レヴィは日々システムデザインについて考え、ディスカッションしています。システムデザイン研究所(SDL)は、レヴィの日々の思考や議論におけるインプットとアウトプットを皆さんに共有する場です。
システムデザインに関連する国内外の最新情報をピックアップして紹介します。ニュース、学術情報、イベント情報、解説記事など、お役に立ちそうな情報を毎日1つ以上のペースで発信していきます。
システムデザインやシステム思考に関連する分野の書籍をピックアップして紹介します。
なんでもモデリング教室は、気軽に楽しくモデリングを知って頂くためのコンテンツです。ライブ配信形式で様々なものをモデリングしたり、その結果を短くまとめた記事を掲載したりしています。
ソフトウェアや電子回路のような機能システムだけでなく、社会や日常の中にあるいろいろなモノゴトのモデリングを扱います。様々な分野のゲストをお呼びして、Balusを使って一緒にモデリングすることもあります。
レヴィが蓄積してきたシステムデザインに関するノウハウをもっと多くの人に届けて体験してもらうための機会として、無料オンラインセミナーシリーズ「システムデザインの学校」を開校しました。システムデザインの基礎を体験するベーシッククラスの他、特定の分野やテーマのシステムデザインを扱うテーマ別クラスを用意しています。
※現在は開催していません
文部科学省宇宙航空科学技術推進委託費(宇宙航空人材育成プログラム)に採択された事業「超小型衛星開発とアントレプレナーシップ教育を通じた宇宙システム活用人材の育成(通称:PERSEUS)」において、レヴィは共同参画機関として超小型衛星の開発支援やシステム思考人材育成のための教材開発などに取り組みました。
2週間に1回程度のペースで発信しているレヴィのメールニュースです。最新情報を見逃したくない方、システムデザインにご興味をお持ちの方、レヴィを応援してくださる方は、ぜひ登録してみて下さい。
システム思考やシステムデザインの考え方は様々な場面で役に立ちますが、抽象的でイメージしにくかったり、小難しくて手が出しづらいと感じている方も多いのではないかと思います。それに対してレヴィは「誰もが価値あるシステムを生み出すことができる世界の実現」を目指して、システム思考やシステムデザインのハードルを下げて広く普及する活動に取り組んでいます。そんなレヴィがまとめたシステムデザインに関する解説やガイドを紹介します。
レヴィが提案するシステムデザインのためのフレームワーク「システミング」について基本的なことをまとめた冊子です。システミングに沿って考えることで、誰でも専門家と同じようにモノゴトを理解してシステムをデザインすることができるようになります。また、このガイドブックについて補足や具体例をまとめた「ガイドブックのガイド」シリーズも公開しています。
システムデザインをマスターするためには、設計対象をシステムとして捉える「システム思考」が必須です。分かりそうでわからなかった「システムとは何か?」や「システム思考ってどんな考え方?」という問いに対してはっきりとした定義を与え、システム思考を身につける第一歩をガイドする冊子をつくりました。
NASAが公開しているシステムズエンジニアリングハンドブックを、できる限り簡単にして、誰にでも読みやすいようにブックレットにまとめました。宇宙開発を進める上でNASAが重要だと考えている様々なノウハウについて、日本語で簡単に読むことができるのはここだけです。
宇宙開発などの複雑なシステムを扱う分野で発展してきた「システムズエンジニアリング」は、複雑な現代社会における多様な問題の解決や価値の創造に役立ちます。そんなシステムズエンジニアリングの視点や考え方を用いることで様々なトピックについて学びを深めることを目的として「システムズエンジニアリングで学ぶ」シリーズを制作・公開しています。
システムを自然な形で表現した図である「システムモデル」の描き方や、設計プロセスにおける活用方法について解説した入門者のためのガイド資料を公開しています。
専門分野:システム工学、制御工学、工学教育
大学院生時代に宇宙開発に携わったことをきっかけに複雑システムの面白さに目覚め、研究者になる。ロケットシステムの設計開発、電力ネットワークの分散協調制御、菌類の種間競争など、複雑性や創発性を伴う幅広い対象を扱っている。好きなSF作家はGreg Egan。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所准教授。深宇宙探査技術実証機(DESTINY+)プロジェクトチーム、総合研究大学院大学物理科学研究科准教授などを併任。博士(工学)。AROB Best Paper Award(2015)、計測自動制御学会制御部門賞(2015)、鳥取大学学長表彰(2016)、計測自動制御学会社会システム部会優秀論文賞(2017)など受賞歴多数。
専門分野:高速流体力学、UI/UX設計、システムズエンジニアリング
大学生時代にロケットのデザインに興味を持ち、手作りロケットを製作するうちにJAXAで宇宙工学研究に携わる。ロケットから人の体験までデザインの普遍性を探求し、デザインの方法論の研究・教育を実施している。好きな映画は「風の谷のナウシカ」。
元・筑波大学TIA推進室。博士(工学)。東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻修了。筑波大学第三学群工学システム学類卒業
専門分野:飛翔体構造工学、振動工学、制御工学、超小型衛星、システムズエンジニアリング
宇宙構造物の振動制御が専門であったが、超小型衛星開発での苦労体験から、システムズエンジニアリングに目覚め、その普及と実践方法について探求するようになる。社長のはずなのにいつも料理している。好きな理論はZ. Cochrane博士のワープ理論。
元・大阪府立大学工学研究科助教。博士(工学)。超小型衛星OPUSAT「こすもず」の責任者を務め、2014年2月にH-IIAロケットで打ち上げた。さらに2021年2月には後継機「ひろがり」をAntaresロケットで打ち上げた。
専門分野:凝縮系の物理、光誘起科学、社会現象の統計力学、街のNight Cruisin'
物性物理を通じて体得したのは「物事をシンプルに記述しよう」ということ。SDLと偶然出会い、システムズエンジニアリングの実践に傾倒。社会事象を統計力学的に捉えることが目下のテーマ。性格は、Emotionally Logical & Romantic。困ったことに寂しがりや。
博士(工学)。民間企業や国研で基礎研究-新規事業(光ディスクシステムの開発、ナノスケール材料の応用)に従事。その後、シリアルアントレプレナーとして多くの起業・成長に関わってきた。米国在住。
専門分野:プロジェクトマネジメント、システムズエンジニアリング、アーキテクチャ設計、信頼性設計、安全設計、品質管理、有人宇宙システム開発、ソフトウェア要求分析、オブジェクト指向ソフトウェア設計
新入社員論文で描いた宇宙ステーションの管制システムを実現。その過程でシステムズエンジニアリングの重要性に目覚めた。日本の多くの企業は「改善」で成長したが、システムズエンジニアリングを知らないがため今苦しんでいる、と考えている。レヴィが日本の企業を救うことを期待。
三菱重工業で宇宙開発に31年間従事。宇宙ステーション実験棟「きぼう」の概念設計、システム要求設定、アーキテクチャ設計、管制システムおよび搭載アプリケーションSW開発とりまとめ等を実施。さらに「きぼう」および「こうのとり」のプロジェクトマネジャーを8年間務めた。その後、本社部門に異動し、システムズエンジニアリングの全社普及および製品開発指導を担当。2021年6月からispace社に勤務。
専門分野:航空宇宙工学を専門として、システム工学に関連して、複合材料構造や航空宇宙構造システムの最適設計に関する研究に関して、主に日本航空宇宙学会や日本機械学会で学会発表を行っています。
学生のプロジェクト活動として2000年から大阪府立大学ウィンドミルクラブの人力プロペラ機の設計開発を見てきた。20年もあると、優勝する年もあればうまくいかない年もあり、その理由もだいたいわかるようになってきました。その傍らで、設計教育に関しては、学生と社会人で協同して設計にとりくむ「夏休みセミナー」を主催者の一人として2001年から、ほぼ毎年実施してきて、設計仕様を決めるための根拠の重要性、本質を見抜く重要性がカギとなることを見に付けてきた。これらの経験から、リーディング大学院における「戦略的システム思考力演習」を2014年度から南部さんとともに担当。さらに、南部さんの後釜として、2018年からは超小型衛星を開発する学生の研究開発を見てきた。
このようなシステム思考教育の実践経験を整理し、もう一段階上のシステム思考を理解して実践したいという想いともに、Balusの進化にも貢献できたらいいなぁと野望を抱いています。