初回となる#1では「なんでもモデリング教室」そのものをモデリングしました。
まずは、レヴィの活動の中で「なんでもモデリング教室」がどのような位置づけなのかを表すために、ツリー状の構造モデルを描きました。このようなツリー状のモデルは様々な場面でよく使われます。今回は黒塗りの菱形(◆)がついた矢印をつかって、ある要素(親要素)がどのような要素(子要素)を含んでいるのかを表しています。菱形がついている方が親要素です。例えば今回のモデル(下図)ではマーケティングロールの活動として、ダイレクトマーケティングやブログ制作、メールニュースの配信などをやっているよということを示しています。
このようなツリーモデルを描くときは、「親要素を分解すると子要素になる」と考えたり「子要素が集まって親要素になる」と考えたりします。「親要素をもう少し具体的に言うと何か?」と考えながら描いていくこともあります。このような関係性は「包含」「構成(コンポジション)」「具体化」などと呼ばれます。
次の「モデリングの対象」というビューでも同じようにツリー状の構造モデルを描いています。
このモデルは、なんでもモデリング教室が扱う「なんでも」って何?というのを具体的に示すために描きました。「なんでも」に含まれるものを全て洗い出すことはできないので、「…」という形で「他にもあるよ」ということを示しています。ライブ配信の際は吉澤さんが「しょうもないことって何ですか?」と聞いてくれたので、具体的にはこんなものが含まれますよという形でその場で子要素(怖い話とアリの一生)を追加してみました。
その他にも、なんでもモデリング教室の制作の流れを業務フローモデルで表現しています(下図)。業務フローモデルについてはこの後の回でもよく出てくると思うので、今回は詳しい説明は省きます。赤いノードは行動(アクション)を表していて、青いノードが「やりとりされる情報やファイル」だと思って眺めて頂ければ、なんとなく分かるのではないかなと思います。
どなたでもBalusの基本的な操作をお試しすることができるサンドボックスを用意しました。ログインなしでシステムモデルの描画やビューの作成など、一通りの操作が可能です。
下記の注意点をご覧になった上で、ぜひ一度Balusを触ってみて下さい。