プロセッサのソフトウェア開発に従事。テスト駆動開発、ユースケース駆動開発、MDD(モデル駆動開発)、などを実践しながら大規模化していく制御系ソフトウェアの開発の在り方を探求してきた。医療機器開発の経験を積んでいくなかで、ソフトウェア開発の枠を超えて製品開発として医療機器そのものの開発をするために現部署に異動し、システムズエンジニアリングを実践中。
三菱重工業株式会社にて37年間宇宙事業に従事。国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験棟の開発当初からプロジェクトに参画し、システム要求設定、システム設計等を経験。管制システムおよび搭載ソフトウェア開発をとりまとめた後、プロジェクト・マネジャー等を歴任。宇宙開発で培った経験をもとに、同社内でシステムズエンジニアリングの普及活動を実施。2021年6月よりレヴィにジョイン。
前職では画像処理回路設計や IoT・Web アプリ開発に従事し、顧客要求をシステム化する難しさを痛感。この経験を活かし、レヴィではシステム思考・構造化思考を用いた上流設計手法の提供に注力。最近では、多様な業界や組織規模における DX 推進支援も手がけている。
鳥取大学工学部助教・准教授を経て、2021年にJAXA宇宙科学研究所・宇宙飛翔工学研究系の准教授に着任。深宇宙探査用固体ロケットや再使用型ロケットなどの将来宇宙輸送システムの開発に従事している。株式会社レヴィおよび株式会社ロケットリンクテクノロジーの共同創業者として、システム工学やロケット工学をビジネスの場でも実践している。