Pickup News

システムデザインに関連する国内外の最新情報をピックアップして紹介します。ニュース、学術情報、イベント情報、解説記事など、お役に立ちそうな情報を毎日1つ以上のペースで発信していきます。

参考 2022.10.4
レヴィから一言 設計はポータブルスキル(:組織や業種が変わっても使えるスキル)かどうかについて議論している記事です。「アイデア発想のスキル」「抽象的な顧客像を『具体化』させるスキル」「検討プロセスの設計スキル」などはポータブルスキルだろうと言っています。レヴィが扱っているモデル化や構造化も重要なポータブルスキルだと思っています。

ニュース 2022.10.3
レヴィから一言 プロジェクトマネジメント協会(PMI)とアクセンチュアによる共同の調査(米国)によると「多くの企業で取り組みは経営陣の期待を満たしておらず、多くの企業が経営幹部職として新たに最高変革責任者を加えている」とのことです。それだけ組織を変革するというのは大変なことだということですね。

参考 2022.10.2
レヴィから一言 プロダクトマネージャーとプロジェクトマネージャーの違いについて議論されたパネルのレポート記事です。「PdMは外向きに視線/PjMは内向きに視線」というタイトルだけでなんとなく納得感がある言葉になっていますが、記事の中では他の分け方も含めてもう少し詳しく述べられています。

ニュース 2022.10.1
レヴィから一言 アジャイル開発で役立つソフトウェアテストのアイデア集が発売されました。アジャイル開発においてどのようにテストを行って品質を高めればいいのかは難しい問題ですよね。この本のようにアイデア・パターンとして整理しておけば、実践につながる気がします。

参考 2022.9.30
レヴィから一言 生産設備やインフラ設備をスマート化し、事業の効率や継続性を向上させるためのポイントについて解説してくれているダウンロード資料です。生産設備、ガスタービン、電力の変電設備といった様々な設備をデジタル接続するというのはとても複雑な問題です。この資料ではIoTやAIなどのテクニカルな部分が紹介されていますが、システムデザインも重要になってくる分野です。

参考 2022.9.29
レヴィから一言 「スクラムはゲームである」として、スクラムマスターの役割を分かりやすくまとめてくれています。さらに、プロジェクトマネージャーとスクラムマスターの違いを「何に責任を持っているのか?」という観点から簡潔にまとめていて、とてもわかりやすいです。

参考 2022.9.28
レヴィから一言 システム設計、基本設計、詳細設計の定義と概要を確認した上で、各フェーズの進め方やポイントを簡潔にまとめている記事です。この解説では設計がある程度固まったらアウトプットとして様々なシステムモデルをつくるとなっていますが、レヴィ的には「モデルをつくりながら設計する」の方がよいですよと言いたいところです。

参考 2022.9.27
レヴィから一言 実現可能性50%の目標を立ててナラティブに語ることで、チームメンバーが「夢中になって楽しくできる状態(これを記事では「フロー状態」と呼んでいる)」になれるよと書いてありました。「このチームで頑張ってみたらもしかしたらできるかも」と思えるところに目標を設定するということですね。

イベント 2022.9.26
レヴィから一言 宇宙システムに負けずおとらず大規模・複雑なシステムである海事システム(船や海洋物流など)の設計や開発について扱ったシンポジウムです。自動運航船のモデルベース開発など、様々なお話が聞けるようです。講演者の中に「武田信玄」という方がいらっしゃるのが目立ちます。

参考 2022.9.25
レヴィから一言 プロジェクトの立ち上げ時に「プロジェクトが実際に価値あるものだと確認するためのステップ」がとても重要だという記事です。「どのような問題を解決しようとしているのか?」「PJはその問題の解決に最善の方法か?」「PJをやらない場合はどうなるか?」などを審査するべきだとしています。宇宙開発でもMDR(ミッション定義レビュー)という同じようなステップを踏みます。

参考 2022.9.24
レヴィから一言 家事代行サービスを使う場合の比較と選定を例にして、Output to Outcome(「何をしたのか(Output)」ではなく、「どんな価値をもたらしたのか(Outcome)」に着目せよ)の考え方について紹介している記事です。星取表ではなく、まずはワークフローを書こうというところ、良いですね。Balusを使えばみんなで描くことができます。

参考 2022.9.23
レヴィから一言 サービス開発における「不確実性」を定義した上で、不確実性によって起きる問題状況のパターンと原因を挙げて、ユーザーストーリーの分割によって対策する方法を解説してくれているまとまりの良い記事です。実際にやろうとすると「適切な分割」がちょっと難しそうではあります。

イベント 2022.9.22
レヴィから一言 世界の様々な分野におけるDXの事例をトーク形式で紹介・解説してくれるイベントです。今回は「Uber編」とのことですが、他にもWalmart編、NIKE編、Starbucks編などが挙がっているので、聞きたい回に合わせて参加するとよいかもしれません。

参考 2022.9.21
レヴィから一言 リコーグループにおけるアジャイル実践が紹介されているnoteからピックアップです。今回紹介されているのは「感情を入れたふりかえり」です。そのようなことをやるようになった経緯からはじまって、具体的にどのような工夫をしているのか、その結果がどうだったのかが一通り紹介されています。

参考 2022.9.20
レヴィから一言 「多くの組織は自律的に考えていない」という問題点に対して、「自律的に考えるためには制約が必要」という観点から、指示出しのあるべき姿について解説しています。指示の出し方よりも、もっと文化みたいなところが大事な気もしますが…一歩目としては実践しやすくてよいかもしれません。

イベント 2022.9.19
Scrum Interaction 2022
引用元:scruminc japan
レヴィから一言 学術界のリーダーとスクラムの実践者が集まって、講演やパネルディスカッション等を行うスクラム関連のカンファレンスイベントのようです。講演テーマとしては「アジャイル変革のグローバル動向」「ビジネス・アジリティ」などが、パネルのテーマとしては「組織変革を始める」「組織変革を広げ、根付かせる」などが挙げられています。

参考 2022.9.18
レヴィから一言 「兆候管理」によってプロジェクトの炎上を避ける考え方を提案している記事です。短い記事ですがプロジェクト炎上の三大原因を整理した上で、PMBOKのような標準プロセスだけではカバーしきれない部分を取り上げ、兆候管理の方法を簡潔にまとめてくれています。

参考 2022.9.17
レヴィから一言 システム開発におけるユーザー/ベンダー間の訴訟の例です。ユーザー側の要件定義に間違いや不備があった結果、業務に使い難いシステムが出来上がった場合に、いい加減な要件定義書をつくったユーザーが悪いのか?それとも相談を重ねる中でベンダーが専門家としてユーザーの間違いを修正したり導く必要があったのか?という実際の訴訟例が紹介されています。

イベント 2022.9.16
レヴィから一言 組込みソフトウェアの設計プロセスに関する勉強会イベントのようです。概念設計を「開発対象が【何をするのか(Why)】の【目的】に注目する。詳細設計スタート可能な資料をつくる・状態になっていることがゴール」と定義した上で、仕様から概念設計に落とし込むプロセスについてお話を聞けるようです。組み込み系の勉強会というのはそれほど数は多くないので、気になる人はのぞいてみるといいかもしれません。

参考 2022.9.15
レヴィから一言 「社会課題の解決は時の権力者や政府が担うもの」というこれまでの思考から、「社会的企業(特にスタートアップ)にその役目を期待する」という思考へと、社会の人々の思考が変わってきたよという記事です。「民間の力を最大化させるかたちでの分散型の社会課題解決構造」が実現するといいのですが…

ニュース 2022.9.14
レヴィから一言 総務専門誌(というのがあるのですね!)が調査した、総務におけるアジャイル型組織に関する意識調査の結果が報告されています。「すでに4割弱の総務組織がアジャイルを実践」「挑戦した結果として失敗が許容されている総務組織は約7割」「年次に関係なく挑戦できる土台がある総務組織は約7割」などの結果が挙げられています。アンケートの回答結果が本当ならば、それなりに変化していっているようです。

参考 2022.9.13
レヴィから一言 企業によるDXがなかなか進まない場合に対して「まずはクラウドやノーコードツールを駆使して1人で簡単にできるところからやってみた方がいい」という提案をしている記事です。そうすれば内製化DXにおいて重要だと言われる「経営のコミットメント」「CTO(最高技術責任者)の設置」「人材育成」を1つも満たせなくても、進み出すことができるとしています。

イベント 2022.9.12
アジャイル開発の初心者向けお悩み相談室
引用元:Doorkeeper/アジャイルチームを支える会
レヴィから一言 「アジャイルチームを支える会」というアジャイルの普及・育成に取り組むコミュニティが開催するお悩み相談室です。対話形式で経験豊富な専門家からのアドバイスが聞けるようです。今回は初心者が対象であり「アジャイル開発の経験が豊富な方の参加はご遠慮いただいております」とあるのでご注意下さい。

参考 2022.9.11
レヴィから一言 遅考術 じっくりトコトン考え抜くための「10のレッスン」という本の内容を一部紹介している記事です。システム思考において理解やモデル化の対象となる「因果関係」にフォーカスを当て、その重要性について述べています。「因果関係の把握は直観的に考えるとうまくいかないことがある」とありますが、これこそまさにシステム思考が必要な理由であると言えます。

参考 2022.9.10
レヴィから一言 「言葉の意味を処理すること」と「身体の動き」は強く結びついていて、身振り手振りができないと言語化速度が遅くなるという研究結果が紹介されています。この研究報告と「IT業界人がインタビューでろくろを回す」という話を結びつけているのが面白いですね。「ナゾロジー」は他にも、いろいろな研究結果を面白い感じで紹介しているサイトです。

イベント 2022.9.9
レヴィから一言 オージス総研さんによる、MBSEに関するボリュームのある無料オンラインセミナーです。講演目次には「MBSEを推進するための仕組みづくり」「開発担当者におけるシステムエンジニアリングの活用と課題」「オリンパス医療事業におけるシステムズエンジニアリングの取り組み」など、MBSEを組織内で展開・推進していく過程についていろいろお話や具体例を聞けるようです。

ニュース 2022.9.8
レヴィから一言 ノーコードの考え方やツールの普及を促進する「ノーコード推進協会」が設立されるそうです。レヴィはこれまでノーコードでのシステム開発の仕事はあまり扱ったことはありませんが、今後はそのようなものも増えてくるかもしれません。ノーコードでもがっつりコーディングでも「設計」が重要なことは変わらないので、Balusやモデリングが活用できる場面はたくさんありそうです。

イベント 2022.9.7
レヴィから一言 ラクスさんが開催するLTイベントで「プロジェクトマネジメント」がテーマとして扱われます。前回vol.4でレヴィからの発表した内容についてはこちらをご覧下さい。今回もレヴィから発表するかどうか、検討中です。

参考 2022.9.6
レヴィから一言 子育てをしながらマネーフォワードで部長職を勤めている女性へのインタビューで、マネジメントについて語られています。「いろんな人がいるチームをいかに成長させるか」を考えたり「目標は何か?ゴールはどこか?を一人ひとりと考える」という点などで、マネジメントは子育てと似ているかもしれないです。

参考 2022.9.5
レヴィから一言 会議室に360度カメラを付けたりオンライン会議をレコーディングしたりして、延べ2万7000時間の社内打ち合わせのデータを取得して、AIで分析した結果として、会議が上手くいかない5つの要素を導き出したという記事です。導出された5つは「目的が明確でない」「事前情報がない」「当事者意識がない」「意見が出ない」「アクションで終わらない」だったようです。

参考 2022.9.4
レヴィから一言 同じようだけど違うものとして「ソフトウェア開発」と「プロダクト開発」について語られています。この記事では目的が「ソフトウェアをつくること」なのか「プロダクトを利用してもらうこと」なのか、その濃淡が違うと定義しています。「プロダクト作り」でありながら「ソフトウェア作り」になってしまうとやばいですね。

ニュース 2022.9.3
レヴィから一言 情報処理推進機構(IPA)が「DX推進指標 自己診断結果 分析レポート(2021年版)」を公開しました。経済産業省が作成したDX推進状況の自己診断ツールに基づいて486社が自己診断した結果がまとめられています。自己診断結果を提出する企業という段階ですでにバイアスがあるんじゃないかという気もしますが、たくさんの企業が課題と感じている部分などが分かるレポートになっています。

ニュース 2022.9.2
レヴィから一言 情報サービス産業協会(JISA)が主催するソフトウェアイノベーションシンポジウムでの経験・事例の発表が募集されています。設計開発の工夫やプロセス改善などの成果がある方は、発表してみるとよいかもしれません。失敗経験を発表するみたいな感じでも面白いかもしれませんね。

参考 2022.9.1
レヴィから一言 医療系のシステム開発の難しさややりがいについて、具体的なプロジェクトを例に紹介されています。「現行のオペレーションを見直す観点が抜けていることが多い」というのが大きな課題の一つというところは、一般のシステム開発と同じなんだなと思いました。

参考 2022.8.31
レヴィから一言 アマゾンに「ピザ2枚でまかなえる規模のチームしかつくらないように」という2ピザルールがあるように、チームが大きくなりすぎるとコミュニケーションが大変で生産性が落ちるのは一般的なようです。ピックアップした記事では、大きくなりすぎたチームを分割するときに考慮したい数々のポイントが紹介されています。

参考 2022.8.30
レヴィから一言 DXを、内部DX、事業DX、社会DXの3つに分けて捉えて、まずは内部DX(社員が仕事に集中できる環境を作り、社員の成長とグループの成長を促す「社員のため」のDX)から取り組もうという記事です。TISグループによる実際の内部DXプロジェクトの経緯と成果についても紹介されています。DXという文字が登場する回数がめちゃくちゃ多い記事です。

イベント 2022.8.29
『変化の時代』に対応するアジャイル開発と品質
引用元:connpass/ヒューマンクレスト
レヴィから一言 アジャイル開発の真の意義(=価値の最大化)の達成のために、品質に対してどのような価値基準やマインドセットで向き合うべきか、事例も含めて紹介してくれる無料のセミナーとのことです。アジャイル開発に課題を持っているプロダクトマネージャなどが対象として挙げられています。

参考 2022.8.28
システム企画方法論「MIND-SA」
引用元:システム企画研修(株)
レヴィから一言 システムの上流設計に関する方法論体系が紹介されているサイトです。目次を見ると、インタビューやアンケートのやり方から、分析手法や工数見積手法など、かなり細かく網羅的に整理されているようです。肝心なところの資料や事例紹介などは契約してないと見れないようです。Webサイト全体は、とてもレトロな見た目とつくりをしています。

参考 2022.8.27
レヴィから一言 IT職種に限定した職種診断方法「CATCH」というものが紹介されています。法人向けに有料なサービスなのでなかなか使えないかもしれませんが、CATCHのようなものを使わなくても、「プレーヤータイプ(職人型)かマネジャータイプか」、「人間系(うまくやることを考える)に強いか、物理系(論理的に正解を求める)に強いか」などに応じてキャリアを考えるといいよ、というようなことが書いてあります。

参考 2022.8.26
レヴィから一言 ビックカメラによるDXの構想についてインタビュー形式でまとめられています。DX人材のマーケットは過熱していて人を採用するのが難しいので、ビックカメラがDXで今、何をしようとしているのかをオープンにすることが「DX宣言」の目的だったようです。「冷蔵庫購入の会計後にすぐに帰宅して、自宅でアプリを操作して、マイページから配送手配ができるようにする」のような顧客体験の向上を目指して本格的にDXに取り組んでいくそうです。

参考 2022.8.25
レヴィから一言 どんなプロジェクトでもまずは「ステークホルダの洗い出し」からやるのはとても有用だと思います。この記事中にもありますが、ステークホルダの可視化が不十分だとその後のあらゆるプロセスで手戻りの可能性が出てきてしまいます。レヴィ内もで、何かはじめるときはBalusを使ってまずはステークホルダを可視化しています。

イベント 2022.8.24
レヴィから一言 アジャイルやスクラムの人材育成に関する無料セミナーです。アジャイルによる組織文化を変革していったリアルな事例、必要な人財像、スキル取得方法などが聞けるとのことです。講演概要にはDOA(分散型自律組織)などのキーワードがありました。

ニュース 2022.8.23
レヴィから一言 AIのモデルを提供する会社が、PoCを代行してくれるサービスを開始したというニュースです。顧客がデータセットを渡すと、データセットの統計情報や評価条件、推論の速度や精度といったレポートやサンプルを提供してくれるようです。PoCのレポート提供を受けるまでの段階ならライセンス契約が不要で、導入のハードルを下げることを狙っているとのことです。今後、このようなサービスが増えていくかもしれませんね。

イベント 2022.8.22
レヴィから一言 海外にいながらフリーランスとして働いている人や、フリーランスとして働きながら会社を設立した人など、3人のゲストが「どうやって案件を獲得しているか?」について話して、みんなで考えるイベントとのことです。タイトルからフリーランスのエンジニアやデザイナーの話かなと思ったのですが、コンテンツ制作やライターの方が多いようです。

参考 2022.8.21
レヴィから一言 炎上しているプロジェクトに人員を追加しても、追加された人間がさらに仕事を生み出して生産性が低下するという話です。アマゾンの「ピザ2枚でまかなえる規模のチームしかつくらないようにしている」というルールなども紹介されています。

イベント 2022.8.20
レヴィから一言 SysML (Systems Modeling Language) の世界的な権威でもあるSanford Friedentahl氏のお話が聞ける慶応SDMの一般向けウェビナーです。同氏がとりまとめたSystems Engineering Vision 2035に沿ってシステムエンジニアリングの現在と将来の状態、ビジョンなどが聞ける貴重な機会です。

参考 2022.8.19
現場ですぐに適応できる〜 アジャイル時代のモデリング
引用元:ふじやまエッグのブリコルール日誌
レヴィから一言 アジャイル開発の中でモデリングをどのように扱っていったら良いのかについて、プレゼン動画とその概要を紹介してくれています。Keeps(継続して維持するモデル)とTemps(対話のための一時的なモデル)に分けるところが味噌のようです。確かに、レヴィもモデリングするときはその2つを使い分けている来がします。

参考 2022.8.18
レヴィから一言 プロダクトマネージャが読むとよい本について、読み進めるルートも含めて紹介してくれている記事です。まずは全体像をつかんで、次に個別の技術領域に関するオススメの本を読んでいくという形で体系化されていて、ありがたいです。社内の輪読会などにも活用できそうですね。私はプロダクトマネージャではありませんが、3冊くらい既読の本が含まれていました。

参考 2022.8.17
レヴィから一言 上流設計を担当するSEにとってプログラミングが「できる」ことは必須かどうか?という議論です。記事の結論としては「プログラミングができない人がすばらしい設計をするとは考えにくい」ということで、「必須」となっています。一方で「プログラミングができるからといっていい設計ができるとは限らない」とも述べられていて、必要条件ではあるけど十分条件ではないという感じでまとめられています。

イベント 2022.8.16
モデリングの学び方:座談会
引用元:connpass/モデリングの会
レヴィから一言 座談会形式で、モデリングの実践者たちの知見や具体例を聞くことのできる勉強会です。視聴申込がすでに1100件ほどあってすごいです。「モデリングを学びたい」という人がたくさんいるのですね!

参考 2022.8.15
レヴィから一言 「起こったことや行ったことの中から意味を見出す力」として定義される概念化能力について解説されています。特に経営層やマネジメント層に必要な能力として紹介されています。レヴィが扱っている「モデル化」の能力に通じるものがありますね。このようなスキルをどのように身につけるか?はとてもむずかしいお題ではありますが、レヴィもいろいろと取り組んで行きたいと考えています。

参考 2022.8.14
レヴィから一言 業務システム開発におけるデータモデリングについて行われていた勉強会について紹介されています。リンクを辿っていけば勉強会の資料にアクセスできるので、データモデリングについて学びたい方にはよい教材になるかもしれません。「データモデリングを後輩に伝えていきたい」という想いが述べられていますが「Balusを使って一緒にモデリングする」というのもその良い方法になるのではないかと思います。

参考 2022.8.13
レヴィから一言 クラウド人材管理システム「カオナビ」の開発チーム構築について、経緯や問題、そして問題を解決した方法について紹介されています。観察に基づいて試行錯誤しながら組織に「チーム開発」が馴染んでいく様子が書かれています。

参考 2022.8.12
レヴィから一言 変化の激しい時代の組織のあり方について述べられたショート記事です。「多様性なくして新しい価値は生み出せない」という立場から、多様性のあるチームの特徴やつくり方について解説しています。具体的な方策として挙げられている「二強対立モデル」というのははじめて聞いた話で参考になりました。

参考 2022.8.11
レヴィから一言 良いプロダクト仮説の立て方について、ストーリー仕立てでわかりやすく解説してくれている記事です。「単なる感想や疑問の羅列になっている」「ユーザーではなく自分たちの状況や課題を書いてしまっている」などの仮説記述のアンチパターンが紹介されていたり、<事実>と<仮定>の区別について例を挙げて説明してくれています。

イベント 2022.8.10
レヴィから一言 バルテスさんによる、上流工程に関する無料のセミナーです。上流工程において「少しの手間」を掛けることで、品質とコストに大きな効果をあげる事ができるポイントを、専門家からお聞きできるようです。3件の炎上実例も紹介されるとのことで、面白そうです。

参考 2022.8.9
レヴィから一言 BCP(事業継続計画)のための社内システムの見直しやDXの推進など、これからのビジネスではICTを扱う部門/人材がますます必要となってきますが、中小企業ではICT全般を担当する人がいない(ゼロ情シス)または1人だけ(ひとり情シス)という状態も多いようです。調査結果に基づいて計算すると、日本の企業から「ゼロ/ひとり情シス」をなくすにはあらたに39万人の情報人材が必要になるという衝撃的な数字が出てくるようです。

イベント 2022.8.8
設計モデリングLT会 - vol.4
引用元:connpass/ラクス
レヴィから一言 ラクスさんが開催するLTイベントで「設計モデリング」がテーマとして扱われます。毎回、モデリングに関する議論や事例がたくさん出てきて、とても勉強になります。前回のレヴィからの発表についてはこちらをご覧下さい。今回はモデルを活用した上流設計の具体例を紹介したいと考えています。

参考 2022.8.7
レヴィから一言 「要件定義」に焦点をあて、そもそも要件定義とは何か?、基本的な進め方、必要なスキル、成功させるポイントなどを整理して解説してくれている入門記事です。「必要なスキル」のところにドキュメンテーションスキルはあるのですが、モデリングスキルが入っていませんでした。レヴィとしては、モデリングスキルが必要&有効だと言いたいところです。

参考 2022.8.6
レヴィから一言 日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)でたまに掲載されるインタビュー記事です。いろいろな企業の情シス的な人のインタビューが載っています。今回は製薬会社の情シスの方からお話を聞いていて、グローバルなお仕事の話やコロナ禍での苦労などが紹介されています。「補助輪なしの自転車に乗る」という形で「できないことに取り組むこと」を表現して、チャレンジの大切さについても語っています。

イベント 2022.8.5
レヴィから一言 システムズエンジニアリングを国際的に普及するための活動を行っているINCOSEから権威を呼んで「Systems Engineering Vision 2035」に関連した最新のお話を聞ける機会です。無料かつオンラインなので、ご関心のある方は参加してみると良さそうです。

参考 2022.8.4
レヴィから一言 「誰も教えてくれなかったアジャイル開発」の概要紹介記事です。インセプションデッキを使って目的・方向性について合意をとるプロセスについて解説されています。合意を得るというのは「ちょうどいい抽象度」で「チームメンバーの頭の中が一致する」ように話をしなければならず、なかなか難しい作業です。Balusを使うとそのへんが上手くできるはずなので、Balus上でインセプションデッキをつくってみるというのをオススメしておきます。

ニュース 2022.8.3
レヴィから一言 京都大学が主催している次世代の中高生を対象とした「SDGsリーダー育成プログラム」で「システム思考」ことが中核的な育成能力として扱われています。「社会問題の背景にある課題を整理し、複数の課題の関係性を分析することにより、統合的な解決へとリーチするための方策を導き出す」にはシステム思考が必要だというところ、アグリーです。

参考 2022.8.2
レヴィから一言 いろいろなノーコードツールがリリースされ、企業のDXなどにも活用されているところですが、WebAR(体験側にアプリのインストールなどが不要でWebからすぐ利用できるAR)をノーコードでサクッとつくるツールなんかもあるようなので、ピックアップです。新江ノ島水族館のカフェなどでも使われているようです。

参考 2022.8.1
レヴィから一言 ジャーニー本で著名な市ヶ谷さんによるnote記事で、「対話」について考えがまとめられています。対話を自分一人ではたどり着けないところに行くための「機会」と捉えよう的なことが書いてあります。

参考 2022.7.31
レヴィから一言 「超速で成果を出す アジャイル仕事術」の概要紹介記事です。アジャイル仕事術に必要な力として「構想力」「俊敏力」「適応力」「連携力」「共創力」を定義して、アジャイル的な仕事プロセスにおける位置づけが紹介されています。それぞれの力の詳細については書籍を読まないとならないようです。

参考 2022.7.30
レヴィから一言 解雇されたプログラマーがソースプログラムを引き渡さないで企業側が大きな損害を被ったという事件について訴訟の流れや結果が紹介されています。どのようにしたのかは記事からは不明ですが、実質的にソースプログラムが失われる状態になったらしく、非はプログラマーにありながら「ないものはない」で企業側が痛手を追ったという形になったようです。

参考 2022.7.29
「アジャイル」は「テキトー」とは違う
引用元:ITmediaエンタープライズ
レヴィから一言 日本ではアジャイル開発に取り組む企業は2014年度から2021年度までに11%から17%に増加したに過ぎず、盛り上がっているとは言えない。アジャイルを「テキトー」と解釈して「なんちゃってアジャイル開発」になっている会社もある。という状況認識からはじまって、あらためてアジャイル・パラダイムの効能について整理している記事です。

参考 2022.7.28
レヴィから一言 本来ユーザエクスペリエンス(UX)を改善するために導入しているシステムが、逆にUXを損なっている現場として、回転ずしチェーンでの例が挙げられています。「相手に伝わることを最優先に」「顧客が求める価値は何か?」を大事にしないと、価値を生み出すどころか、価値を損なうシステムができてしまうというお話です。

参考 2022.7.27
レヴィから一言 ジャーニー本で著名な市ヶ谷さんによる書籍紹介の記事です。「組織を芯からアジャイルにする26の作戦」の概要が紹介されています。26の作戦を「『組織が変わる』の切り口」「フラクタル・アジャイル」「組織を変える力」などのいくつかのかたまりに分類して俯瞰しています。内容が気になったら、書籍を買ってみましょう。

イベント 2022.7.26
レヴィから一言 レヴィからもよく発表している、ラクスさんのLTイベントです。いつも盛り上がるので、興味があるテーマの時にはのぞいてみるのがオススメです。今回は「UI/UXデザイナー」の皆さんのLTが聞けるようです。目次としては「インクリメンタルなプロダクトのUI構築戦略」「GUI余白入門」などがあがっていて、面白そうです。

参考 2022.7.25
『進化思考』における間違った進化理解の解説
引用元:かめふじハカセの本草学研究室
レヴィから一言 本ページのPickup Booksのコーナーでも紹介している「進化思考」について、進化学の観点から用語や概念が違うよという批判をしている記事です。学術としての「進化」の専門家が書いているのではないかと思います。この記事に対して著者からの反論記事なども出ているので、そちらとあわせて読むと面白いです。そもそも進化に関する学術の本ではないので、用語や概念の正確さにケチを入れてもしかたがないと思うのですが、注目されるとこのような「専門家」が湧くのはよくあることかもしれません。

参考 2022.7.24
レヴィから一言 事業やプロダクト開発における「意思決定」についての解説記事です。正解や勝ちパターンがない新規事業や新製品開発において、確実性とスピード感の両方が求められるというジレンマに対して「バリューデザイン・シンタックス」というフレームワークが紹介されています。レヴィ的にはこのフレームワークをビューとモデルで説明することもできるので、Balusで実践することも可能です!

イベント 2022.7.23
レヴィから一言 「要求水準が高い」「多数の部署と連携」「規制が強い」「大規模な設備投資が必要」という複雑・困難なプロジェクトへの挑み方について、具体的な医薬品開発のプロジェクトの実例も含めたお話を聞けるオンラインセミナーです。実際に成果が出た具体例の話が聞けるのはとてもいいですね。S&T(戦略と戦術)ツリーの活用がキーになっているようで、こちらのブログに同じ主催者グループによるS&Tツリーに関する記事があります。

参考 2022.7.22
レヴィから一言 新しいプロダクトを開発するために結成されたチームのお話に沿ってプロダクトマネジメントや開発組織のあり方について解説してくれています。登場人物の会話という形で記事が進んでいくので、イメージしやすく分かりやすいです。一回目の記事は最初に答えるべき問いや仮説について取り上げられています。

イベント 2022.7.21
レヴィから一言 ソフトウェア設計の世界で著名な増田さんによる講演を聞ける機会です。お話の内容として「良い設計を目指す意味」「設計スタイルの選択」「ドメインモデル方式とクラス設計」「ソースコードの自己文書化」「設計スキルの学び方」などが挙げられていてとても面白そうです。

参考 2022.7.20
レヴィから一言 プロジェクトマネジメントに関するメソッドや考え方を体系化したPMBOKの内容に沿って、実例も挙げながらいろいろと学べる記事シリーズです。これまでにステークホルダやプロジェクト・ライフサイクルなどの解説や、日本におけるPMを話題にしたインタビュー記事などが掲載されています。

ニュース 2022.7.19
誰しもが価値あるモノ・コトづくりができるデザイン人材の育成
引用元:PR TIMES/ネットイヤーグループ株式会社
レヴィから一言 デザイン思考による人間中心設計(HCD)の人材を育てるサービスがリリースされたという記事です。HCDの専門家によるサポートのもと、資格取得などを目指せるようです。レヴィは「システム思考」人材を育てるサービスを展開しているので、組み合わせればものすごい価値創造人材が育成できるかもしれません。

イベント 2022.7.18
レヴィから一言 PMがとるべきテスト戦略について、専門家の話を聞いたりディスカッションしたりする無料のオンラインセミナーです。「要求が多い」「納期が短い」「複雑な設計」のプロダクト開発における「報われるテスト」がどんなものなのか、考えてみたいですね。

参考 2022.7.17
レヴィから一言 VUCAな社会における価値創造に有効な考え方として「統合思考」「アナロジー思考」「転換思考」をとりあげて、それぞれについての図解や練習問題も含めて掲載してくれているシリーズ記事です。今回ピックアップした記事では「抽象化」が挙げられています。抽象化は、システムモデルを描くときにも重要になってきます。

イベント 2022.7.16
レヴィから一言 DXの代表的な対象の一つに「マーケティング」があります。デジタルシフトさんが、マーケティングDXに関する無料セミナーを開催するとのことなので、ピックアップです。マーケティングとシステム(CRMやMA)の両方の視点から顧客体験を改善する考え方や事例を紹介してくれるようです。

参考 2022.7.15
レヴィから一言 プロダクトの設計における「デザイン要件」について書かれた記事です。。ビジネスやシステムの観点だけから抽出した要件は、デザインのアウトプットを実現するために必要な機能要件とイコールとは限らないから、デザインコンセプトやデザインのビューからの要件の定義が必要だというお話です。デザイン要件の例なども書かれていてとてもわかりやすいです。

参考 2022.7.14
レヴィから一言 不確実な時代に素早く適応してビジネスを変革し続けていくためにはビジネスそのものの超高速開発が必要で、そのためには改善サイクルを回すための「データ」が必要です。しかし多くの企業でデータが「サイロ化」してしまって、そのままだと活用できないという課題について書かれた記事です。後半ではそのソリューションとして「インフォマティカ」が紹介されています。

イベント 2022.7.13
レヴィから一言 企業内では完結しない/ソフトウェアだけでは完結しない複雑なシステムの開発でアジャイル開発に取り組む際に大きな課題となる「スピードと品質の両立」に関する無料のセミナーです。スピーディにテストケースを再利用するノウハウや技術、テストから見た設計の自動化などのお話が聞けるようです。

イベント 2022.7.12
レヴィから一言 リモートマネジメントに課題を抱えるマネージャー・組織長、人事・人材開発担当者を対象に、リモートでチームのエンゲージを上げていく方法などについてお話を聞ける機会です。「わちゃわちゃマネジメント」という方法論が紹介されるようです。取り組みの例として「テレフォンショッキング式ランチ会」「リモート筋トレ」「オフィスのシリコンバレー化」などが挙げられていて、少なくとも字面では面白そうです。

参考 2022.7.11
レヴィから一言 「日本企業はなぜイノベーションを起こせないのか」という問に対してよくある回答である「組織の在り方」「リーダーシップの在り方」「日本の教育システム自体」といったものではなく「そもそもイノベーションの定義を間違えて理解しているから」という回答をして、その心を書いている記事です。例としてセグウェイとZoomの話が取り上げられて比較しています。

参考 2022.7.10
レヴィから一言 マイクロソフトが発表したAIシステムの開発標準フレームワークについて公開されています。公平性、信頼性と安全性、プライバシーとセキュリティ、包括性、透明性、説明責任のような観点からシステム設計における意思決定のガイドラインが示されています。システムの中にAIが当たり前のように組み込まれる中、純粋に技術的なことだけでなく「責任」についても考えていかなければなりません。

参考 2022.7.9
レヴィから一言 DXを阻む「人」の問題を「魔のデッドロック」として整理して説明している記事です。魔のデッドロックは「システムが古いけど投資する余力がない」「DXで目指す姿がわからない」「属人性が強い」の三つ巴のことを言っているようです。このデッドロックを紐解いていくと「人」の気持ちや視点の対立になっていきます。組織内でDXなどの「変化」を実現しようとすると、最後は「人」の問題に行き着きますよね、たしかに。

参考 2022.7.8
レヴィから一言 ゲームのUIデザインのワークフロー、よくある問題、必要な視点について書かれている記事です。ワークフローとよくある問題については、ゲームUIに限らずシステム開発一般にも当てはまるものなので、参考になると思います。必要な視点としては「嬉しさ」や「ワクワク・ドキドキ」などゲームに特有のものが取り上げられていました。

イベント 2022.7.7
レヴィから一言 チームのあり方、つくり方、成果などに焦点を当てた講演・トークイベントが見逃し配信をしています。無料で登録すると視聴できるようです。野中郁次郎先生の講演をはじめ、いろいろな会社のチームに関する講演やトークが聞けるようです。組織づくりに興味があったり困っている人は視聴してみるといいかもしれません。

参考 2022.7.6
レヴィから一言 API開発のプロセスを「コードファースト」「APIファースト」「デザインファースト」に分類してそれぞれの特徴を見た上で、デザインファーストがいいよねという記事です。デザインファーストは「目的と機能を定義するコントラクトを記述する」からはじめるプロセスのことを指すようです。プロセスの話も勉強になりましたが、驚いたのは世界のソフトウェア開発者2700万人のうち1900万人はAPI開発者と書いてあることです。本当でしょうか?API開発者の定義次第かもしれませんが、そんなに多いのか、という印象です。

参考 2022.7.5
レヴィから一言 小惑星からのサンプルリターンを成し遂げ、その成果や拡張ミッションへの展開が最近話題になっている「はやぶさ2」のプロジェクトマネージャーによるお話が紹介されています。内容は「はやぶさ2」ではなく主に「はやぶさ」のもので、チームづくりや新メンバー育成などに関わるお話になっています。

イベント 2022.7.4
レヴィから一言 エンジニア向けの無料セミナーで「システムを一段上の視点から見ましょう」という内容を扱ったもののようです。技術的バックグラウンドを理解した上での変化への対応や、システムをメタな視点で見る「アーキテクチャ視点」などの話題について、専門家のお話を聞くことができます。

参考 2022.7.3
レヴィから一言 企業において従業員の能力の再開発・再教育を行う「リスキング」の対象スキルとしてプロジェクトマネジメントが取り上げられています。「リスキング」でWeb検索すると「DX時代の」や「DXのための」とあわせて記述しているページが多いことが分かります。PMスキルはまさにDXに必要そうですね。記事の中ではレヴィのサービスでも重要視している「共通認識の構築」や「認識齟齬の抑制」の必要性も取り上げられています。

参考 2022.7.2
レヴィから一言 DXの上流工程に関する記事です。「まともなデータモデルが含まれない上流工程は失敗」という小見出しがあるように、上流工程における肝がデータモデルにあるとし、あるべきデータモデルの形について解説しています。レヴィのBalusを使えば、DXに関連するステークホルダ(DX推進担当者、現場の実務担当者、システム開発者など)の間で共通認識を得ながらモデルをつくることができます。詳しいデータモデルをつくるのは技術者に任せるとしても、データ構造の大枠についてはステークホルダの間で対話しながら合意を得ておくとよいはずです。(ピックアップというより、レヴィの宣伝になってしまいました。)

参考 2022.7.1
レヴィから一言 日本のプロジェクトが成功率低下の原因を「効率を目指す」「投入リソースを削る」というマインドセットにあるとし、それを「効果を目指す」「アウトカムを最大化する」に変えていくべきと主張しています。そしてそのためのプロジェクトマネジメント組織のあり方として、プロジェクトを横断して組織全体を見るEPMOと、各プロジェクトに対して成功を支援するPMOの2層からなる構造を提案している記事です。後半では失敗するPMO、成功するPMOの特徴もまとめられています。

イベント 2022.6.30
Agile Tech EXPO 2022
引用元:Agile Tech EXPO
レヴィから一言 「社会をちょっと良くするテクノロジーを学び、ちょっと先の未来の話をするオンラインコミュニティ」であるアジャテクのカンファレンスです。アジャイルやテクノロジーにちょっとでも興味のある方であれば、どなたでも無料ということなので、基調講演の情報などを見ながら参加を検討してみてはいかがでしょうか?ソフトウェアだけかと思いきや、空飛ぶクルマなどについても講演があるようです。

参考 2022.6.29
レヴィから一言 アジャイルな時代のソフトウェアテストに、ミューテーションテストやカオスエンジニアリングなどの方法がマッチしているのではないかという記事です。バグ発見の確率的なモデルを提示して、テストの効率や、実質的な効果などについて解説してくれています。テストのどこを自動化して、どこを自動化しないのか、一度立ち止まって戦略を考えるとよいかもしれません。

参考 2022.6.28
レヴィから一言 子供のころからプロジェクトマネジメントスキルを磨いておこうという記事です。小さいころからコツコツ身につければ、すごいPMになるかもしれませんね。①目標設定・計画・実行という行動習慣を身につける、②プロジェクト期間を長くしていくという流れで子供にPMを体験させていく方法が解説されています。レヴィにも子供を対象にしたシステムデザイン教育の実践例があるので、あわせてご覧下さい。

参考 2022.6.27
レヴィから一言 VUCAな社会における価値創造に有効な考え方として「統合思考」「アナロジー思考」「転換思考」をとりあげて、それぞれについての図解や練習問題も含めて掲載してくれているシリーズ記事です。今回ピックアップしたの「統合思考」の後編であり、システム思考と重なる部分も多々あります。思考法というよりは、具体的なフレームワークや類型などが書かれているので、すぐに試しみることもできそうです。

参考 2022.6.26
レヴィから一言 近日発売の書籍「超速で成果を出す アジャイル仕事術 」の内容紹介記事です。「これからは、組織に依存するのではなく、一人ひとりが自立(自律)した真のプロフェッショナルにならざるを得ない。」という時代的な背景において、仕事人がどうあるべきかをアジャイルの考え方に基づいて組み立てています。前後編のこの紹介記事だけでもだいぶ言いたいことが分かってくる気がします。

ニュース 2022.6.25
レヴィから一言 ノーコード/ローコード開発ツールとも言えるkintoneを使った業務用システムの構築を支援する「相談サービス」のリリース記事です。このサービスを利用すると、kintoneのテンプレートを提供を受けた上でオンライン会議形式で技術的なアドバイスなどを受けることができるようです。実はレヴィも最近「無料相談会」をはじめました。レヴィの無料相談会でシステムの上流について考えた上で、今回ピックアップしたようなサービスを使ってシステムを具体化していくというのもよいかもしれません。

参考 2022.6.24
レヴィから一言 「研修」をシステムとして捉えれば、研修の設計もシステムデザインの一種です。ピックアップした記事では、研修設計のフレームワークやテクニックについて解説してくれています。ADDIEモデルやメリルの第一原理など「学び・指導の設計」に関する有名どころの考え方が取り上げられています。研修サービスを多く提供しているレヴィも研修設計のためのKATAを持っていて、それはBalus上のビューのセットで表現することができます。

イベント 2022.6.23
レヴィから一言 スクラムを実践していく中で現れる課題に対して「ロールプレイ」というアプローチで解決を試みるワークショップイベントです。「解決するかも」「方法がみつかるかも」とあるので、ワークショップを通してみんなで試してみる、考えてみるというスタイルっぽいです。それはそれで楽しそうですね!

参考 2022.6.22
レヴィから一言 ソフトウェアやWebコンテンツのアクセシビリティについて、設計の原則とベストプラクティスを紹介してくれている記事です。チェックと調整に使えるリスト(十戒)やプラットフォームごとに作成された具体的な検証ツールなども紹介されています。翻訳記事なので一部誤訳があって、この記事自体のアクセシビリティはちょっと低いかもしれません。

参考 2022.6.21
レヴィから一言 気候政策を考えるための政策シミュレータ「En-ROADS」と、その構造やモデルをシステム思考の側面から紹介している記事です。En-ROADSはどなたでもアクセスできていろいろな施策を試すことができるので面白いです。En-ROADSの中で使われている計算モデルの構造やその背景にあるエネルギー需給の因果関係などがシステムモデルで表されています。

参考 2022.6.21
TOCの基本の考え方
引用元:日本TOC協会
レヴィから一言 経営者や組織運営者のバイブル的な本「The Goal」で普及した制約理論(TOC:Theory Of Constraints)について基本的な考え方が解説されているわかりやすい記事です。日本TOC協会という組織があるようで、そこでまとめられたものです。TOCの基盤となっているのはレヴィが扱っている「システム思考」です。Balusを使ってTOCに沿った組織運営を実現できないか、考えてみたいところです。

ニュース 2022.6.20
レヴィから一言 情報サービス産業協会(JISA)による情報技術の動向に関する報告書が発表されました。報告書本体は購入しないと見ることができませんが、ページ下部からアクセスできる概要は無料で閲覧できます。2021年の新傾向として、長らく大きな変動がなかった「組み込みOS」でSIの実績が増加したなどが挙げられています。

参考 2022.6.19
レヴィから一言 「行動観察」の第一人者による講演のレポート記事です。リフレームやアブダクションといった概念から「インサイト」を説明し、インサイトに基づく価値創造について体系的に説明してくれています。後半ではシステム思考の「氷山モデル」に基づいて観察と推論のあるべき姿について解説しています。

参考 2022.6.18
レヴィから一言 データドリブン経営を目指したけど「効果的なアクションにつながらない」「取り組む課題が小さくROIが合わない」のような課題を持っている経営者向けの無料オンラインセミナーです。データドリブン経営につながる問題発見・課題設定の力をどう伸ばすか?や、マネジメント側の役割などについてお話を聞けるようです。

参考 2022.6.17
レヴィから一言 アメリカの調査会社による調査の結果、アプリケーション開発者の間でアジャイルへの移行が進んでいる一方で、なかなか移行できずウォーターフォール型の開発や経営も残っているという記事です。理由として「経験不足であるという自己認識」や「文化の創造普及が簡単にできると思っている誤解」などが挙げられています

参考 2022.6.16
レヴィから一言 組織運営や業務にアジャイルを適用する「組織アジャイル」の(DX文脈における)必要性と具体的な方法について解説されています。組織全体でバックログをつくっていくときの階層間における粒度の違いとトレース、「ふりかえり」と「むきなおり」にによる適応プロセスなど、組織アジャイルの重要なポイントが述べられています。

参考 2022.6.15
レヴィから一言 システム構成図の描き方に関するQiita記事です。わかりにくいシステム構成図の例と課題を挙げて、わかりやすくするにはどうしたらよいかを解説してくれています。「製品名称ではなく役割を書く」「データと処理を書き分ける」「データの流れと制御の流れを書き分ける」などのポイントが挙げられています。

参考 2022.6.14
レヴィから一言 システム思考とは?なぜ重要?ビジネスに取り入れるには具体的にどんな方法が?と言ったことを基本的な言葉で解説している入門記事です。システム思考に含まれるツールとして「ループ図」「時系列パターン」「システムダイナミクスモデリング」などが紹介されています。実際にビジネスの場面でこれらのツールを使うには、この記事の解説内容だけでは厳しいと思いますが、基本的な言葉や定義を知るにはちょうどよさそうです。

ニュース 2022.6.13
レヴィから一言 ドローンの社会実装に向けてシステムズエンジニアリング的な手法(特にモデルベースな手法)を用いてリスクの分析・アセスメントを効果的に行う手法を開発しているという取り組みのプレスリリースです。基本構想の設計イメージは複数のシステムモデルを俯瞰的に見るビューモデルのような形で描かれています。モデルベースな手法がどのように、そしてどこまで有用なのか、続きが気になる取り組みです。

イベント 2022.6.12
オブジェクト指向LT会 vol.4 #ooltjp
引用元:connpass/ラクス
レヴィから一言 株式会社ラクスさんによるLT会です。毎回100人以上の視聴者が集まり、だいぶ盛り上がります。今回のテーマは「オブジェクト指向」ということで、システムモデリングともだいぶ関係が深い内容です。レヴィメンバーからの発表もあるので、ピックアップしました。

参考 2022.6.11
レヴィから一言 「行動観察」の第一人者による講演のレポート記事です。イノベーションを阻害する組織の3つの壁として「no risk, high return だと証明しろ」と言われる<意思決定の壁>、「人、時間、予算は無いけれど頑張れ」と言われる<リソースの壁>、「ウチの部署は関係ございません」と言われる<横連携の壁>が挙げられています。いずれも「うわー」となりそうな壁です。記事の後半ではおの壁を取り払うための組織のりフレームについて解説しています。

参考 2022.6.10
レヴィから一言 システムイノベーションセンター(SIC)の「流通とシステム化分科会」の活動について紹介されています。ビジネスや経済にとってとても重要かつ複雑になりがちな「流通システム」についてあるべき姿やアーキテクチャを議論する分科会のようです。

参考 2022.6.9
レヴィから一言 以前、DXを含めたトランスフォーメーションに対応するためのパターン(略称トラパタ)を公開していたIPAが、今後は「大人の学びパターン(略称まなパタ)」を公開しました。学びに関するマインド、デザイン、実践方法など、大人の継続的な学びを促すためのパターンがまとめられています。

参考 2022.6.8
レヴィから一言 複雑さやシステム思考について書かれたnoteを見つけたのでピックアップです。①の複雑系について書かれた記事では複雑系科学の視点を「「相互作用の世界観」と表現し<相互作用>が要点であると言っています。確かに、その通りですね。そしてシステムモデルに相当する「相互作用の可視化と整理」が非常に強力な思考の武器と言っています。Balusを使えば、非常に強力な思考の武器をみんなで・チームで使えます!

参考 2022.6.7
レヴィから一言 一般社団法人日本情報システム・ユーザー協会が毎年公開している企業におけるIT利用・人材育成などの動向調査の、2022年版が公開されました。「IT組織の重視する機能・能力」として「ITを用いた業務の改善」が大きく票を集めています。「業務DXできる人」が欲しいということですね。単にITやAIに詳しいだけでなく、業務部門とコミュニケーションして課題を抽出して、経営層現場層と対話しながら進めていかなければならないので、人材育成も一筋縄ではいかないかもしれません。レヴィ的には、そのような場面にこそBalusが使えます!と言っておきます。

イベント 2022.6.6
レヴィから一言 情報処理推進機構が実施するDX関連のランチタイム勉強会です。毎週水曜日の昼に30分という短い時間で12回シリーズとして実施されるとのことです。お昼ごはんを食べながらサクッと参加できる時間なところがいいですよね。タイトルとしては「DX時代のソフトウェア開発とは?何をどのように作るのか」「DXから考えるAIとの関係とは?効果と効率と未来と」などが並んでいます。

参考 2022.6.5
レヴィから一言 VUCAな社会における価値創造に有効な考え方として「統合思考」「アナロジー思考」「転換思考」をとりあげて、それぞれについての図解や練習問題も含めて掲載してくれている記事です。前編で書かれている「統合思考」はシステム思考と重なる部分もあります。思考法というよりは、かなり具体的なフレームワークに近い形で書かれているので、すぐに試しみることもできそうです。

参考 2022.6.4
レヴィから一言 要件定義や基本設計などの上流工程に関する初歩的・入門的記事はよくピックアップしてきたのですが、詳細設計以降についてはあまり取り上げていなかったなと思い、詳細設計に関する記事で公開日が新しいものを一つ紹介します。詳細設計フェーズの位置づけ、役割、成果物について基本的な事柄をまとめてくれています。さらに成果物の例としてシステムモデルが取り上げられており、クラス図、モジュール構造図、アクティビティ図、シーケンス図などが紹介されています。

参考 2022.6.3
レヴィから一言 技術系の仕事にありがちな「問題解決能力が高いゆえに、技術スキルと仕事のヒエラルキーが逆転する」という状況について、問題の構造を図示して説明してくれています。分業化や依頼ルートに起因して悪い意味での組織学習が進み、できる人に負荷が集中するという話です。解決策も書いてくれているのですが、最終的には「残された手段は長期休職か部署移動か転職(退職)しかない」とあり切実です。

イベント 2022.6.2
新しいビジネスモデルを考える 〜事業創出と商品開発の違い〜
引用元:PR Times/キュレーションズ株式会社
レヴィから一言 事業創出に関する無料のオンラインセミナーです。事業創出は単なる「新商品開発」と違って新しいビジネスモデルを生み出すものであると定義して、そのための具体的なアクションについて専門家の話を聞けるようです。「ビジネスモデルにはそれほど多くのパターンはありません」「それらパターンのうちどれかを起点にマネタイズを考えれば」とあるので、パターンやフレームワーク的な話が聞けると思われます。

参考 2022.6.1
レヴィから一言 プロジェクトのトラブル解決大全 小さな問題から大炎上まで使える「プロの火消し術86」という書籍の紹介記事です。大きいものも小さいものも「何かが起きるのを防ぐ」のは無理なので、何かが起きることは前提で、火種をどように検知するか、火種を大きな火にしないようにするにはどうしたらいいかについて、実践的なテクニックが書かれている書籍のようです。記事では書籍冒頭の「最初の準備編」のエッセンスについて紹介しています。

イベント 2022.6.2
レヴィから一言 業務システムやSaaSプロダクトのデザインに関する無料のオンラインセミナーです。キーワードとしてHCD(人間中心設計)やOOUI(オブジェクト指向UI)が挙げられており、専門家による解説を聞くことができるようです。対象として「DX事業部など、新たに業務システムやSaaSの新規構築や改善を予定している方」や「OOUIやHCDというキーワードはなんとなく知っているが、よくわからないという方」などが挙げられています。

参考 2022.6.1
レヴィから一言 1ヶ月前に発売されたばかりの書籍「良いコード/悪いコードで学ぶ設計入門」の著者による解説記事です。書籍のエッセンスや対象の話と合わせて、理想形を知ることでコードや設計の正体(良し悪し)が決まるという話が述べられています。

参考 2022.5.31
レヴィから一言 製造業におけるDXをテーマにした講演会のレポート記事です。講演の1つ目は経産省のDXレポートの政策担当官によるお話で、アーキテクチャ設計の話やDX推進の障害となる「思い込みや過去の成功体験」、仮説検証のプロセスなどについて触れられています。2つ目はPLM(Product Lifecycle Managemen)のサービス化について、PLMメーカーの視点からメリットなどが語られています。

参考 2022.5.30
レヴィから一言 ビジネスをゲームに見立ててアジャイル経営的な話をするのか、ビジネスゲームという種類のゲーム(ゲームとしてビジネスのやりとりやプロセスを疑似体験するもの。教育教材やワークショップなどに使われる。)のアジャイル版なのか分からなかったのですが、後者の話でした。ゲームを立案する4ステップが紹介されており、ゲームに限らずワークショップや話し合いの場を設計する際に使えそうです。

イベント 2022.5.29
レヴィから一言 DDD(ドメイン駆動設計)の実践・解説で著名な増田さんによる勉強会です。ドメインモデルパターンによるクラス設計に挑戦しているエンジニアチームの現場報告が聞けるようです。オンゴーイングでトライされている実践の話を聞ける、かつ、座談会形式で増田さんを含めたディスカッションを聞けるとのことで、とても勉強になりそうですね。

参考 2022.5.28
レヴィから一言 DXなどを進めていく時の組織内のハードルや対立について語られている対談記事です。「情シス対DX推進部」のようなよく見られる場面で、対立ではなく協働・協調でやっていくにはどうしたらいいかについて議論されています。「どちらが正しいか」で争うのではなくお互いが主張している背景をきちんと理解した上で共通基盤をつくっていくという話が展開されています。

参考 2022.5.27
レヴィから一言 ビジネスモデルやマーケティング、消費者行動と価値の変化などビジネスに影響を与える要素のことを「ビジネスの仕掛け」と名付けて、DXに必要な仕掛けについて解説している記事です。ビジネスの4つの分類や、ビジネスの9つの仕掛けなど、タイプ別に整理してくれています。

イベント 2022.5.26
レヴィから一言 経産省系の独立行政法人RIETIが主催する無料のオンラインセミナーです。複数組織による共同・共創、HCDやデザイン思考アプローチ、アジャイル、経営マネジメントなどの話題について、基調講演やパネルディスカッションがあるとのことです。

参考 2022.5.25
レヴィから一言 いくつかの質問に答えると「あなたは◯◯タイプ」みたいな診断結果が出る、占いというか分類的なやつのエンジニア版です。質問は一つ前の記事にあり、今回ピックアップした記事では5つの分類のうち3つについて紹介されています。その3つは「チームワークや人とのつながりを大切にする人」「アーキテクト的な人」「ビジネスが気になる人」で、いずれもBalusを使うといいことがありそうなタイプでした。

ニュース 2022.5.24
レヴィから一言 エンジニアや起業家が気軽につながるプラットフォーム「ハッカー飯」というサービスに関するリリースニュースです。興味のあるテーマを通してマッチングして会話したり、勉強会(サービス中では「食事会」と表記)的なことをパッと開催して気軽に参加するというサービスのようです。ハッカーを「技術や知識でアイデアを形にする人々」と定義して、ハッカー同士がフラッとサクッと出会って話すというプラットフォームのようです。

参考 2022.5.23
レヴィから一言 「要件定義」とは何か?について要求定義との違い、基本的な流れ、進め方などが紹介されている記事です。RASIS、EA、5W2Hなどの「要件定義漏れを防ぐためのフレームワーク」が紹介されていたり、「要件定義に行く前に客先の業務・業界について調べる」「要件定義の担当者と開発メンバーとの仲を深めることが大切」のような準備やコツも紹介されています。

ニュース 2022.5.22
レヴィから一言 大日本印刷株式会社(DNP)のプレスリリース記事で、アジャイルを体験できるボードゲーム教材を開発したいうものです。どんなゲームなのか、体験してみたいですね。レヴィもシステム開発を体験できるゲーム「ペジテの自転車」を研修サービスの一環として使っています。こちらに特設サイトを公開しているので、ぜひご覧になって下さい。1~2ヶ月に1回程度のペースで体験会もやっています!

参考 2022.5.20
レヴィから一言 タイトルだけ見て、弊社のBalusでソフトウェア設計したりテストモデルをつくったりすることかな?と思ってつい開いた記事です。あっちのバルスでした。中身は崩壊コマンド機能としての「バルス」について、設計開発プロセスがどんなんだったのかを考えているというものです。どうやってテストしたかについては疑問形で終わっています。

ニュース 2022.5.19
レヴィから一言 デジタル庁が公開した政府相互運用性フレームワーク(GIF)について紹介されている記事です。異なる情報システム間でデータをやりとりするためのデータフォーマットや標準が制定されているとのことです。行政データではとっくにやっている話かと思ったのですが、そうでもなかったのですね。国際標準的なものがあるのか、あるとしたらそれらとは乖離していないのかなども気になるところです。

参考 2022.5.18
レヴィから一言 サービスやマーケティングに関するデータ分析について、基本的なプロセスと、知っておいた方がいいフレームワーク、そして分析方法について紹介してくれている記事です。フレームワークはデータ分析のものではなく、SWOT分析や4Pなどの一般的で俯瞰的なものです。紹介されているもののうちロジックツリーなどはもろにシステムモデルですし、それ以外のものもBalusを使えば対話しながら協調型で使っていくことができると思います。

参考 2022.5.17
レヴィから一言 日本のIT業界のヤバさをこれでもかと言うくらい強調して批判している記事です。もはや日本にしかない(らしい)人月商売のITベンダーが「無理して飛び出さなくても大丈夫ですよ。私たちがそばに寄り添っているじゃありませんか」と言ってゆでガエル状態のユーザ企業を湯の中に引き止めている、という表現がなかなか分かりやすかったです。

イベント 2022.5.16
レヴィから一言 慶応SDMの白坂先生らが登壇されるDADCのイベントです。現在DADCでは「社会や産業構造を変革するアーキテクチャ設計のテーマを民間企業から募集」しているらしく、その意図や実例などを聞けるようです。セッション内容としては「アーキテクチャ設計の解説」「民間企業からのアイデア持ち込みの仕組みと実例」「スタートアップがDADCを使ってできること」とあり、スタートアップやベンチャーなども対象に入るそうです。

参考 2022.5.15
レヴィから一言 プロダクト開発の課題へのアプローチを説いた本「プロダクト・レッド・オーガニゼーション 顧客と組織と成長をつなぐプロダクト主導型の構築」の著者との対談記事です。データ駆動であること、初期はPMF指標にこだわること、価格設定に注意すること、ユーザからフィードバックを得られる関係づくりなどPLO(プロダクト主導型組織)としてあるべき姿が語られて入ります。

参考 2022.5.14
レヴィから一言 設計開発者としての仕事にやりがいを持つためには「納得する設計」を追わなければダメだという記事です。シニアエンジニアが経験的に「ここはこうした方がよい」と指示したことに対して盲目的に従うのではなく、その背景や根拠も得て納得するようにしようと言っています。やりがいの話に限らず、本当によい設計をするという意味でも、背景の共有・意図の確認・納得はとても大事ですね。

イベント 2022.5.13
開発組織の品質改善推進!PMO組織の役割と仕事
引用元:TECH PLAY/株式会社ラクス
レヴィから一言 多数のBtoB SaaSを手掛けるラクスさんによる、PMO組織をテーマとした無料の座談会イベントです。「 不具合やインシデントの分析で得られたノウハウ、成功事例を集約し、良い再発防止策・品質向上策を 組織に広げる」という役割を担っているというPMO組織について具体的な事例に基づいて紹介してくれるとのことです(採用に向けたイベント色が強そうです)開催が昼休みの時間なので、ご飯食べながらサクッと聞けそうなところがよいですね。

ニュース 2022.5.12
レヴィから一言 「身につけたいITスキルや知識」に関する調査結果概要が紹介されています。身につけたいITスキルとして人気なのは、統計学的知識やプログラミングであり、なんと「システム設計」はだんとつでビリでした。システム設計、とても重要だし、何をするにも基盤になるのですけどね…システムデザインの重要性と有用性を広めていくのが我々のやるべきことだなと改めて思いました。

参考 2022.5.11
レヴィから一言 ソフトウェア設計におけるシステムモデル活用の一大領域であるDDD(ドメイン駆動開発)に関する記事です。DDDに関する最近の海外のイベントに参加したら、日本とは異なる潮流に出くわしたという内容です。記事中で紹介されている「ビジネス理解とシステム設計を同時にやってしまうイベントストーミング」はBalusでやるとめっちゃ効果的だと思います!

参考 2022.5.10
レヴィから一言 ラクスさんが開催しているプロジェクトマネジメントTips LT会のまとめ記事です。過去の発表スライドがまとめられていて、流し見していくだけでもPM力が上がった気になってきます。LTイベントや勉強会でスキルを高めていくというのはとても有効だし、とてもお得ですよね。実は明日開催されるこのイベント(vol.4)ではレヴィの取り組みに関する発表もあります。ぎりぎりまで参加申込みできるようなので、ぜひご覧下さい。

参考 2022.5.9
レヴィから一言 ユーザー企業と共に内製化を実現する「共創型SIer」を掲げるBeeXさんによる記事です。システムの内製化実現に欠かせない技術以外のスキルとして「クラウドサービスの特徴を理解し、最適な組み合わせを選ぶスキル」「個人のノウハウをチームのノウハウに発展させるスキル」「ユーザー企業の業務を理解し、課題化するスキル」が挙げられています。1番目と3番目はまさにシステムデザインのスキルですね。2番目のスキル(機能と言ってもいいかもしれません)がとても重要なこともアグリーです。Balusを上手く使えばこの機能が高まるというのを我々も目指しています。

参考 2022.5.8
レヴィから一言 新型コロナの感染者数の増減についてシステム思考アプローチで考えたりシミュレーションしたりした結果について紹介されている記事です。感染者数の変化ダイナミクスを因果ループ図で表現したり、SIRモデル(病気の感染や流行の伝播などを表現する基本的なシステムダイナミクスモデル)でシミュレーションしたりしています。記事の後半ではより細かい挙動のモデル化とシミュレーションとしてMAS(マルチエージェントシミュレーション)が使われています。MASについてはSDLの三浦が公開している解説記事もあるので、あわせてご覧下さい。

イベント 2022.5.7
レヴィから一言 DDDに関するテーマを細かく分けて1つにつき10分で解説するシリーズのようです。YouTubeライブで視聴する形式なので、サクッと見れそうですね。開催日時に都合が悪くても、後からアーカイブ視聴できるとのことです。高凝集/低結合というキーワードがツボ感があっていいですね。

参考 2022.5.6
レヴィから一言 度重なる不具合で「複雑システム開発の難しさと設計の重要性」の見本市のような事例となったみずほ銀行システムの件について、DXレポートの内容と照らし合わせて問題点をあらためて整理している記事です。「サクラダファミリアのようなシステムでは変化に対応できず、本来『変化に対応するために』創られたシステムが、変化の重し、足を引っ張るものになってしまった」とまとめられています。変化につよい複雑システムをつくるというのは、難しいことではありますがこれからはますます必要なことと言えますね。

参考 2022.5.5
レヴィから一言 こどもの日なので、こどものシステム思考に関する記事をピックアップしてみました。「学習する組織」で有名なピーター・センゲの別の著書「The Triple Focus」の中に出てくる「子供によるシステム思考」の話の紹介記事です。6歳の子どもたちがが因果ループ的なモデルを描いて「どうして僕たちは遊び場でケンカしてしまうのか」について考えている動画と、その時の因果ループ図が載っています。すごかわいいです。

参考 2022.5.4
レヴィから一言 「カイゼン・ジャーニー」や「正しいものを正しくつくる」の市谷さんがゲストのトークイベントの動画が視聴できます。DXの本質を理解していない経営陣やプロジェクト関係者を「荒ぶるDX四天王」と類型化して対策も含めて紹介しています。四天王として屏風のトラDX、裸の王様DX、大本営発表DX、眉間に皺寄せてやるDXが挙げられていますが「ククク…奴は四天王の中でも最弱」と言われてしまう噛ませ犬は誰なのか気になります。

参考 2022.5.3
レヴィから一言 コンテンツ配信サービス「note」のプロダクトマネジメントチームに関する紹介している記事です。PdMチームを立ち上げる経緯やPdM登用の考え方、社内說明も含めた様々な課題などが紹介されています。後半では、「ビジネス的な目標がこれだから、プロダクトはこう作ろう」という考え方ではなく因果ループ的な図として描かれた「グロースモデル」を指針として共有しているという話や、「意識合わせ」と「データの可視化」が重要だよねという話が続きます。

参考 2022.5.2
レヴィから一言 アジャイル開発の方法論や考え方はソフトウェア開発以外の領域にも活用できるよという記事です。アジャイルから学んだ対話の思想と工夫を駆使して、上司や周囲の人たちと一緒に勤務時間にまつわる課題を解決したという例が紹介されています。「自己開示」「救援要請」「問題vs.私たち」などの考え方は、いろいろなところで役立ちそうですね。

ニュース 2022.5.1
レヴィから一言 Googleのチームが開発した自然言語処理AIが「人間のジョークを認識して、それを説明した」という記事です。このAIは例えば「私は4月6日に家族の元に航空便で行こうとしたが、母が『素晴らしい、ちょうどその夜にお父さんが自作の詩を朗読するのよ』というので7日にした」という入力に対して「詩を聞きたくないから1日遅らせた」という出力が出せるようです。すごいですね。システムデザインの世界でもそのうち(もしくはすぐに)、AIが設計意図を解釈したり的確なレビューをしてくれたりするようになるかもしれません。

参考 2022.4.30
レヴィから一言 自分たちで寄稿した記事をピックアップします。応用物理学会学会誌「応用物理」にレヴィの記事が掲載されました。小型人工衛星の開発課題からスタートとして、対話型のモデリングにたどり着き、「研究」すらシステムとして捉えて設計していくというような内容の記事になっています。本文がPDFで公開されているので、ぜひご覧になってみて下さい。

参考 2022.4.29
レヴィから一言 「夏まつり」をプロジェクトとしてとらえた題材を通して、プロジェクトマネジメントのフレームワークが紹介されている記事です。住んでいる場所だけが共通で、年齢・職業・価値観が大きく異るメンバーが集まるので、認識合わせなどが並のプロジェクトよりずっと難しそうですね。記事では関係者内で認識の齟齬をなくすためのフレームワークとしてBOSCAR(背景・目的・範囲・制約・前提・成果)が解説されています。

参考 2022.4.28
レヴィから一言 図解 組織開発入門という書籍の著者の対談記事です。行き先を曖昧にすると全員が不幸になる現象を「誰バス問題」と称して経営者のあり方やミッション、ビジョン、MBO(目標管理)などについて整理した上で、組織の目線が合っているのかどうかがわかる「12の価値軸」というものが紹介されています。

参考 2022.4.27
レヴィから一言 すでに社会の様々なところで応用されている機械学習について、初学者が「なっとく」しながら学ぶことができるとの謳い文句の書籍が紹介されていました。すでにそうですし、将来は必ずに近い形で「システム開発」と言ったら機械学習などのAIを含むようになる気がするので、システム開発にどんな形であれば関わるかたは、基本的な概念や内容をおさえておいた方がいいかもしれませんね。ピックアップした記事では、紹介されている本を読むにあたっての前提知識と、本を通して身につけることのできるスキルセットが明示されています。※本の中身までは読まずにピックアップしているので、本が良いものかどうかは分からずです。

ニュース 2022.4.26
レヴィから一言 PMIさんが国内の優れたプロジェクトを表彰する「PM Award 2022」のエントリーを募集しているようです。今回で2回目の開催であり、前回の最優秀賞は「AI画像診断技術によるインドで10万人に結核診断アクセスを支援する社会貢献プロジェクト」(NTTデータ)らしいです。趣旨から考えて、おそらくプロジェクトの内容や成果だけでなく、プロジェクトマネジメントの工夫なども評価ポイントになるのではないかと思います。われこそは、というプロジェクトの例がありましたら応募してみるとよいかもしれません。

イベント 2022.4.25
レヴィから一言 「顧客インタビューで真のニーズを捉えるには」をテーマにした無料のオンラインセミナーです。ビジネス変革(BX)のコンサルなどを手掛けるキュレーションズさんの専門家による解説で、インタビューの基本的な考え方、手法、ヒントなどが聞けるとのことです。経営層やDX推進担当者にオススメとあります。レヴィでは、Balusでシステムモデルを一緒に描きながらインタビューするという独自の手法をとっています。

ニュース 2022.4.24
レヴィから一言 企業のDXへの取り組み状況や対応する人材の課題の実態把握を目的としてIPAが毎年実施している調査の2021年度の結果が発表されました。一つ前(2020年度)との差も整理されています。大きな傾向は変わっておらず、引き続きIT人材の「量」の不足、スキル向上の動機づけ、事業戦略と個人のキャリア戦略のマッチングなどの課題が大きいようです。

ニュース 2022.4.23
レヴィから一言 DXなどに関連するコンサルティングや投資を手掛けるシグマクシスグループから「日本企業のリアルに即した」と銘打ったアジャイルの本が発売されました。目次には「らしさ」にとらわれないアジャイル開発、アジャイルの型にこだわっては合意できない、アジャイルでも欠かせぬシナリオテストやデータ移行などの見出しが並んでいます。

参考 2022.4.22
レヴィから一言 長年の経験で培われた設計や開発の知恵を「本」にまとめて形式化したよという記事です。情報システムの勘所としてデータ駆動設計、適用分野についての土地勘、業務知識と設計スキル、スコープ決定、データベース設計、システム責任者の意思決定、企画立案の規格化、目的手段展開、概念データモデリング、暗黙知の継承、システム開発方法論、業務ドメインの解明、協働による業務設計、実データを使った設計検証、RDBの意義、複数アクターの把握が挙げられています。この目次だけでも価値がありそうですね。

参考 2022.4.21
レヴィから一言 開発期間が一昔前よりもだいぶ長くなって、モチベーションの維持が課題となっているゲーム開発者の組織づくりについて書かれた記事です。個人がやりたいことと、プロジェクトとしてやって欲しいこと、キャリアとゲームの完成をどう調整していくかなど、なかなか難しそうです。そのような個人↔プロジェクトの調整のことに加え、採用や組織体制などについても紹介されています。マーベラスさんでは「エンジニアはひとつの部(横断的な部)に所属していて様々なプロジェクトに参加する」というマトリクス型の組織にしているようです。

参考 2022.4.20
レヴィから一言 大規模プラントなどを手掛ける日揮の専門家によるマネジメントテクノロジーのサイトです。プロジェクトマネジメントやシステムズエンジニアリングなどに関してリッチな文章記事が掲載されていて、とても勉強になります。今回はサイト全体をピックアップですが、そのうち各記事についてもピックアップしてみたいと思います。

参考 2022.4.19
レヴィから一言 昨年11月に公開されたIPAのDX実践手引書「ITシステム構築編」に、さっそくの改訂版が出たようです。「スサノオ・フレームワーク」というやたら強そうな名前のフレームワークが印象的な資料でしたが、どのように改訂が入ったのかも気になりますね。「変革規模」「組織成熟度」などの指標を導入したり、DXにおけるセキュリティの考え方について追記したなどが改訂ポイントのようです。

イベント 2022.4.18
レヴィから一言 プロジェクトマネジメントの、特に「計画の見える化」に焦点をあてた無料のオンラインワークショップのようです。中身としては「プロジェクト構想(ODSC)の作り方」「プロジェクトネットワーク図の作り方」「見積もり日数、リソースの設定」などが並んでいます。対応する課題としては「プロジェクトが複雑で進捗状況が把握できない」「課題解決が後手後手で解決するまでプロジェクトが停滞してしまう」「大きな手戻りが頻発してプロジェクトが長期化する」などが挙げられています。最後の「手戻り」についてはPMだけでなくSE(システム工学)の方も重要かもしれませんね。

参考 2022.4.17
レヴィから一言 IoTやAIの発達とともに様々なプロダクトやサービスが提案されてきた「コネクテッドヘルス」の分野について、ビジネスの視点んでも患者側の視点でも大きな利益を生み出す可能性があるとしつつ、それを実現していくための人材やスキルに不足があるよという記事です。不足しているスキルとしてシステム思考、相互運用性、エンジニアリング、人間中心設計などが挙げられています。システム思考!です。

ニュース 2022.4.16
レヴィから一言 「はじめての設計をやり抜くための本」という本が14年ぶりに改訂版を出すよという記事です。プログラミング技術の習得の次のステップとしてシステム設計技術が必要ですよという位置づけで書かれているようです。外部設計、内部設計、アーキテクチャ、設計の目的と意義などが大きな目次として並んでいて、勉強になりそうです。そのうちPickup Booksで紹介しようかなと思います。

参考 2022.4.15
レヴィから一言 コマツによる設計に関する問題解決について紹介されている記事です。「製品要求が複雑化・多様化し、高品質でタイムリーな開発が求められる中で設計者はみんな忙しい」という問題状況に対して「なんか忙しいね」で終わってしまっていたところにメスを入れて、「設計根拠の共有」を軸としたDXに取り組んだという内容でした。設計根拠の共有、とても大事ですよね。

イベント 2022.4.14
レヴィから一言 一般社団法人システムイノベーションセンターによる「システム科学」に関する連続講座です。「システム科学の歴史」からはじまってモデリング、AI、ネットワークなどのタイトルと各分野で著名な専門家の講師名が並んでいます。全部修了すると「特別システム人」の称号をもらえるとのことです。すごそうです。

参考 2022.4.13
レヴィから一言 たまたまあまり聞いたことがなかったのですが、4IR(第4次産業革命)というのがトレンドワードらしいです。インダストリー4.0の方はだいぶ聞いたことがあります。その辺のワードに関係する記事からピックアップです。教育と産学連携に関して意見されています。レヴィとしても「つなげる」が大事だと思っているので、理論や応用をつなげて学ぶ「STEM教育」が重要なのはアグリーです。

参考 2022.4.12
レヴィから一言 すでに大きな事業を確固たる方法とプロセスで展開していてなかなか動きがとりずらい大企業がディスラプター(創造的な破壊者)に対抗するためにDXによる自己破壊(自分で創造的な破壊を起こす)を起こすというストーリーを、ベネッセの具体的な取り組みを軸に紹介している記事です。DXを「デジタルシフト」「インテグレーション」「ディスラプション」の3ステップに分けて捉えているところなど、とてもわかりやすいです。

参考 2022.4.11
レヴィから一言 レヴィの創業メンバーとも縁が深いJAXAの取り組み紹介記事に、MBSEの話が登場しています。技術のフロントローディングというキーワードで先端技術の初期検討や前倒し検証に取り組んでいて、そのためのミッション初期検討にMBSEが有効だよという話です。

参考 2022.4.10
レヴィから一言 漫画「キングダム」の作者である原泰久さんの対談記事の一つです。原さんはもともとSEで、システム設計をやっていたようです。「こういうシステムを作ってくださいってゴールだけが決まっていて、あとは自由な状況って居心地が良いんですよね。」と言っているので、すごく設計力が高そうです。漫画家やキングダムという一見全く関係なさそうなところでシステムデザインの話が出てきたのでついピックアップです。この記事とは関係ないですが、キングダムの各国を会社に見立てたこちらのサイトがちょっと面白いです。どの会社もなぜか経営部局と営業部局しかないです。

参考 2022.4.9
レヴィから一言 ビジネス系SNS「LinkedIn」の営業チームが「XAI(説明可能なAI)」を導入したところ、業績が大きく上がったという記事です。AIによる判断を人間にとって理解・解釈可能な形で提供するというXAIの分野は現在シリコンバレーで多額の投資を集めているらしいです。この記事ではLinkedInの営業チームがXAIではないAIを導入してから、自社内の試行錯誤でXAIを開発&活用するストーリーが紹介されています。

参考 2022.4.8
レヴィから一言 竹中工務店さんの、建設現場におけるDXの例について書かれた記事です。創業から400年!の長寿企業である竹中工務店が建設現場における課題にどう挑んだのかが紹介されています。ロボット、ドローン、遠隔クレーン、IoTの活用など、かなりハイテクな建設現場になっているんだなという感じがしました。レヴィでは竹中工務店さんにシステム思考の研修を提供した事例もあるので、ぜひご覧下さい。

イベント 2022.4.7
レヴィから一言 DXに関する経営者向けの無料のセミナーのようです。不動産・建築業界においてRPAの活用で無駄な業務を減らした成功事例を題材に、具体的なRPAの活用方法やノウハウが聞けるとのことです。イベントページではDXではなく全て「IT化」と書いてあるのは何かこだわりや意図があるのでしょうか?分からないです。

参考 2022.4.6
レヴィから一言 事業成長のゴール設定や取得すべきデータを見つけるための「プロダクト指標」の使い方や考え方について、わかりやすく書いてくれている記事です。フォーカス指標やバリューモーメントなどの概念を導入して、指標づくりのポイントについて解説しています。後半では実際にKPIを設定してく作業のフレームワークについて、具体例を交えて紹介してくれているので、トライしてみようかなという気になってきます。Balusを使って議論するとスムーズな気がします。

参考 2022.4.5
レヴィから一言 対象をシステムとして考える際の重要なポイントや着目点が端的にまとめてあるページがあったので、ピックアップです。「集合内の階層と関係」「全体の機能と目的」「集合と環境の相互作用」など6つのポイントにまとめられて、それぞれに簡単な説明がついています。サクッと読めて確認や全体把握にはよさそうなのですが、それぞれのポイントに関する説明は簡単過ぎて薄いので、ちゃんと理解したい場合には不足です。きちんと理解していきたいという場合は、例えばレヴィが公開しているシステム思考ガイドブックなどをご参照下さい。

参考 2022.4.4
レヴィから一言 EC開設サービスプラットホーム「STORES」のプロダクトマネージャさんによる記事です。コロナ禍でネットショップ開設の需要が爆発的に増加した際に「クレカ決済への移行に時間と手間がかかる」というイシューが顕在化し、その解決にどのように取り組んだかが具体的に紹介されています。「一枚絵によってチーム内のコンテキストを高める」など共通認識の構築に力点を置いていたようです。

イベント 2022.4.3
レヴィから一言 「アカデミックな心理学」の視点からデータの測定方法や処理方法について専門家のお話を聞くことのできる無料セミナーのようです。対象として「使いやすい,わかりやすいなどのユーザビリティ,UXを評価したい方」「顧客のより本質的なニーズにたどり着きたい方」などが挙げられており、製品デザインに活用できそうです。

参考 2022.4.2
レヴィから一言 「顧客起点の体験デザイン」を組織内で普及や水平展開するには?というお話の記事です。前編から見ていかないとちょっとわかりづらいかもしれません。浸透する前は「やらないことを大きなリスクと認識とせず、リソースを別のことに割きたい人」がいるので、「やらないとビジネスやプロジェクトにおいてこういうリスクが発生する可能性があります」と言い続ける人が必要と議論が。そしてその人はCDOやCXOなどのリーダー的なポジションである必要があると主張しています。確かに、という感じです。

参考 2022.4.1
レヴィから一言 エイプリルフールなので嘘にちなんで「ソフトウェア開発の見積もり」についての記事をピックアップです。ソフトウェア開発に限らずシステム開発の見積もりでは悪意のある「嘘」ではないのですが「外れる」ことも多いですよね。その辺も踏まえて、見積もりのステップやポイントについてわかりやすく紹介されています。最終的には「正確に見積もるのが不可能なことも多いので、合意が重要」という感じです。

参考 2022.3.31
レヴィから一言 2018年に経産省が公開したDXレポートは「想定と逆方向の反応が多かった」としてアンチパターンを紹介しています。DXレポートで伝えたかったこととは真逆に「新しいビジネスモデルを考えるのではなく、既存のITシステムを延命させるテクノロジーが活性化されてしまい、本質である経営課題の解決が先送りになってしまった」そうです。もしかしたら、書き方が悪かったかもしれませんね。記事ではその反省点やコロナ禍を踏まえ更新したDXレポート2.1や2.2についても詳しく紹介しています。

参考 2022.3.30
レヴィから一言 特許庁が公開している研究開発型スタートアップ向けの「モデル契約書」について紹介されています。スタートアップや大学と事業会社が協力してオープンイノベーションを目指す際の契約や交渉においての注意点やポイントが豊富な例や資料としてまとめられています。実は制作にレヴィメンバーが関わって活躍しているということで、ピックアップです。

参考 2022.3.29
レヴィから一言 400店以上の飲食店やホテルなどを多角的に経営するDDホールディングスのシステム部門の人による記事です。部分最適化された業務をうまく統合して全体最適となるシステムの構築に挑んだ例が、採用を含む人事系のワークフローを題材にして紹介されています。

イベント 2022.3.28
レヴィから一言 システムズエンジニアリングの国際的な専門組織である〈INCOSE〉の日本支部にあたる〈JCOSE〉が開催するワークショップです。今回は自動運転システムの安全設計、運用設計に関するモデリングや分析アプローチについて紹介・解説されるようです。後半ではSystem Safetyについてのパネルディスカッションもあり、最新の情報や専門家の見解を聞くことができそうです。

イベント 2022.3.27
レヴィから一言 JALによるクラウド活用についてお話を聞くことができる無料のセミナーです。マルチクラウド、ハイブリッドクラウドなどがキーワードとして挙がっています。紹介されるソリューションはOrcle VMware Cloudのようです。レヴィではJALグループのJALEさんにDX/業務改革に関するセミナーやワークショップを提供してことがあります。そちらの事例もぜひご覧下さい。

参考 2022.3.26
レヴィから一言 「ビジネスの課題設定ができない現場」という問題に対する「マーケティング」と「イノベーション」という視点からのアプローチについて書かれた記事です。全体戦略の不在や認知バイアスなどのアンチパターンも含めて、ポイントが紹介されています。

参考 2022.3.25
レヴィから一言 「DX」という言葉の提唱者であるエリック・ストルターマンによって「DX」があらためて再定義されたよという記事です。「人々の生活のあらゆる側面に、デジタル技術が引き起こしたり、影響を与える変化のこと」として定義されたDXですが、提唱者が意図していない形で解釈される場面も多くなり(特に日本で多いようです)、あらためて整理しているとのことです。社会のDX、公共のDX、民間のDXの3つに構造化されて再定義されています。

参考 2022.3.24
レヴィから一言 サービスのマイクロ化、マイクロサービスの開発に焦点をあてて、それが上手くいかないアンチパターンや重要なポイントを解説している翻訳記事です。「マイクロサービスは目標ではない」や「分散と分解は等価ではない」など持つべきマインドセットも紹介されています。いくつかの事例も挙げられていて、その一つは火星探査機Mars Climate Orbiterの失敗談でした。制御システムの分散化に失敗した例として取り上げられています。

参考 2022.3.23
レヴィから一言 ビジネスでは「素早い意思決定」が必要だと言われる場面が多いですが、そのような直感には反して「すぐに決めない」リーダーこそがよい解を導き出せるという変わった視点からの記事です。「無意識に決めない」のではなく「自覚的に決めない」ことと、対話に基づいた意思決定をするということが重要というところが主張の肝になっています。

イベント 2022.3.22
レヴィから一言 ビジネスシーンでのUI/UXのアプローチを、様々なエキスパートから聞くことができる無料のカンファレンスセミナーです。UXリサーチや人材育成、デザインマネジメントの話から、行政DX、市民参画、メタバースの話まで、幅広く話題が用意されているようです。アーカイブ配信もあるようなのでありがたいですね。

参考 2022.3.21
レヴィから一言 ユーザーをどんどん取り合うサブスク戦国時代において「ユーザーを夢中にさせる」「愛着を持ってファンになってもらう」ための仕掛けにゲーミフィケーションが活用できるという記事です。普段遊んでいるゲームにはユーザーを「迷わせない」「飽きさせない」「ワクワクさせる」といったおもてなしの要素がふんだんに盛り込まれていて、それがサブスク型のWebサービスに応用できるとしています。ゲーミフィケーションを「課題」「報酬」「交流」の3つの要素に分解して考えたり、具体例と取り上げるなど、わかりやすくて参考になります。

参考 2022.3.20
レヴィから一言 テレワーク中のコミュニケーションログから組織やプロジェクト内における人的ネットワークを生成し、それを分析することで分断や過負荷などの課題を抽出したという面白い分析結果が紹介されています。ネットワークの構造や中心性を見ることで、チームが階層的かフラットかが分かったり、高い業務負荷がかかっている社員を見つけたり、マネジメントやフォローが行き届いていない人を検出したりしています。

参考 2022.3.19
レヴィから一言 「組織・チームのあり方の変化に関する意識調査」の結果を紹介している記事です。10年前というと東日本大震災よりも後ですし、そんなに昔な感じはしませんが「トップダウンで物事を進める」が管理職に求められること第一位というのは衝撃的な気がします。現在はやはり対話や適応が重要視されているようです。その理由としては、働き方が多様化した、市場環境が変化・複雑化した、状況の変化が早くなったなどが挙げられています。

イベント 2022.3.18
レヴィから一言 レッドジャーニーの市谷さんによるプロダクトマネージャー向けの無料講演です。「プロダクトの対象とするユーザーやその状況がわかっているようでわからない。あるいは、わかっているつもりで実は解像度が足りていない。もしくは作り手それぞれの中にユーザー理解のヒントはあるかもしれないがチーム内で連結できていない。」というような課題への処方箋を解説してくれるっぽいです。

参考 2022.3.17
レヴィから一言 「組織のネコ」という働き方について、著者との対談形式で紹介している記事です。組織の中の人や、組織そのものをライオン、トラ、イヌ、ネコなどのタイプにわけて働き方やパフォーマンス、キャリアなどについて考え、「会社のプロ」ではなく「仕事のプロ」を目指そうという主張をしています。

イベント 2022.3.16
レヴィから一言 CCPM:Critical Chain Project Management(クリティカルチェーンマネジメント)の導入方法を解説する無料のオンラインセミナーです。成果が出るまでどのくらい掛かるのか?どんな準備をしたら良いのか?何を指標に成否を判定すれば良いのか?など、導入と実践に際しての様々な疑問に答えてくれるそうです。解説書としては「Project Management進化論」が挙げられています。

参考 2022.3.15
レヴィから一言 NTTデータによる、プロジェクトマネジメントの側面から見たDXに関する提言記事です。DXの定義、特徴、よくあるパターン、ステークホルダの全体像などを俯瞰した上で、上流工程の粗さに起因する問題や課題を具体例を含めて紹介しています。そして最後に「最上流工程」としてスコープとステークホルダの定義などの工程を設置することを提案しています。最上流工程で抽出・定義するべきことがからがよくまとまっています。

イベント 2022.3.14
レヴィから一言 システム開発やDXについてたくさんのウェビナーを実施するようで、プログラムが紹介されています。申し込み画面までしかチェックできていませんが、たぶん無料ではないかなと思います(違っていたらすいません)。「デジタル時代の変革と体験から考える3つのX」「企業はどこまでアジャイル開発、DevOps、内製化に取り組めているのか?」「「Webデータベース」「ノーコード」の課題 ~結局エンジニアが必要に~」などの他、40件以上のタイトルが並んでいます。

ニュース 2022.3.13
レヴィから一言 AIをつかった工場向け異常検知サービスのリリース紹介記事です。AIを伴うシステムの実社会での応用が増えてきました。データの蓄積、モデルの更新など、AIならではの要求やフローがあるので、AIを伴わない従来のシステム開発とは設計の勘所やプロセスが異なってくる可能性もあります。ピックアップした記事のサービスでは「ユーザーみずから再学習させられる」としていて、再学習やチューニングに専門家が不要でユーザ企業自身が実行できるようにしてあるようです。

参考 2022.3.12
レヴィから一言 少し古い論文ですが、ソフトシステムズメソッド(SSM)による問題解決の意義や特徴がよくまとまっているのと、ゲーミングという観点で様々な意思決定のタイプについて述べていて面白い&参考になるのでピックアップしました。私達がBalusでやってることやシステミングはSSMの概念に近い気がしています。

参考 2022.3.11
レヴィから一言 「焚き火をちゃんと着火させる」という活動を題材にして、プロジェクトマネジメントで重要なことを説明しているわかりやすい記事です。確実に着火させるためのベストプラクティスであるファイアートライアングルを取り上げ、その要素をプロジェクトマネジメントの要素と対比しながら話が展開していきます。システムズエンジニアリングもこんな感じで「わかりやすい題材や比喩」があるといいなと思って探し中です。

参考 2022.3.10
レヴィから一言 事業コンセプトを考える際のフレームワーク的なもの(記事では「テンプレート」としています)として「ABCモデル」が紹介されています。顧客課題/ニーズのAsIs仮設/ToBe仮設やプロダクトの機能に関する仮設立案および検証に使えるとのことです。システムモデルのような形式で記述できるテンプレートを埋めるという感じになっていて、パッと使うことができそうです。一つだけですが実例も載っています。

その他 2022.3.9
レヴィから一言 最近いたるところで「DX人材が求められる」と聞きますが、そんな願いを一蹴する現実的なつぶやきがまとめられていました。「どこかに神はいるかもしれないが、もしいたとしてその会社を助けるに足る理由は?」「お金持ちの大企業には、DX人材の様な神は降臨するかもしれないし、コンサルの様な傭兵部隊も雇える」「中堅企業は、神も傭兵も雇うお金がなく、若者から離職したりする」など、確かにと思わざるを得ない悲しい現実がまとめられています。

イベント 2022.3.8
レヴィから一言 AI/DXに関連する人材育成やコンサルティングを扱っている株式会社STANDARDさんによる無料セミナーです。「DX人材の育成方法・プランニング」のポイントを、530社以上の実践に基づいて解説してくれるとのことです。セミナー概要を見るとDX人材とは「最新のデジタル技術の知見を持ちビジネスに活用できる」と定義されています。イベントタグには「AI」とあるので、「最新のデジタル技術」という部分がAIなのだと思います。申し込みさえしておけばセミだー動画がもらえるっぽいです。

参考 2022.3.7
レヴィから一言 マーケティングの領域の話ですが、「判断の構造化」という話題も入っていたのでピックアップしてみました。データに基づいて客観的に考えていく「統計的思考」の方については陥りやすいミスも含めてちゃんと紹介されているのですが、「判断の構造化」については観念的な形でしか書かれていませんでした。ここを、システムモデルを使って記述できるとさらによいのではないかなと思いながら読んでいました。

参考 2022.3.6
レヴィから一言 いろいろな分野でクラウドかつ機械学習を伴うシステムが増えているところなので、そのようなシステムを構築する際に活用できるサービスの紹介記事をピックアップです。今回はGoogleの機械学習サービスの一覧です。AIを学ぶためのサービス、API、開発用のライブラリなどがまとめられています。

参考 2022.3.5
レヴィから一言 Goodpatchさんによるソフトウェア構造設計のワークショップの様子が解説を含めて公開されている記事です。モデルベースなUI設計の進め方や考え方などが、ワークショップに参加していない人でもサクッと分かるように紹介されています。画面で考えるな!モデルで考えるんだ!という内容になっていて、モデリングの民としてはとても参考になりますし、勇気づけられます。

参考 2022.3.4
レヴィから一言 アジャイル、スクラム、マトリクス型組織など、よく耳にするキーワードについて、デンソーのような大きな会社で実践している例について書かれた記事です。権限移譲やスクラムの進行について、独自の工夫も含めて具体的に書かれているので、参考になります。

参考 2022.3.3
レヴィから一言 採用管理システム「HERP」の開発におけるスクラムの実践紹介記事です。開発の体制・スタイル・特徴などが具体的に掲載されていて参考になります。「要件定義」をしない(社内でその単語が存在しない)とありますが、「開発者がヒアリングをして一次情報を取得する」「メンバー同士でよく会話して認知を揃える」という形で要件定義の本質的なところには力を入れていることが分かります。要件定義書のようなものをつくらないという意味では、レヴィが公開している「システムモデルのみで上流設計を行った」というこちらの事例と同じです。ドキュメントをつくるという意味での要件定義はいらない、その代わりに認識一致と合意という本質的なところをちゃんとやろうというところにアグリーです。

ニュース 2022.3.2
レヴィから一言 プロジェクトマネジメントに関する国際的な団体であるPMIが、社会のマクロトレンドとそれがプロジェクトマネジメントに与える影響についてまとめた資料を発表しました。PR TIMESの記事には日本語版へのリンクもあります。「プロジェクトの専門家は、プロジェクトに影響を与える幅広い戦略的環境についての理解を深める必要がある」とされています。プロジェクトの対象や目的そのものだけでなく、社会や世界という大きな視野での影響まで考えなければいけないという、まさにシステム思考の話ですね。

イベント 2022.3.1
Lean Conference Japan 2022
引用元:Lean Conference Japan
レヴィから一言 「日本式の理想的経営を考える」という視点でアジャイルやリーンなどについて考える無料のカンファレンスが開催されます。SAFe(Scaled Agile Framework:企業規模でアジャイルプラクティスを実装するためのフレームワーク)の話題やDX推進組織の話題など、様々な基調講演を聞くことができるようです。開催日に参加できなくても、申込みさえしておけばビデオのURLがもらえるそうなので、とりあえず申し込んでおくというのもありですね。

参考 2022.2.28
レヴィから一言 今月はロシアによるウクライナ侵攻という大きな出来事があったので、国際政治におけるシステム思考のあり方・必要性について論じられた文献をピックアップです。少し古い論文ですが、システムとは何か、システム思考とは何か、国際システムとは何かなどを前半できちんと定義しつつ、後半ではシステム思考の視点から国際関係の認識や理解について述べられています。

参考 2022.2.27
宇宙・夢・人 Failure is not an option
引用元:ISASニュース No.491
レヴィから一言 JAXA宇宙科学研究所の広報誌からピックアップです。リンク先の最終ページでは前身となるプロジェクトの失敗からの教訓を活かして組織構造を変えた話などが出てきます(見出しにはシステムズエンジニアリングの言葉があるのですが本文には相当する記載はないようです)「失敗という選択肢はない」というのがちょっと不穏な言葉ですが、betterではなくgood enoughを選ぶなど、プロジェクト特有の状況を踏まえた意思決定が参考になりそうです。その1つ前の記事「匠の集団」も属人性や人材育成などについて書かれていて面白いです。

参考 2022.2.26
レヴィから一言 記事全体としてはシステムデザインの話とは関係ないのですが、めちゃくちゃく面白いのと、「システム構成図」という言葉が登場するのでついピックアップです。「図のところは思わずシステム構成図と書いてしまい、おじいさんたちがシステムの一部となってしまったことは申し訳なく思っている」とありますが、おじいさんたちも立派なシステムの構成要素なので申し訳なく思わなくていいですよね!。

イベント 2022.2.25
レヴィから一言 システムの設計開発に関連する知識体系や国際標準の最新動向について、専門家からの解説を聞くことのできるオープンセミナーです。最新版となるv4の公開が目前となっているSWEBOK(ソフトウェアエンジニアリング知識体系)や日本のチームが牽引して国際標準化が進められたISO/IEC 25000 SQuaREシリーズなど関連する複数の知識体系/標準について一度に概要や動向を知ることができる機会になっているようで、とても良さそうですね。

参考 2022.2.24
レヴィから一言 ビジネス上の意思決定をシステムモデルとテーブルをつかって表現するDMN(Decision Model and Notation)についての解説記事です。DMNの仕様についてはOMG(モデリングの国際的な標準化団体)のサイトなどでも見れますが、標準記述と英語のサンプルだけではどうしてもわかりづらいので、このような解説記事はありがたいですね。モデルで描くことで「こういう風にビジネス上の意思決定をするけどいいよね?」を経営者や会社のメンバーらと認識合わせしたり合意したりするのに使えるかもしれません。

参考 2022.2.23
レヴィから一言上流思考-「問題が起こる前」に解決する新しい問題解決の思考法」のレビュー記事です。問題が発生してから対処することを「下流の介入」、問題が起きないよう取り組むことを「上流の介入」として上流思考の実践方法や難しさを解説している本についてコンパクトに紹介しています。複雑な問題を解決するためには上流思考が必要だなと思った1冊でした。

参考 2022.2.22
レヴィから一言 AIや機械学習を伴うシステムを開発する場合の要求獲得や要求定義の課題、従来(AIなし)との違い、重要なポイントについて考察された論文です。「 要求エンジニアとデータサイエンティストの協業」をどう実現するかについての提案や、従来の要求工学の文献調査、「センスメイキンング理論」を用いた考察などが記述されており、面白い内容でした。

イベント 2022.2.21
Red Conference「日本の組織をRe Designする」
引用元:レッドジャーニー
レヴィから一言正しいものを正しくつくる」の市谷さんが率いるレッドジャーニー主催のカンファレンスが開催されます。「日本のDXの現在地を明らかにし、様々な組織での変革を共有するカンファレンス」とあり、野村證券/COOP/リコーなどの事例が共有されるようです。無料なので、ピンポイントで聞きたい事例を聞くというのもありですね。

イベント 2022.2.20
レヴィから一言 最近、いろいろな場面でシステムの自律化・分散化が目指されていますが、それをどう実現したらよいのか?について大家の先生からお話が聞ける機会です。「複数の協力的他者が環境中にある場合、そのネットワーク化による分散協調制御が実現されることを示す」とのことで、組織やチームなどに関する話題もあって面白そうです。

参考 2022.2.19
レヴィから一言 製品開発だけでなく、HR部門や財務部門まで含めた「組織全体でアジャイルを実践する」ためにはどうあるべきかに関して解説されている記事です。製品開発を真にアジャイルにしてイテレーションを迅速かつ最適にまわすためには、結局組織全体が同じレベルでアジャイルにならなければならないと言っています。

参考 2022.2.18
SE/MBSE導入課題と解決のヒント
引用元:YouTube/株式会社日立産業制御ソリューションズ
レヴィから一言 日立のグループ会社によるSE(システムズエンジニアリング)やMBSE(モデルベースなSE)の導入支援に関する動画です。座談会形式でSE/MBSEの導入に関するハードルや実践例について語られています。導入に関する困りごととして「社内浸透、経営層理解」が取り上げられ、ボトムアップなアプローチによる導入支援の実践例が紹介されています。

イベント 2022.2.17
レヴィから一言 IPA(情報処理推進機構)がDXに関する「お気軽な」勉強会を開催するようです。1回30min、事前参加申し込み不要、匿名/カメラ&マイクオフ参加可能、後日アーカイブ動画公開という感じで、とにかくラフに気軽に参加できる形態になっています。目次としては「失敗のアンチパターン」「戦略から施策、事例」「お悩み相談-はじめてのDX」などが挙がっています。DX推進担当などの方は気軽に参加してみてはいかがでしょうか?

ニュース 2022.2.16
レヴィから一言 Markdown構文で図を描くことのできる記法「Mermaid」がGithubでもサポートされるようになったというお知らせです。やはり図を描いて最新に保つというのは開発者の皆さんにとって必要なのですね。リンク先の記事ではネットワークグラフやシーケンス図の例が載っていますが、Mermaidでは他にもガントチャートなども描けるようです。また、NotionでもすでにMermaidで図が描けたりもするみたいです。もっと複雑な図を簡単に描きたくなったら、Balusですね。

参考 2022.2.15
レヴィから一言 IPA(情報処理推進機構)が公開している資料からピックアップです。システム設計の最初の一歩である「要求分析」や「要件定義」について、「家づくり」を例にしてストーリー仕立てで分かりやすく解説してくれています。業務システムなどのITシステムではなくあえて「家」を対象として扱うことで、要求明確化の本質やポイントについて今一度考えることのできるようになっています。

参考 2022.2.14
レヴィから一言 これからのシステムズエンジニアリングのあり方について、社会との関わり、技術的な発展の方向性、課題などをまとめたビジョンがINCOSE(システムズエンジニアリングの国際的な専門組織)により発表されました。INCOSEの日本支部にあたるJCOSEによるワークショップ(2/11ピックアップ参照)にてその概要が共有されるとのことなので、読み込む前にそちらに参加するのもよいかもしれません。

参考 2022.2.13
レヴィから一言 サービスの構造と技術選定に関する記事です。保育施設向けの各種サービスを提供しているユニファさんでの具体例を題材に、事業展開・チーム・スピードを考慮に入れたサービス設計の議論について述べられています。具体的な検討材料や各案のトレードオフ、検討結果なども含めて紹介されています。

参考 2022.2.12
レヴィから一言 ソフトウェア工学者によるセミナーのスライドです。まず、DXに向けてソフトウェア工学に必要な視点を整理した上で、これまでのソフトウェア工学のたどってきた道や知識体系(SWEBOK)について整理しています。その上でSE4BS(Software Engineering for Business and Society:ビジネスと社会のためのソフトウェア工学)という、筆者が策定に関わっている体系について紹介されています。

イベント 2022.2.11
レヴィから一言 システムズエンジニアリングの国際的な専門組織である〈INCOSE〉の日本支部にあたる〈JCOSE〉が開催するワークショップです。今回は先日開催されたばかりの「INCOSE International Workshop 2022」で行われた発表や議論が共有されます。システムエンジニアリングに関する最新の情報がゲットできそうですね。さらに、オープンディスカッションの時間もあるようなので、国内のSEコミュニティに参加したいという方にもよいきっかけになりそうです。

参考 2022.2.10
レヴィから一言 ちょっと古いブログ記事ですが、いろいろな人の主張の重要なところをまとめてあって読みやすいのでピックアップです。本文はほとんど引用なので、詳しくは引用元を見た方がいいかもしれません。日本でモデリングツールが使われない背景として、「モデリングそのものに関する知見は高いものの、実用のための知見に乏しい」「上流工程の分析よりも下流工程の実装に興味がある」「単なる表記法としてのみ用いられていて品質の向上が見られない」などの考察が挙げられています。

参考 2022.2.9
OSSテストツールを知ろう「PlantUML」
引用元:ハートランド・ザ・ワールド
レヴィから一言 記事タイトルは「テストツールを知ろう」ですが、テストツールの話とは関係なくPlantUMLについて特徴や良いところが分かりやすく紹介されています。ソースコードからモデルを生成したりテキストで管理できたりするのはいいですね。いつの間にかシーケンス図とかガントチャートなども描けるようになっていてびっくりしました。

参考 2022.2.8
レヴィから一言 業務システムのための開発手法「三要素分析法(TEA Method)」について解説や専用ツール、レファレンスモデルなどが公開されている提唱者のWebサイトです。三要素分析法では、業務システムを設計する際のモデリングのビューポイントとプロセスがまとめられています。「ゲームソフトや組込みソフトは扱えません」と対象を明確にしているところや、「ワクチン接種管理システム」をはじめ様々なモデルが例として掲載されているところなどが分かりやすくていいですね。

参考 2022.2.7
レヴィから一言 アート思考、デザイン思考、システム思考を統合して課題の認識、解決手法のデザイン、それを実現するためのシステムづくりをするという内容のワークショップの紹介と、3つの思考がイノベーションにつながるという話が載っているブログ記事です。ワークショップはMiroを使っていたようですが、Balusならさらにサクッとできる気がします。

イベント 2022.2.6
レヴィから一言正しいものを正しくつくる」の市谷さんが率いるレッドジャーニーによるコミュニティの発足イベントです。仮説検証やアジャイル開発に関する勉強会、事例共有、体験共有、情報発信などに取り組むコミュニティのようです。エンジニアコミュニティに発足時から入っておくと、いろいろと活動しやすそうなので、関心のある方にはいい機会になりそうですね。Doorkeeperから無料で参加申込みすることができます。

参考 2022.2.5
レヴィから一言 「要件定義書」「要求定義書」「要求仕様書」など似ているけど微妙に位置づけや役割が違ってややこしいドキュメントについて、整理&解説してくれている記事です。これらの定義や違いについてどこまでの範囲でコンセンサスが取れているのか分かりませんが、どのようなものでも軸となる定義を持っておけば、プロジェクトの中で登場した時にその都度認識合わせする際の観点にもなるので有用なはずです。

参考 2022.2.4
レヴィから一言 アジャイルコーチの筆者がイベントで発表したスライドを公開しているブログ記事です。アジャイルについてマネージャが持っておくべきマインドセットや行動パターンを97のリストにしてまとめています(「◯◯が知るべき97のこと」というオライリーの書籍シリーズにあやかっているようです)。ブログ記事にはリストの一覧が載っていて、スライドではその中から重要なものをいくつかピックアップして解説しています。

イベント 2022.2.3
レヴィから一言 モデルベースの要件定義手法RDRAに関する勉強会です。「ビジネスモデル2.0図鑑」から題材をとって、実際にモデリングに取り組みながらRDRAを学べるようです。RDRAそのものの詳しい解説は行われないので、RDRAについて全然知らないという方はイベントページに紹介されているページでの予習が必要です。

参考 2022.2.2
レヴィから一言 プロダクトマネジメントにおけるあるある課題として「誰の何を解決するプロダクトかがあいまい問題」「顧客要望をスムーズに集められない問題」「あの要望は今どうなっている問題」などを取り上げ、ビジネスチームとの連携方法を軸に対策の実践例を紹介してくれています。

参考 2022.2.1
レヴィから一言 MVP(実用最小限の製品)をつくって市場から重要なフィードバックを収集して顧客主導型ビジネスを推進するというモデルがスタートアップで多くの成功を生み出してきたけれど、人工知能(AI)や機械学習(ML)を含むプロダクトを扱うことが多くなってきた世界では、そのモデルには倫理的なリスクがあるから考え直した方がいいという記事です。リーンモデルの俊敏性を犠牲にすることなく、スタートアップのメンタリティに倫理性を導入するにはどうしたらよいかが語られています。

参考 2022.1.31
レヴィから一言 要件定義をテーマとしたLTイベントのレポート記事で、各LTの概要やスライドが載っています。「ガチガチ要件定義をやめるまでの奮闘記」や「要件定義とアジャイルな開発のバランス」など、とても参考になるトークとスライドを見ることができます。「3つの決めつけから見る失敗の要件定義」では ①エンジニア側への決めつけ②ビジネス側への決めつけ③既存のシステム・仕様への決めつけ が要件定義の失敗の原因としてとりあげられています。どの話も「対話」が重要になるんだなという印象を受けました。要件定義は対話の技術と言ってもいいかもしれませんね。

イベント 2022.1.30
レヴィから一言 以前もピックアップしたのですが、開催日が迫ってきた&キャンセルが出てもう少しだけ参加申込できるようなので再びピックアップです。村田機械さんのMBSEのLessons Learnedの講演はもう締め切ってしまったのですが、自動車駆動部品メーカーであるジェイテクトさんの「機能安全」に関するシステムエンジニアリング活動や、本田技研さんによるeVTOL(電動垂直離着陸機)開発におけるMBSEの活用例などの講演にはまだ間に合います。

参考 2022.1.29
レヴィから一言 「要件がよう分からんからアジャイルでやる」「アジャイルだから要件定義は不要」のような<上流設計>をないがしろにしているなんちゃってアジャイルや、なぜか上流がいいかげんになるローコード開発などが多い状況をバッサリと切っていく日経ビジネスの連載記事です。「経営者によってDXを丸投げされている状況には同情を禁じ得ないが、その愚かな経営者も最大の利害関係者としてシステム開発の上流に引っ張り込むぐらいのことをやらないとどうにもならない」というところがなかなか痛快でいいなと思いました。

参考 2022.1.28
レヴィから一言 パンデミックによる社会の大きな変化を受けて「どううまくやるか?(How)」だけでなく「何をやるか?(What)」を自ら考えられる人材育成しなければならないという話です。そのためにはPBL(課題解決型学習)でさえ受動的であり、能動的に学習する組織が必要だという流れで「システム思考」という言葉の普及につながったピーター・センゲの話などが出てきます。

参考 2022.1.27
レヴィから一言 チェンジビジョンさんによるMBSE入門のオンラインセミナーのレポート記事です。要約として関心事(ビューポイント)とモデル化の話が簡単に紹介されています。ページ下部にはセミナー動画へのリンクもあり、セミナーそのものを視聴することもできます。セミナーの中ではモデルの例としてユースケース図、要求図、コントロール構造図(STPA)など9種類の図がそれぞれ用途と共に簡単に紹介されています。

参考 2022.1.26
レヴィから一言 「ユーザにもチーム自身にも価値がなく、買ってもうらことに罪悪感を覚えるプロダクト」であるブルシット・プロダクト(おそらくグレーバーのブルシット・ジョブからの名付け)に陥ってしまうメカニズムとそれを防ぐポイントについて、ストーリー仕立ての抱負なスライドと図解で説明してくれている資料です。ゲーム理論の話、ボトルネックと全体パフォーマンスの話、組織の力学などを駆使して面白くて分かりやすい解説が描かれています。ちょっと長いけど組織やチームについて考えている人などには一読をおすすめしたくてピックアップです。

イベント 2022.1.25
レヴィから一言 ITコンサルファームの豆蔵さんが開催するオンラインセミナーです。アジャイル的な話が大きく追加されることで話題になったプロジェクトマネジメント知識体系「PMBOK」について、専門家を交えて議論する機会になっているようです。概要では「ウォーターフォールLoveなみなさん」へのセミナーはよくやられているから今回は「アジャイルLoveな皆さん」を対象にすると書いてあります。

参考 2022.1.24
レヴィから一言 たまにはモデリングに否定的な意見もピックアップしておかなければと思ってパッと見つけた記事です。あくまでも「UML」への批判であって、システムモデルそのものの価値には言及されていません。モデリングやビューの目的を意識せず図を描くルールとしてのUMLを捉えるとこのようなことが言えるのかもしれません。また、最後に引用されている経産省の資料の「各国でのモデリング手法の利用状況」が面白いです。10年以上前の古いデータにはなりますが、米国がモデリングを全然使っていなくて、インドはSysMLも含めてけっこう使っているという感じになっています。これにはどんな背景があるのか?現在はどうなのか?が気になります。

ニュース 2022.1.23
レヴィから一言 リコーさんが「みんなのデザイン思考とアジャイル」というタイトルでnoteの連載をはじめたよというプレスリリースです。「OAメーカーからデジタルサービスの会社への変革」を掲げているリコーさんによる取り組みや思想を社内外に広めるためのPRという位置づけとのことです。レヴィ的にはデザイン思考とアジャイルに加えて「システム思考」も必要じゃないかと思いつつ、記事を拝見していきたいと思います。

参考 2022.1.22
レヴィから一言 「リスキング」という最近ちらほら聞くようになったキーワードの話のうち、プロジェクトマネジメントのスキルについて取り上げられている記事です。「身につけたいITスキルは?」というビジネスパーソンへのアンケート結果では、データ解析、デジタルマーケティングに次いでプロジェクトマネジメントが3位だったようです。レヴィ的には重要だと思っているシステムアーキテクトのスキルはかなり下でした。

参考 2022.1.21
レヴィから一言 あるユースケースが実現されるのにあたってどのようなイベントがどのような順番で起こり、アクターやコンポーネントがどのようにメッセージをやりとりするかについて記述する「シーケンス図」について、描き方が解説されている記事です。掲載元のツールを使って描く場合はの話ではあるのですが、書店やレジのシステムの実例なども載っているので、広く参考にはなると思います。

参考 2022.1.20
レヴィから一言 新人POが要件定義プロセスで四苦八苦した実例について、背景なども含めてざっくばらんに紹介している記事です。ベネッセの具体的な教育系SaaSの話であり、ステークホルダとの会話などをイメージしやすい形で読めます。ガチガチのRFPを書いた結果、設計行為が答え合わせになってしまったなど、挫折と悟りと改善のプロセスがよく分かる体験談でした。

イベント 2022.1.19
レヴィから一言 3月に開催される情報処理学会全国大会のイベント企画で、アジャイル開発の<契約>に関するテーマが扱われます。同学会がアジャイル開発に即した契約のガイドラインや契約モデルを発表するなど、契約のレイヤーでも少しづつ普及していってるようです。この企画では法律側、開発側、アカデミアの有識者が登壇しての講演やパネルディスカッションが行われるようです。イベント企画は事前登録すれば無料で聴講することができます。有料の一般セッションの方では我々レヴィSDLも研究発表します。

ニュース 2022.1.18
レヴィから一言 翔泳社が開催する「ITエンジニア本大賞2022」の中で選出された書籍が発表されました。特に得票数が多かったとされる3冊のうち2冊は「進化思考」や「プロダクトマネジメントのすべて」であり、本ページのPickup Booksでも紹介している本でした。

参考 2022.1.17
レヴィから一言 システム思考でビジネスモデルを検討・検証するという内容の記事です。主に因果ループ図を使って「ストーリー・テスト」(話の筋道が通っているか)と「ナンバー・テスト」(収支が合っているか)の視点からビジネスモデルを検証するというものです。繁栄ループ、リソース補強ループ、チャネル調整ループなど、ビジネスモデルとして因果ループを理解する際のフレームも合わせて解説してくれていて目に止まったので、ちょっと古い記事ですがピックアップです。

参考 2022.1.16
レヴィから一言 IPA(情報処理推進機構)が公開している要件定義のモデルやドキュメントのサンプル集です。DFD、業務フローズ、システム機能階層図、ER図などのシステムモデルについて豊富な実例が掲載されていて、とても参考になります。モデルだけでなく様々な要件定義書や画面レイアウトなどのサンプルもあります。そのうち個別にもピックアップしたいと思います。

参考 2022.1.15
レヴィから一言 アメリカ国防総省 (DoD) のシステムエンジニアによるプロセス改善や組織設計に関する解説記事です。NASAにおけるプロポーザルと資金配分のプロセスを改善した例を題材に、デザイン思考アプローチのいろいろな施策や考え方について解説してくれています。自動翻訳っぽくて若干読みにくいので、英語が読める人は原文の方が若いやすいと思います。

参考 2022.1.14
レヴィから一言 システムモデリングにも使える作図ツールLucidchartさんのコラム記事からピックアップで、ソフトウェアアーキテクチャ設計のプロセスやベストプラクティスについて整理してくれています。プロセスとしては要件定義やプロトタイピングまで入っており、アーキテクチャ設計の定義を広くとっているようです。ベストプラクティスとしては「パターンを選ばない」「スコープクリープに注意する」などが取り上げられています。

ニュース 2022.1.13
レヴィから一言 身内の宣伝になりますが、プレスリリースが発表されていたのでニュースとしてピックアップしました。ソフトウェアのテストや品質に関するサービスを手掛けるバルテスさんと弊社レヴィの共催によるオンラインの無料セミナーを開催します。弊社代表でありSDL研究員でもある南部が、人工衛星開発を題材にして「制約」の取り扱い方について解説します。無料・オンラインで参加できるので、ご関心のある方はぜひ。

参考 2022.1.12
レヴィから一言 システム思考に基づいてSDGsなどを実現するための循環型サービスデザインフレームワーク「SiD(Symbiosis in Development)」というものが紹介されています。対象をオブジェクトレベル、ネットワークレベル、システムレベルの階層的な視点で見て環境への影響などをマッピングしていくような感じらしいです。この記事ではSiDを活用した取り組みとしてIKEAのカタログの影響評価などが取り上げられています。

参考 2022.1.11
レヴィから一言 ハーバード・ビジネス・レビューの日本語版においてプロジェクトマネジメントに関する特集が組まれるようです。「現代の経済の原動力はオペレーションからプロジェクトへと置き換わった」とあるように、企業活動におけるプロジェクトやそのマネジメントの重要性が高まっています。ピックアップした記事では特集に含まれる各論文についてそれぞれ簡単に紹介した上で過去のHBRに掲載された関連論文が掲載されています。論文は1本ごとに数百円で購入できるので、気になるものがあれば単品で買うのもよいかもしれません。

参考 2022.1.10
レヴィから一言 正しいものを正しくつくるなどで著名なレッドジャーニーの市谷氏と経産省DXやデジタル庁のキーマンの対話記事です。経産省における取り組みを題材にしてシステム開発におけるマインドセットについて語られています。サービスデザイン思考は「それを自分で使った時にどうなのかという話」、アーキテクチャ思考は「全体がこうなっているから、この部分はこうあるべきだよねという話」というまとめ方はとても分かりやすいなと思いました。

参考 2022.1.9
レヴィから一言 日経BPが主催した「ITイノベーターズサミット」の振り返り記事です。表題のサメ型リーダーとイルカ型リーダーの話をはじめ、「アジャイルだからということで、システム開発の途中で要件がどんどん追加されてしまうアジャイルごっっこ(はもうやめよう)」という話など、いろいろなディスカッションがまとめられています。

参考 2022.1.8
レヴィから一言 大きな組織の複雑なシステムを扱うエンプラ案件におけるプロダクトマネジメントのあり方について述べている記事です。PdMが伝書鳩になってしまうアンチパターンや顧客理解を深めるためのループなどについて図で示されていて分かりやすいです。やはり図の力は強いですね。

参考 2022.1.7
レヴィから一言 開発エンジニアからプロダクトマネージャに転身した筆者が「プロダクトマネージャのマインドセット」を紹介する記事の一つです。この回はトレードオフが発生した際の意思決定について焦点を当てています。意思決定フローが決まっていなかったという失敗談に基づいて、意思決定のフローやガイドラインをちゃんと決めておこうねということが主張されています。

参考 2022.1.6
レヴィから一言 PMBOKに沿ってプロジェクトマネジメントのプロセスや知識についてまとめている記事です。項目までは書いてあるのですが各項目についてはあまり説明はありません。詳しく知りたい人はPMBOKを見てねということかもしれません。改定された第7版とそれまでの違いについても述べられています。6版までは「ウォーターフォール開発」に適した思想だったけど、7版からは「アジャイル開発」に適した形に進化しているとあります。

イベント 2022.1.5
レヴィから一言 品質管理、アジャイル、DevOpsなどをテーマにしたオンラインの無料セミナーです。コープさっぽろのシステムモダン化の話が聞ける基調講演の他、品質とアジリティの両立やDevSecOps(DevOps+セキュリティ)などのセッションタイトルが並んでいます。参加登録しておけば後からアーカイブ配信も見れるようです。

参考 2022.1.4
レヴィから一言 「拉麺店の接客業務」を題材にして業務フローモデルの描き方や使い方について解説してくれている記事です。モデル要素についての説明とモデル全体の例が見れるので、初学者にとっては分かりやすいと思います。構築した業務フローモデルを使って課題を抽出することや業務フローをモデルとして記述する意義などについてもまとめられています。

参考 2022.1.3
レヴィから一言 プロダクト開発で起きがちな失敗をリストアップ&解説した上で、その回避策についてまとめている記事です。「顧客セグメントを広げ過ぎる」「ロードマップと短期施策の乖離」「前提条件のすり合わせ」など、レヴィでも少し身に覚えのある失敗談が取り上げられています。

イベント 2022.1.2
レヴィから一言 日本初のデジタルバンク、日本初のパブリッククラウドベースの銀行システム(Googleクラウド)などで昨年話題となった「みんなの銀行」の開発を題材に、システムアーキテクチャ、大規模アジャイルのプロセス、コミュニケーションツールなどについて話が聞けるオンラインイベントです。「金融基幹システム構築におけるシステムアーキテクチャ」などが気になります。主催者はアクセンチュアっぽいです。

参考 2022.1.1
レヴィから一言 デジタル庁によるデジタル社会形成に向けたシステムアーキテクチャの検討に関する記事です。新しい技術の進歩があった際や緊急事態が起こった際にも柔軟に対応できるシステムを構築するために法制度への備え・業務の備え・データの備え・アプリ機能の備え・インフラ/ネットワークの備えなどからなる「全方位の備え」を主張しています。制度からインフラまでを含む広範囲な階層においてそれぞれアーキテクチャをちゃんと考えておきましょうね、という話でした。どのようなシステムアーキテクチャが採用されるのか気になりますね。

参考 2021.12.31
レヴィから一言 12月になるといろいろな分野のAdvent Calendarが出てきて、いつも勉強になりますよね。今回はドメイン駆動設計(DDD) のアドベントカレンダーをピックアップします。スキップされている日も多く6コしか記事がありませんが、逆にサクッと全部読むことができて良かったです。モデリングについてあらためて学ぶことができました。

参考 2021.12.30
レヴィから一言 YAMAHAのWebサイトにMBSEの解説が掲載されたのでピックアップです。CASE(Connected, Autonomous, Shared & Service, Electricの略称で、近い将来の自動車のあり方を表している)の実現やSDGsへの対応に向けて、MBSEに着目しているそうです。掲載されている内容は基本的かつ教科書的な事柄ですが、簡潔にまとまっているのでサクッと読めます。

参考 2021.12.29
レヴィから一言 プロジェクトの状況やフェーズに応じてアジャイル開発寄りかウォーターフォール開発寄りかを切り替える「バイモーダル開発手法」について紹介している記事です。「不確実性」と「開発規模」の2つの軸でプロジェクト状況を把握して、適切な開発手法を選択するという手順が示されています。不確実性が高いかつ開発規模が大きい開発は難しいので、プロトタイピングや要件の絞り込みによって状況を変えることが重要であるとも主張しています。最後の方には具体的なプロジェクトにおけるバイモーダル開発の流れの例が示されていて、少しイメージすることができます。

ニュース 2021.12.28
レヴィから一言 システム開発の案件シェア・マッチングのサービスにおいて「開発案件が増えすぎて開発リソースが足りなくなっているから、ベンダーを紹介してくれた人にお金あげます!」というニュースです。DXという言葉がそこら中で聞こえてくるようになった昨今、やはり開発リソースが社会的に足りていないのですね。実装部分のリソースも足りていないのでしょうが、設計やマネジメントに関しても人材が足りていないと思われます。

参考 2021.12.27
レヴィから一言 Speeeさんが学生向けのインターンとして実施している「アジャイルによるプロダクト開発の立ち上げ体験」の内容に沿って、アジャイルの実践において重要なポイントを解説してくれている記事です。「変化を受け入れることは一貫した軸がないと成立しない」や「機能を減らしても価値提供のトップラインを落とさない」など、アジャイルの実践においてこだわるべきところや勘所をいくつか挙げています。

イベント 2021.12.26
レヴィから一言 システムズアプローチによる取組の最新事例について充実したお話が聞けそうなイベントです。3日間に渡って開催され、村田機械や本田技研など国内メーカーによるシステムズエンジニアリングの事例が紹介されます。企業の実践事例が聞けて、オンラインかつ無料というのはとてもお得ですね。

参考 2021.12.25
レヴィから一言 それぞれのタスクやテーマにおいて「誰がどこまで権限を持つか」を、カードを用いながらすり合わせていくフレームワークである「デリゲーションポーカー」の活用例について紹介されています。デリゲーションポーカーによる責務分界の言語化を経て、組織にどのような変化が起きたのかとそれによる手応えについても記載されています。

参考 2021.12.24
レヴィから一言 「認知バイアスとは何か?」から話をはじめた上で、ソフトウェア開発においてどのように悪さするかと対処方法について語られています。ソフトウェア開発における認知バイアスの影響として「自分たちが構築した不適切なフレームワークに固執するというIKEA効果」「市場からの否定的なフィードバックを無視するという確証バイアス」などが取り上げられています。

参考 2021.12.23
レヴィから一言 Yahoo!の技術ブログから、40名程度の規模のプロジェクト(メディアサイトの開発らしいです)に大規模スクラム(LeSS)を適用した事例の記事をピックアップです。そもそもなぜスクラムを選んだのか?やLeSSに取り組む前にやっておいたことなども紹介しつつ、LeSSのセットアップな流れ、実施結果などについて紹介してくれています。LeSSを実践するにあたって心がけた工夫についてもたくさん載っていて、とても参考になります。

参考 2021.12.22
UMLコラボレーション図
引用元:Wondershare/edraw
レヴィから一言 UML2.xであらたに追加された「コラボレーション図(コミュニケーション図と呼ばれることもあります)」について1ページで解説してくれている記事です。コラボレーション図の定義や例だけでなく、どんなときに使えるか(用途のシナリオ)や長所と短所までまとめてくれているので、なかなか勉強になります。中盤はツールの使い方に切り替わりますが、そこは飛ばしてでも最後いくつか載っているサンプルを見ると分かりやすいと思います。

イベント 2021.12.21
レヴィから一言 設計&モデリングをテーマにしたライトニングトークイベントです。テーマがちょうどよいので、レヴィからも発表を申し込みました。どんな話が聞けるか&どんなフィードバックがあるか、とても楽しみです。過去の同じLTのタイトルを一つピックアップすると「はじめての設計~概要ってどこまで?~」というものがありました。粗すぎると認識が合わないし、細かすぎると理解が大変になるので「どこまでが概要?」や「どこまでが基本設計?」ってなかなか難しいですよね。

参考 2021.12.20
レヴィから一言 Lucidchartさんのブログから、UMLの例です。オンラインショッピングや図書館管理システムなど、具体的なシステムを想定した各種モデルの例が掲載されていて、初学者にとってはとても参考になりそうです。クラス図、コンポーネント図、オブジェクト図、アクティビティ図、シーケンス図、ユースケース図など、基本的なモデルのそれぞれについて複数のサンプルが載っています。

参考 2021.12.19
Structured Canvases
引用元:IASA
レヴィから一言 ビジネスアーキテクチャやITアーキテクチャなど、アーキテクチャの国際的な専門家集団であるIASAがまとめている「Canvas」のライブラリです。先人の知恵が詰まったフレームワークを使うことで、誰でも(もしくはある程度の人が)エキスパートと同じようにモノゴトを考えることができるようになります。説明文は「TBD(そのうち書くよ)」が多いのですが、フレームそのものはちゃんと載っていて、かなりの数があるので、目的と状況に合わせて使ってみるとよいと思います。

ニュース 2021.12.18
レヴィから一言 IPAがDX実践の手引書を発表したというプレスリリースです。手引書の本編はこちらからダウンロードできます。この中で「あるべきITUNESシステムを実現するための技術要素群」をまとめたフレームワークが「スサノオ・フレームワーク」というやたら強そうな名前をつけられて紹介されています。「モノリシックなシステムであるヤマタノオロチを一つ一つ切り離して、使える部分は形を変えて再生させることで、害となっていた存在を、価値のある存在に変化させるという想いをこめている」というのが名前の由来らしいです。まだ咀嚼しきれていないので今の所ちょっと何を言っているのか分からないのですが、ネーミングがかっこいいのでついピックアップしてしまいました。ちょっと前にIPAが提案して少し話題になった「ヤタガラス人材」と同じ雰囲気を感じます。担当者が日本神話好きだったりするのでしょうか?

参考 2021.12.17
レヴィから一言 スクラムマスターがアジャイルチームを立ち上げた過程や結果について様々なことをまとめて紹介してくれている記事です。アジャイルなチームになってうれしかったことや良かったことなど、ポジティブな面だけでなく、うまく行かなかったことなどもいくつか言語化されていて、とても参考になります。過程については「学習しようという雰囲気づくり」「目標の細分化」「フィードバックの仕組みづくり」などについて具体的なことが紹介されています。

ニュース 2021.12.16
レヴィから一言 NASAが構想している月面設置型の小型原子炉「FSP:Fission Surface Power」について、RFP(システム設計の提案依頼:Request for Proposal)を発表したというニュースです。RFPは請負型や業務委託型のシステム開発における基盤となる文書であり、解決したい課題や最も基本的な要求が記載されています。原子炉ほどの複雑なもので、さらに月面用のものとなれば、RFPを制定するだけでもかなり大変な設計行為や技術実証などがありそうですね。RFPの本文はこちらからダウンロードすることができますが、提案の様式なども含めてだいぶ長いです。

参考 2021.12.15
テストの世界地図
引用元:@IT/エンジニアライフ
レヴィから一言 「テストの全体像」をどのように描いて把握したり伝達したりするかという記事です。全体像を描くというのは、システム思考の代表的な一手です。この記事ではUML記法を使ったシステムモデルと要求マトリクスを使ってテストの全体像(世界地図)を描いています。モデルと表のあわせ技はいろいろな場面で使えそうです。

参考 2021.12.14
レヴィから一言 ECプラットフォーム「STORES」の開発現場における、改善要望への対応やビジネスチームとの関係について紹介されている記事です。社内での改善要望を収集する仕組みや、課題マッピングによる共通認識のとり方、数字を示した上で対応の優先順位を定めることでビジネスチームの納得感を形成する方針など、いろいろと参考になります。納得感を醸成することに力を入れているところは、とてもいいですね。

参考 2021.12.13
SCSK MBSE・MBDへの取組み
引用元:YouTube/SCSK GROUP
レヴィから一言 住友商事グループのSIerであるSCSKさんによる解説動画で、モデルの再利用に関して解説・紹介しています。モデルベースな設計開発の大きな利点の一つとして再利用性に焦点をあて、「過去知見の再利用」「テストの再利用」「育成資料の再利用」の3つに整理して説明してます。「自動車業界において」という枕詞がついていますが、自動車に限らず適用できる内容でした。

イベント 2021.12.12
レヴィから一言 エリック・エヴァンスの「ドメイン駆動設計」は出版から20年経った今でもいろいろなところで参照されています。変化のスピードがものすごく早いソフトウェアテクノロジーの世界で20年間も読まれ続けているということは、よほど本質をついているのでしょうね。一方でこの本を未読、買ったけど積読(つんどく)になっている人も多いだろうということで、日本語版の翻訳者が「エヴァンス本を読む価値」について紹介してくれる無料のイベントが開催されるらしいです。

参考 2021.12.11
レヴィから一言 宇宙ステーション補給機「こうのとり」の開発裏話を知ることができるインタビュー記事です。ちょうどレヴィは「こうのとり」でプロジェクトマネージャを務めた竹内さんを顧問に迎えた(プレスリリース)ということもあり、ピックアップです。「NASAの要求事項に対してもめた時も『何が懸念事項なのか』とロジカルにどんどんNASA担当者を問い詰めていくと、結局本人もよくわかっていなかったりする」というエピソードが、システムデザイン的にとても面白いなと思いました。Balusを使って要求定義すれば、このような問題が解決するかもしれません。

参考 2021.12.10
レヴィから一言 従業員体験(EX)の向上に向けた組織開発にスクラムを適用してみた事例が、経緯やツール利用なども含めて詳しく紹介されています。スクラムイベントの具体的な設定からインセプションデッキの中身まで、いろいろ見えるように紹介されているので、組織開発はもちろん「プロダクト開発以外の領域にスクラムを適用しようとしている人」にとって参考になると思います。

参考 2021.12.09
レヴィから一言 アジャイルを言い訳にして要件定義から逃げるとめちゃくちゃ失敗するよ、という記事です。記事の主旨だけでなく、ところどころで参考になる言葉がいくつか出てきたのでピックアップしてみます:「顧客が何から何まですべてを要求リストに突っ込もうとするから、出来上がった機能の2割しか使われない」「抽象化の中で新たな価値が育まれる」「今は要件が明確に定まっていませんが、アジャイルで進めるので大丈夫です()」

参考 2021.12.08
レヴィから一言 車業界から、MBSEに関連する記事をピックアップです。CASE(Connected、Autonomous、Shared、Electric)化のためにますます複雑になっていく車システムの設計、特に安全設計とセキュリティ設計についてMBSEが使えるよという内容です。MBSEの適用には「進め方(プロセス)」「形の仕方(モデリング)」「考え方(システム思考やロジカル思考)」が備わっていることが不可欠とあります。レヴィ的には、BALUSを使えばその辺のことが自然にできる・備わる!と言えるようになりたいです。

参考 2021.12.07
レヴィから一言 UMLモデリング推進協議会(UMTP)が開催した Modeling Forum 2021 の講演動画の1つです。発表者の経験に沿ってデータベース構造やオブジェクト指向モデリングの変遷や「登場した当時の意義やすごさ(もしくはすごくなさ)」などを紹介してくれています。「クラス図で刑法を整理してみた」など、面白い具体例も多く、わかりやすかったです。タイトルの「UMLモデリングをやめた理由」については「決まりきった仕事に落とし込むための図式表現なんだ」とか「一流SIベンダーなどのクライアントにとってピントこない」などの言葉で語られています。そして発表者はUMLモデリングをやめてはなさそうです。

イベント 2021.12.06
レヴィから一言 Large Scale Scrumについてワークショップ形式で学べる無料のオンラインセミナーです。ワークショップではMiroを使うようです。得られる知識のキーワードとして「プロダクト全体思考」「テイラー主義とアジャイル」などが挙がっていました。テイラー主義というのは、科学的な手法で評価・開発した課業管理を実践する思想のことらしいです(少ししか調べていないので理解が追いついていないまま書いています)ワークショップに後に「感想戦」という時間があるのが気になります。

参考 2021.12.05
レヴィから一言 モノゴト、特に経験を抽象化するという文脈からモデル化について語られたnoteです。UMLというか、モデル化の話です。「孫子とUML」というワードが目についてついピックアップしましたが、「孫氏がやったことは実体験の体系化だからそれをUMLで表してみたいなぁ」という表明で終わっていました。孫子の兵法のエッセンスをシステムモデルで表現したら確かに面白そうなのでぜひやってほしいところです。

参考 2021.12.04
レヴィから一言 JAXAにおけるMBSE利用について、短く読みやすい記事でまとめられています。MBSE導入の難しさや、JAXAでトライしたものの活用しきれなかった事例などもまとめられていて、参考になります。運用シナリオのモデリングがうまくいかなかった例はもっと詳しく知りたいところです。

参考 2021.12.03
レヴィから一言 ドローン利活用のアーキテクチャを議論しているIPA/DADCの検討会の活動報告資料が発表されましたので、「アーキテクチャ」をどのように表現しているんだろうと思ってのぞいてみました。様々な視点からドローンの利活用について整理・提案されていますが、どれが「アーキテクチャ」なのかはちょっとわかりませんでした。表現の方も、システムモデル的なものから表形式やクソポンチ絵形式までいろいろでした。

参考 2021.12.02
レヴィから一言 コロナ禍への対応をきっかけに事業部制組織から機能別組織へと移行したアソビューさんが、その移行における課題や施策について紹介してくれている記事です。それぞれの組織体制におけるサービス開発のあり方がどのように違ってくるのか、図(レヴィ的にはモデルと言ってOKだと思います)で示されていてとても分かりやすいです。機能別組織の弱点とそれに対するアソビューさんの取り組みなども紹介されていて、とても参考になります。

ニュース 2021.12.01
レヴィから一言 BacklogやCacooを提供しているヌーラボさんが、各サービスにコンセプトメッセージをつけたという記事です。backlogは「進んでるね!でチームは進む。」で、Cacooは「こんな感じ!を持ち寄ろう。」です。すごく分かりやすいですよね。Cacooはシステムモデルをリアルタイム共有編集できるという点でBalusと共通するところがありますが、まさにBalusも「こんな感じ!」を共有できるサービスなので、先に言われたのがちょっと悔しいです。他にもBalus独自の特徴があるので、それらを含めたコンセプトをわかりやすく伝えるサービスメッセージを考えてみたいところです。

参考 2021.11.30
レヴィから一言 プロダクトマネージャーの視点から「ステークホルダとのコミュニケーション」について課題やあるべき姿を議論している記事です。見出しだけ見たときは「顧客やユーザとの対話みたいな話かな?」と思ったのですが、どちらかと言うと開発チームや組織内の中でコミュニケーションの話でした。説明のところどころでシステムモデルが使われていて、とても分かりです。システムモデルの分かりやすさを体験しつつ、プロダクト開発におけるコミュニケーションについても考えることのできる記事でした。

参考 2021.11.29
大型国際共同プロジェクトを考える
引用元:ISASニュース No.488
レヴィから一言 JAXA/ISAS(宇宙科学研究所)とESA(欧州宇宙機関)が共同で提案と設計を進めてきた次世代赤外線天文衛星「SPICA」が中止に至った経緯と、様々な立場からの思いが掲載されています(4ページ目から)。システム検討を進めて行く中での質量超過、予算超過、所掌分界点の調整など、システム工学的な話も多々あるのですが、組織上層部と現場の信頼関係構築や組織を横断した協力体制のあり方などの工学領域以外の部分にも中止に至る背景があることが見て取れます。大規模で複雑なシステムのプロジェクトを考える上で、学びの多い事例となりそうです。

参考 2021.11.28
レヴィから一言 ビジネス全体を俯瞰するためのモデルと、それをトランスフォーメーションするためのITを記述するモデルを取り上げ、その間を行ったり来たりすることが重要であると議論している記事です。具体的には、エンティティに着目して概念データモデルをつくることで事業構造の全体像を掴み、DOA(データ中心アプローチ)的にデータ項目を拾い集めてITのデータ構造を設計していくという形でビジネス側とIT側のモデルを説明しています。

参考 2021.11.27
レヴィから一言 設計におけるモデリングとは何か?について体系的に説明してくれている記事です。モデリングの定義からはじまってモデリングの目的やプロセスについて、いくつかの例を含めて紹介してくれています。例として取り上げられていたのは、レヴィが普段扱っている「システムモデル」とは別形式のものばかりでしたが、設計におけるモデリングという意味ではシステムモデルもこの記事で説明されているモデルに当てはまると思います。

参考 2021.11.26
レヴィから一言 書籍「アーキテクト思考」の紹介記事です。アーキテクト思考を「抽象度の高い全体構想を作り上げるための思考力のこと」と定義して、その特徴や現代社会における必要性について説明されています。「全体像を考える」や「抽象や具体を行ったり来たりする」というところはシステミングやBalusでやっていることと通じるものがあるのでピックアップです。アーキテクト思考では『ゼロベースで』というところが重要なポイントとなっているようですが、ここについてはシステミングやBalusではあまり目を向けていなかったので、勉強になりました。

参考 2021.11.25
レヴィから一言 DXという言葉と一緒に増えてきた「システム開発の内製化」への動きについて述べている記事です。実効的なDXを実現するためには業務の深い理解や継続的なシステムの進化が必要であり、外に丸投げするのではなく内製化という形でじっくり取り組むことが有効かもしれません。しかしこの記事にあるようにエンジニアを雇って「社内における外注状態」にしてしまうなど、形だけ内製化では意味がありません。

参考 2021.11.24
レヴィから一言 システム開発における設計書・仕様書のレビュー作業についてJIS規格「X20246」が制定されました。「計画作業」「レビューの立ち上げ」「個々人のレビュー」「要検討項目の共有および分析」「修正作業および報告作業」の順にプロセスを整理し、各プロセスにおけるタスクや手順が制定されている他、レビューの観点や手法についても標準を定めています。詳しいリリース資料はこちらで、規格の本文はJISCのWebサイトから(苦労すれば)見ることができます。検索やログインがめちゃくちゃ遅いなど、本文を見るまでのUXがかなり悪いので、ちゃんとレビューして検索・閲覧システムが作られているのか怪しいです。

参考 2021.11.23
レヴィから一言 ニューノーマルに対応するためのリーダー必要な戦略として「デザイン思考とアジャイル方式の要素を活用してつながりのエコシステム(ビジネスの生態系)を構築する」という提案が書かれています。「複雑な問題に取り組む際にとても役立ちます」とあり、システム思考的な話もちょっと入ってるなという感じなのでピックアップです。マインドセット的なことだけでなく、振り返りや切り替えの具体的なテクニックについても書いてあります。冒頭で書かれていることと、各見出しの中で書かれていることの間の関係性が見えにくい感じもします。翻訳記事だからかもしれません。

イベント 2021.11.22
レヴィから一言 ソフトウェアテストシンポジウム(JaSST)2021東京のチュートリアル「価値につながる要件・仕様からテストを考える」で実施した内容をより詳細に解説してくれるオンラインセッションです。このチュートリアルではBalusも登場したので(サンプルモデル)、ピックアップさせて頂きます。全部で3回のセッションに分かれていて、ピックアップしたリンクは第1回の申込みページです。

参考 2021.11.21
レヴィから一言 「モデリング」とあったのでついクリックしたらレヴィ的なシステムモデリングの話ではなく、機械学習モデルの話でした。でも面白い記事だったのでそのままピックアップです。機械学習による最適化や適応を伴うシステムを運用する「MLOps」の業務環境を整えるという話でした。どんな理由でどんなツールをつかって、どんな流れでOpsを回すのかについてヤフーの工夫が紹介されています。

参考 2021.11.20
レヴィから一言 Goodpatch社によるオンラインホワイトボードツール「Strap」の開発体制について紹介している記事です。前身となるプロジェクトの失敗によってチーム状況が不安定だった状態から、どのようにエンゲージメントを高めていったのかが生々しく書かれています。職能による役割分担ではなく、ユーザーストーリー単位で担当を決めて、全員がフロントエンドもバックエンドもやるというなかなかすごい方針などが紹介されています。

参考 2021.11.19
レヴィから一言 書籍「なぜ9%のサブスクしか成功しないのか」から失敗するサブスク事業の特徴を紹介している連載記事の一つです。今回は紹介されているのは「組織内での承認や調整」に起因する問題です。本来は顧客の理解に向き合うべきところを、いつの間にか社内を向いた活動になってしまっていてダメになっていくパターンや、本来機能すべきチェック機能が働いていなかったパターンなどが、アンケートなどの結果と合わせて示されています。この記事の範囲の話では、サブスク事業に限らず多くの事業に当てはまりそうなお話でした。

参考 2021.11.18
レヴィから一言 デザインコンサルファームのセブンデックスさんによる記事で、プロダクトデザインのプロセスが3つの大項目(計画・分析・施策)と17の小項目に分けて紹介されています。各項目について簡素にまとめてくれているのでサクッと読めてエッセンスを知ることができます。記事では「データに基づく改善」を前提としていますが、データドリブンでない場合も十分に機能するプロセスになっていると思います。

参考 2021.11.17
レヴィから一言 ソフトウェアの開発エンジニアと運用エンジニアが連携してスピーディかつ効果的にシステム価値を高めていくDevOpsの話からはじまって、レビューやテストをAIによって自動化していく未来像としてAIOpsやNoOpsという言葉が出てきます。途中で示されている「テストやレビューにどのくらいAIが使われているか?」のデータもなかなか衝撃でした。すでに75%の開発者がAIを使っていて、その結果リリースのスピードが(AIを使わない場合と比較して)10倍になっているそうです。

参考 2021.11.16
レヴィから一言 書籍「アーキテクト思考」のエッセンスレポートからピックアップです。タイトルに「行政のDX」とありますが、行政の話がメインというわけではなく、アーキテクト思考とは何か?を説明するための例として日本のマイナンバーの話とインドやシンガポールにおけるマイナンバーの話が取り上げられています。これらの比較によって「横串を通さない」や「ゼロベースで抽象(川上・全体)から構築していく」というアーキテクト思考の特徴が説明されています。

イベント 2021.11.15
レヴィから一言 モデルベースな要件定義手法「RDRA」を見たり体験したりできるワークショップです。タイトルは「見てみよう」ですが、Googleスプレッドシートを使って手を動かしながら体験することもできるとのことですので、楽しそうですね。RDRAそのものの説明はしないとのことですので、RDRAについてご存知ない方はイベントページからリンクされている予習資料に目を通しておくとよいと思います。

参考 2021.11.14
レヴィから一言 AWSチームの公式技術ブログからピックアップです。マイクロサービスのメリットや必要性について語られた記事で、比喩が優れていたのでピックアップしてみました。「台所のミキサーがこうなっていたら誰も買わないだろうけど、ほとんどのソフトウェアシステムはこのなっちゃってるのです」という感じで、従来のソフトウェアサービスの構造的な問題を比喩でわかりやすく説明しています。最後の方に書いてある「10年前の段階でAmazon.comは11.6秒ごとに変更をリリースしていた」という話も衝撃的でした。

参考 2021.11.13
サービスデザインとBPM
引用元:カエル塾
レヴィから一言 DXを含むITシステムの設計において、サービスデザインからBPM(ビジネスプロセスマネジメント)にバトンタッチするポイントと、モデルとしてどう変換されていくかについて解説している記事です。サービスデザインとは何か?ということからはじまり、バリュープロポジションキャンバス→カスタマージャーニーマップ→サービスブループリントと価値設計がプロセス設計に落ちていく過程やそこで扱われるモデルがどのように変わっていくかについて端的にまとまっています。サービスデザインという言葉が気になっているエンジニアさんや、BPMって何だろうというデザイナさんが読むと良さそうです。

参考 2021.11.12
レヴィから一言 DXやデータドリブン経営などを実現するために重要となるリソースのうち「データサイエンティスト人材」に焦点をあて、その育成方法についてマネージャ側の視点からの問いに回答する形で解説されています。問いとしては「どのように候補を集めるのか?」「どういう人が向いているのか?」「育成にどのくらいの時間がかかるのか?」「どのようなチーム構成にすればよいのか?」といったものが挙げられています。「日立製作所ではこうだった」という内容に基づくので、大企業向けの話として捉えてよいかもしれません。

参考 2021.11.11
レヴィから一言 多くの企業で課題となっているプロジェクトマネージャ人材の不足に対して、ボードゲーム教材を使った研修で対応している事例の紹介記事です。レヴィもシステム開発の全体像を体験するためのボードゲーム教材「ペジテの自転車」を使った研修サービスを提供しているので、気になってピックアップしてみました。ゲームの写真を見る限り、たくさんの種類のボードとカードを使っているので、しっかりとシミュレーションしているゲームなんだと思う反面、ルールが難しそうだなとも感じました。ペジテはシンプルなルールとボードで、15分間程度のチュートリアルですぐ理解できるようになっています。

参考 2021.11.10
ビジネスやDXの共通言語 UMLとは何か
引用元:YouTube/根っこから学ぶビジネス入門
レヴィから一言 モデルとは何か?システムとは何か?UMLとは何か?などについて、基本的なことを説明している解説動画です。ものすごくベーシックなところから入っているので、動画派の初学者には良さそうです。スライドや記事で読めば5分もかからず読み終わるような内容なので、時間効率重視の人は他の初学者向け記事の方が良さそうです。

参考 2021.11.09
レヴィから一言 ソフトウェアプロジェクトにおいて、スケジュールがきついからと人員を投下してもなかなか思う通りに工期が短くならなかったり、逆に悪化してしまったりする経験則を工数と工期の関係、リソースヒストグラム、コミュニケーションコスト、有効工数などの概念と数理モデルを用いて説明しています。数理的に示されると、とても説得力がありますね。

イベント 2021.11.08
data tech 2021 DXの核心
引用元:翔泳社
レヴィから一言 翔泳社さんが開催するDX関連の無料オンラインシンポジウムです。特にデータの取得、蓄積、分析に焦点を当てていて、専門家から様々なお話を聞くことができるようです。講演タイトルとしては「データ蓄積とデータ分析の両輪を確立するには」「誰もがデータを分析・活用する時代の到来」などが並んでいます。

参考 2021.11.07
レヴィから一言 セキュリティについて考えたり設計したりするためのモデリングを「驚異モデリング」と呼んでそのプロセスやモデルの例について解説してくれている記事です。「守るべき資産の明確化」や「信頼境界」など、セキュリティという観点ならではのモデリングが登場します。最後の「メリット」のところに記述されていますが、FTA(フォルトツリー解析)やGSN(ゴール構造化記法)なども合わせて使うと良さそうですね。

参考 2021.11.06
レヴィから一言 ゲームの人工知能技術で著名なスクエニの三宅陽一郎氏による記事です。ストラテジーゲームなどで登場する「指揮官としての人工知能」の設計に階層型タスクネットワークという考え方を応用する方法を解説しています。階層型タスクネットワークを分かりやすく考えるために階層図とネットワーク図の2種類のシステムモデルが使われています。「2つの魔法部隊と3つのモンスター部隊の戦い」のような具体的なゲームシーンを例にして分かりやすく解説してくれていて、ゲームについて考えるという意味でも、システムモデルの威力(わかりやすさ)を感じるという意味でも面白い記事でした。

参考 2021.11.05
レヴィから一言 ジャーニーな市谷さんのnoteからピックアップです。「自分(たち)を運用する」ための問いについて考えるフレームの例をいくつか挙げてくれています。フレームは自分運用のための「問い」をどのようにつくっていくかの「問い」になっていて、問いが2回出てきます。その点でちょっとややこしいですが、モノゴトを考えるときのヒントになってくれそうです。

イベント 2021.11.04
レヴィから一言 ソフトウェアの品質・テストに関するサービスを手掛けるバルテスさんが主催するオンラインセミナーです。「非機能要件定義書と運用設計書の書き方」「設計書からテストを自動化するテスト自動化ツールの新発想」など、設計、テスト、運用、自動化などに関するトピックについて専門家からお話を聞けるようです。バルテスさんが運営する情報サイトQbookではレヴィが寄稿した記事も掲載されているので、合わせてご覧下さい。

参考 2021.11.03
レヴィから一言 プロダクトと組織が成長して戦略的なマネジメントが必要になったときに有効な考え方として「プロダクトオペレーション(ProdOps)」を取り上げ、Chatworkでの実践例を通して解説してくれる連載記事の1回目です。プロダクトオペレーションとは何か?どんな状況で必要か?などをおさえた上で、ChatworkでのProdOpsチームの立ち上げについて紹介しています。後半で出てくる「プロダクト戦略パッケージ」の図ではシステムモデル的な表現で経営戦略-プロダクト戦略-プロダクト戦術の関係性が整理されています。

イベント 2021.11.02
レヴィから一言 コロナ禍以降、システムデザインの場面でオンラインホワイトボードを使う機会は多くなってきたのではないかと思います。レヴィとしてはもちろん「Balus」がオススメなのですが、世の中には他にもいろいろなツールがありますよね。今回ピックアップしたイベントでは、オンラインホワイトボードをよく使うデザインスプリント/UXの専門家から様々なテクニックやノウハウを学ぶことができるようです。紹介で使用するツールはMiroとGoogle Jamboardですが、どんなツールにも適用できますとのことです。

参考 2021.11.01
レヴィから一言 JUAS(一般社団法人日本情報システム・ユーザー協会)による基礎講座のビデオが無料で公開されています。もともとは厚生省の事業としてJUASが請け負ったプログラムのようです。目次を見るとテーマは「デジタルビジネス」で、中国・米国・欧州など世界におけるDXの動向や事例などがたくさん紹介されています。ユーザーの立場でDXについて知識を深めたい場合などはよいかもしれませんね。視聴を申し込めば誰でも無料で11/23まで視聴できるとのことです。

参考 2021.10.31
業務フローの粒度感
引用元:カエル塾
レヴィから一言 モデリングをする際の粒度感って形式知化するのが難しいですよね。レヴィでもお客様から最も頻繁に受ける質問の一つがモデルの粒度です。今回ピックアップした記事では、業務フローモデルを描くときの適切な粒度感を「ハンドオフの単位」として解説しています。「自分の仕事のアウトプットが他人に受け渡せるようになった段階」と明確に業務の区切りの単位を伝えることができるので、なかなかいいなと思いました。記事の中には簡単例や、ハンドオフの単位に粒度を揃えておくことのメリットなども書かれています。

イベント 2021.10.30
レヴィから一言 UMLモデリングの資格試験などを展開するUMLモデリング推進協議会(UMTP)が主催する講演とワークショップです。「私がUMLモデリングをやめた理由」や「構造構成主義 世界認識の方法論 哲学的アプローチのモデリング」など、面白そうな講演タイトルが並ぶ他、事前学習ありの本格的なモデリングワークショップも実施されるようです。基調講演とワークショップは別日なのでちょこっと注意です。

参考 2021.10.29
レヴィから一言 デブサミの講演のレポート記事です。アジャイルブームの軌跡を振り返るとともに、一度アジャイルから離れた著名な実践家が再びアジャイルに戻ってきた経緯などが紹介されています。「ソフトウェア工学」の位置づけにも触れれていて、面白かったです。機械工学には「カスタマー」とか「ビジネス価値」という言葉は全く出てこないけど「ソフトウェア工学には出てくる→内部的なことと外部的なことがつながっているのが、ソフトウェアの特性の一つ」というのが目からうろこでした。機械の方も外部的なことと内部的なことをつなげていく方向に向かうのがよいと思います。

参考 2021.10.28
レヴィから一言 プロジェクト単位での採用や経済活動が加速する「プロジェクトエコノミー」の到来を主張しているPMIのディレクターへのインタビュー記事です。プロジェクトエコノミーが進むと、システミングのような考え方もさらに重要になってくるのではないかと思います。記事では「パワースキル(他者の状況を見て柔軟に対応し、人を動かしていくスキル)」「社会に新たな価値を生み出すことを意識する」「最新技術を活用する」などが重要な要素として挙げられていますが、これらに加えて全体像と関係性をつかむシステム思考的な素養も必要になるはずです。

参考 2021.10.27
レヴィから一言 社会変革のためのシステム思考実践ガイドの著者のブログを翻訳・紹介している記事です。「システム思考が広がらない理由」を5つの障壁として整理し、それぞれに対するアクションも端的にまとめてくれています。レヴィのシステミングは「どのように適用するかがわからない」という障壁に対してビューモデルやKATAという形で実践しやすい指針を与えています。他にもシステミングでやっていることと各障壁の対応が取れそうな気がしています。

参考 2021.10.26
レヴィから一言 クラウドネイティブのアプリケーションがますます複雑化していくなかで難しくなっている「ITリソースの管理」に関してデータモデルを使った抽象化やAIによる意思決定自動化などのアプローチでの解決を提供するIBMのソリューションを紹介する記事です。図を見るだけで「複雑だなぁ」となるITリソースの割当最適化や管理という課題に対して、IBMのようなところがどのような提案をするのか、一端を見ることができました。いざコレを導入するとなるとお高そうな気がしますが、ここに書いてあることがスムーズに運用できるならすごいなと思います。

参考 2021.10.25
レヴィから一言 ちょっと過激なタイトルですが、UI設計に関するとても参考になる記事です。UIとは何か?という定義を確認した上で、UIデザインのあるべき姿について話が進みます。「ユーザーのビジネスに関する背景を知ること」や「レイヤーに分けて考えて機能するUIを設計すること」などの指針が解説されています。このうち、「レイヤーに分けて」のところはシステミングにおける「視点(ビュー)をわけて」に相当するお話でした。

イベント 2021.10.24
レヴィから一言 日本中にアジャイルの価値を浸透させ、日本の変革を促進することを目指すカンファレンスAgile Japanが今年も開催されます。基調講演では「アジャイルソフトウェア開発宣言」の著者であるアリスター・コーバーン博士が登壇するなど、豪華なプログラムになっています。過去にはレヴィもAgile Japanのサテライトイベントで発表したことがあります。

参考 2021.10.23
レヴィから一言 プログラミングの入門資料の紹介記事をピックアップです。京都大学の全学共通科目で使われているPythonの講義資料が公開されており、とても分かりやすくて評判がよいそうです。大学初年次を対象としたものなので入門的な内容だと思います。これからプログラミングやPythonにトライしてみようと思っている方にはちょうどよいのではないでしょうか?記事の中では同じく評判の高い東京大学による資料も紹介されています。どっで勉強するかは迷ってしまいますね。

参考 2021.10.22
レヴィから一言 記事名に「システム思考」が入っていたのでのぞいてみたところ、システム思考はあまり関係ありませんでした。しかし、紹介されている取り組みが興味深かったのでそのままピックアップします。食品製造業の領域におけるロボット自動化技術の研究開発が紹介されています。ROS(Robot Operating System ※OSと言いつついわゆるコンピュータにおけるOSではなく、ロボット制御関連のライブラリ群のこと)による開発をビジュアルベースにしたり、実験室全体をCPS化してリアルタイムでデータを取れるようにしたりと、試作と改善のサイクルを素早く回せるような開発環境を整えるという内容でした。

イベント 2021.10.21
レヴィから一言 CX(カスタマーエクスペリエンス)デザインの専門家の「失敗談」が聞けるオンラインセミナーです。「顧客コミュニケーションや接点の構築の落とし穴や陥りがちな失敗」について紹介してくれるようです。対象者としては「データを活用した顧客接点の事例に興味がある人」「CX向上に関する成功、失敗の他社事例を知りたい人」「顧客コミュニケーション、CXを担当している人」などが挙げられています。該当する人は参加してみてはいかがでしょうか?

参考 2021.10.20
レヴィから一言 IPA(情報処理推進機構)が開催したオンラインシンポジウムです。10/11に実施されたものですが、各セッションの発表動画がアーカイブ配信されていて視聴することができます。話題のデジタル庁による挨拶をはじめ、DXに関連した戦略論、実践例、人材育成、組織設計などについての講演やディスカッションを見ることができます。トラックCのパネルディスカッションでは本ページでも何回かピックアップした「トランスフォーメーションに対応するためのパターン・ランゲージ(略称トラパタ)」についても紹介されました。

参考 2021.10.19
レヴィから一言 一般的なシステム開発の不確実性コーン(プロジェクトの時間進行とともに不確実性がどのように変化するかを表した図)と機械学習システムの開発における不確実性コーンの形が違うというところに着目し、どのようにして不確実性に対処するべきかをMLキャンバス(三菱ケミカルHDが開発)に沿って検討している研究発表のスライドです。簡単な評価実験やMLキャンバスで不足している部分の補完なども行っています。

参考 2021.10.18
レヴィから一言 ユーザーとベンダーの間の訴訟ケースを紹介する連載の一つです。今回は非協力的なユーザーが全面的に敗訴するという内容でした。「設計工程においてベンダーが設計書をユーザー企業に示し確認を求めても『完成した後に実際に動かしてもらわなければ分からない』と確認を断った」をはじめ、逃げ出したくなるようなプロジェクトの訴訟が判決文とともに紹介されています。

参考 2021.10.17
レヴィから一言 Simple Threadの創業者であるジャスティン・エセリッジ氏が、ソフトウェアエンジニアとして20年活動した経験を基に、学習において重要なポイントやコーディングにおいて意識するべきポイントなどをまとめてくれている記事(の翻訳)です。「定期的に文章を書く」「常にシステムの小型化に努める」など、20年間という経験に裏付けされた教訓が整理されています。

イベント 2021.10.16
レヴィから一言 モデルベースの要件定義手法「RDRA」に関して、提唱者の神埼氏と実際に現場で活用している様々な会社の実践者らのお話を聞くことのできるオンラインのテクニカルイベントです。たくさんの実践結果が聞けるのはうれしいですね。イベント中ではRDRAの詳細な説明はしないとのことですので、RDRAについてよく知らない人はRDRAの紹介ページなどで予習してから参加するとよいと思います。

ニュース 2021.10.15
レヴィから一言 ソフトウェアテスト・品質管理に関するサービスを手掛けるバルテスさんが実施した「アジャイル開発に関するアンケート調査」の結果が公開されました。アジャイル開発をはじめたきっかけは?アジャイル開発の課題は?テストを誰が担っているか?などの質問への回答結果が集計されています。

参考 2021.10.14
レヴィから一言 メルカリの技術ブログから「機械学習を使った集団的な不正取り引きの検知」の設計に関する記事をピックアップです。GCPで提供されている機械学習プラットフォーム Vertex AI を使って検知システムを開発した流れが簡単に紹介されています。データや学習の流れ(パイプライン)をフローモデルで表現することで「絵を見ながら会話できるので、処理イメージを共有しやすいなど開発面でもメリットがみえてきました」と言っています。システムモデルを使って認識を合わせながら対話するという素晴らしい例ですね。

イベント 2021.10.13
レヴィから一言 一般社団法人システムイノベーションセンターによるオンライン講演です。講演概要によると、System of Systems(SoS) や Cyber-Physical System(CPS) などシステムのあり方がますます複雑になっていく中では、システムの思考基盤:コンセプト(たぶん、アーキテクチャと言ってもよいのだと思います)が明確でなければならないとしています。講演ではそのような思考基盤の例の一つとして自律分散のシステムコンセプトを紹介した上で、具体例としてJR東日本のATOSシステムが取り上げられるそうです。

参考 2021.10.12
レヴィから一言 先週発表されたノーベル物理学賞の話題に関連して気候モデルの話をピックアップです。システムデザインではなくシステム「理解」の話になりますが、<システムモデル>という言葉が使われています。この記事での「地球システムモデル」は、私達がよく使う言葉としてのシステムモデル(要素間の関係性を表現したもの)に加えて、対象の振る舞いを計算するための細かい数理モデルなども含んでいると思います。しかし、研究成果を整理した図は(レヴィ的な)システムモデルのようになっていて、計算結果を要素とした場合の要素間のつながりが矢印で表現されています。

参考 2021.10.11
レヴィから一言 モデルベース思考のイントロとして、(システム)モデルとは何か?抽象化と具体化のメリットや応用について紹介されています。ビジネスモデルに関連したいくつかのシンプルな例も掲載されているので「(システム)モデルってなに?」という人にはちょうどよい記事かなと思います。

参考 2021.10.10
レヴィから一言 NEWS PICKSなどを運営するUZABASEさんのテックブログからピックアップです。ソフトウェアの複雑性に関する有名な論文について、前提となる知識も含めて紹介しています。システムの複雑さはどこから来るのか?どのような複雑さがあるのか?複雑さが複雑さを生む構造、複雑さへの挑み方などが議論されていて、勉強になります。複雑さを扱う方法は本質的には「分割する(split)」と「避ける(avoid)」のどちらかしかないとしています。システミングでは「視点を分ける」という原則によって「分割する」を実践しているのではないかと思います。

ニュース 2021.10.09
レヴィから一言 我田引水になりますが、このPickup Newsのコーナーでも記事を多く取り上げている翔泳社のProductZineで弊社のオンラインセミナーについて取り上げて頂いたのでピックアップします。10/15(金)の夕方にベーシッククラスを開催します。まだ参加者募集中です。

参考 2021.10.08
レヴィから一言 UMLモデリング推進協議会(UMTP)さんのページからピックアップです。「モデルベース思考」をオブジェクト指向技術の一般化であると位置づけて、どんな時に役立つか、どんな能力に結びつくかをシンプルにまとめています。

参考 2021.10.07
レヴィから一言 北野武監督の映画「アウトレイジ」のワンシーン画像とともにシステム開発あるある?なセリフ投稿する #ITアウトレイジが面白いです。リンク先の記事でピックアップされているもの以外にも面白い&胸が痛い投稿がいっぱいあるので、暇なときにチェックしてみましょう。

イベント 2021.10.06
レヴィから一言 特定非営利活動法人UMLモデリング推進協議会(UMTP)が主催する無料のオンラインイベントです。専門家によるライブモデリングやグループに分かれて取り組むモデリングミニワークショップなども用意されています。何を対象にどんなモデリングをするのかイベントページからは見てとれませんが、参加してみてからのお楽しみという感じでもよいかもしれません。

参考 2021.10.05
レヴィから一言 ゼロベースで白紙の状態から抽象度の高い全体構想を構築するための思考法を「アーキテクト思考」とよび、その実践に必要な「抽象化能力」などについて説明されています。アーキテクト思考ができている場合とそうでない場合の比較が分かりやすいです。先月発売された書籍「アーキテクト思考」のエッセンスレポート記事のようです。

参考 2021.10.04
レヴィから一言 NASAのゴダード宇宙飛行センターの飛行計画ディレクターによる「NASAのプロマネのためのルール100」という資料です。「人」や「意思決定」など17に区分分けされたルールというか心得のようなものがまとめられています。NASAの仕事からの経験則ということは、大規模なプロジェクトで役に立ちそうですね。レヴィでは「NASAのシステム開発のやり方」に関する資料を翻訳&要約して公開しているので、こちらも合わせてご覧下さい。

ニュース 2021.10.03
レヴィから一言 脳の認知機能を模倣するアプローチで人工知能ソフトウェアを実装する際のデータ形式や開発プロセスを標準化したものを東京大学が発表したというニュースです。まずはアーキテクチャを設計してから、それに基づいて実装と統合を進めるというプロセスの全体像は既存の複雑システムの開発プロセスと同様ですが、「脳情報フロー図」や「仮説的コンポーネント図」など、脳参照型ソフトウェアの開発に独自のモデルが用意されているようです。どちらもシステムモデルで表現されているっぽいので、Balusが役に立ったりもするのではないかと思ってチェックしておきます。

イベント 2021.10.02
CCPM流プロジェクト計画の見える化ワークショップセミナー 2021秋
引用元:株式会社ビーイングコンサルティング
レヴィから一言 世界的なビジネスセラーとなったビジネス書「ザ・ゴール」で紹介されている「制約条件の理論(ToC)」に基づいたコンサルティングサービスを展開しているコンサルティング会社さんによる無料のオンラインワークショップです。「プロジェクト計画の見える化」を体験できるとのことで、プロジェクトネットワーク図(PERT図などとも呼ばれるプロセスモデルの一種です)などが使われるようです。

参考 2021.10.01
Hondaの新領域への取り組みについて
引用元:本田技研工業株式会社
レヴィから一言 Hondaの新しい領域へのチャレンジに関する方向性が発表されました。eVTOL(電動垂直離着陸機)、アバターロボット、宇宙領域という3つの取組みが紹介されています。どれもHondaの技術要素をシステムとして再構成する形となっており、システム工学的にやりがいのある仕事になりそうですね。宇宙領域のチャレンジには「小型ロケット」も含まれており、今後の動向に注目したいところです。

参考 2021.09.30
レヴィから一言 IBMのRationalシリーズ(Software Architecture)の製品資料からピックアップです。モデルのサイズや結合性を評価するためのメトリクスがいろいろと載っています。それぞれのメトリクスをどう使うのかが気になるところです。レヴィとしても、システミングやBalus利用に役立つシステムモデルのメトリクスをいろいろと考えてみたいと思っているところです。

参考 2021.09.29
レヴィから一言 IPAが公開しているDX関連の資料に「マンガで分かる」というのがあったので覗いてみたところ、なかなか衝撃的でした。いらすとやの絵を使った単調な4コママンガが50本並んでいました。登場人物?は2人しかおらず、その2人が会話しているだけです。これマンガにする意味あるの?と思って眺めていたのですが、だんだんと味が出てきて、なんかこれでもいい気がしてきました。

参考 2021.09.28
レヴィから一言 SNSで発信されている膨大な文章からユーザ要求を獲得したりモニタリングしたりすることを目指して、自然言語処理によって文章をシステムモデルに自動変換することを試みた発表予稿です。Twitterから抽出した文章でBERTのファインチューニングをして各トークンにSysMLのステレオタイプを割り当てるタスクを行っています。結果としては適合率・再現率ともに60%くらいで割当できたようです。もう少し精度が上がって欲しいところですが、なかなか面白いですね。

ニュース 2021.09.27
レヴィから一言 我田引水ですが、ピックアップ記事を探している時にASCIIさんで当研究所のリリースが紹介されていたので貼らせて頂きます。社会や日常の中にある様々な事柄をシステム思考で見える化する様子をライブ配信+アーカイブ動画+記事でお届けしています。例えば先週配信した回では、現役で活躍している弁護士をゲストに招いて弁護士になる道や裁判に至る流れをモデリングしました。ぜひご覧下さい。

参考 2021.09.26
レヴィから一言 DnXって何だろう?と思って思わず読んでしまったのでそのままピックアップです。「Don't Transformation」 かなと思ったのですが「Digital not Transformation」でした。「デジタル化はしたが、トランスフォーメーションはできていない状態を指す」らしいです。確かに、そのパターン多いなと思いますよね。DnXになってしまう原因として、目的意識がない状態や行動していない状態から「アウトサイドイン」のアプローチでDXしようとしていることが挙げられています。「7つの習慣」でも言われているような「インサイドアウト」のアプローチで行くべきだと主張しています。

参考 2021.09.25
レヴィから一言 全体を見る(森を見る/鳥の目)と詳細を見る(木を見る/虫の目)を行ったり来たりするというのはシステム思考の基本ですが、この記事では全体-詳細の整合性をとることに囚われ過ぎると大変だよと警告してくれています。確かに、全体と詳細の間の整合性をきっちりとろうとすると管理コストが膨れ上がってしまいます。全体視点と詳細視点は役割が違うので、それぞれの役割や目的を満たすことが大事であって、「常に整合している」を目指しすぎない方がいいかもしれませんね。

イベント 2021.09.24
レヴィから一言 DXのための要件定義を「UXデザイン先行型」で行っているというNCDCさんが、要件定義の工夫や具体的な活用事例をご紹介しつつ独自の開発手法について解説してくれる無料のオンラインセミナーです。レヴィにも最近はDXの要件定義の支援に関する相談が多くきます。レヴィでは「対話によるモデリング」で潜在的なニーズや課題を発見することを提案していますが、NCDCさんは「早い段階でUXデザインの手法やワイヤーフレームによるUIの確認を取り入れ」という形でやっているそうです。

参考 2021.09.23
レヴィから一言 日本におけるシステム科学の第一人者である木村先生の記念講演をまとめた講演レポートです。システムの進化という観点で歴史や現代社会を俯瞰した上で、システムは現代のデーモン、現代人は「ホモ・システーマ」であるとして様々なことを提言しています。「複雑さをむしろうれしいと思うくらいの余裕を持つべきだ」という言葉がレヴィ的には刺さりました。

参考 2021.09.22
レヴィから一言 日本の製造業が競争力を失った(または失いつつある)原因を、設計メーカー・部品メーカー・組立メーカーの構造的な課題として整理している記事です。それぞれのメーカーの役割や、問題の内容が図やイラストで示されていてともて分かりやすいです。

参考 2021.09.21
レヴィから一言 「ITエンジニア本大賞2021」のビジネス書部門グランプリを獲得した『なんでも図解』の著者が、今話題の自民党総裁選を題材にして<伝わる図>を書くためのテクニックを紹介している記事です。アイデア出しや下書きなどの最初のステップからはじまって、要素の配置や比率などを改善していくステップが分かりやすく記載されているのでとても勉強になりました。

参考 2021.09.20
レヴィから一言 以前にもPickupで取り上げたGUTSY-4のページから再びピックアップです。モデルやモデリングの定義、ビジネスアナリシスにおけるモデルの位置づけ、モデリングの難しさなどが端的にまとめられています。システミングにおける「ビューモデル」はある種のメタモデルだと思うのでメタモデルについてもっと考えてみたいところなのですが、この記事ではサラッとしか触れられていません。そのうち私達も考えを整理して記述してみたいと思います。

ニュース 2021.09.19
レヴィから一言 JISA(一般社団法人情報サービス産業協会)が主催する大型のシンポジウムにおいて経験報告や実践事例の発表を募集しています。特に今回はポストコロナ時代の新しい開発スタイルとして、「リモート」「アジリティ」「ダイバーシティ」等の観点で実践、検討している事例を積極的に募集しているそうです。発表側でも聴講側でも勉強になりそうですね。

参考 2021.09.18
レヴィから一言 業務フローモデルが役立つ場面、組織が業務フローモデルを活用する目的とメリット、実際の業務から業務フローモデルを抽出&構築するコツなどを整理して紹介シてくれている記事です。例は少ないですが、その分コンパクトにまとまっているので、業務フローモデリングに取り組む際に一読するとよさそうです。

参考 2021.09.17
レヴィから一言 「業務プロセス要件」を「(業務の)目的を達成するための活動」と位置づけて、業務フローとして明確化していく方法について簡単に解説している記事です。業務プロセスの要件定義には「現場の人間を惹き込む」ことが必要で、そのために要件定義者は「ストーリテラー」であることが必要であるなど、モデリング以外の部分についても触れられています。

参考 2021.09.16
レヴィから一言 UMLを用いたモデリングについて「表記法としては間違っていないけれども、表現している内容(モデルの意味)におかしなorあやしいところがある」というケースの具体例をいくつか取り上げて紹介・解説している、とても勉強になる記事です。とりあげられている例としては「エンティティとアクターの混同」「関連の意味付けとロールの混同」「コンテキストの不在」などがあります。

イベント 2021.09.15
レヴィから一言 NECが開催するオンラインカンファレンスです。オードリー・タンなどの著名人を含む様々な専門家が、DXや脱炭素など「未来の共感を創る」というテーマで課題解決やビジネスについて講演するようです。ライブ配信だけでなくオンデマンド配信もあるようで、期間中であれば無料でいつでも視聴することができます。

参考 2021.09.14
レヴィから一言 エンジニアの情報共有サイトから、概念モデル・ドメインモデル・クラス図・型図という違いが分かりそうで分からなそうなモデルたちについて、定義や違いをまとめた記事をピックアップです。古典的な本や新しい論文を参照しつつ、コンパクトに分かりやすくまとめられています。

参考 2021.09.13
レヴィから一言 システム開発における「合意」についての解説記事です。前半(#1)では、各階層の要件(ビジネス要件、業務要件、システム要件)について誰とどんな合意を得ればよいのかがまとめられています。後半(#2)では「事実」と「真実」の違いによる合意形成の難しさや、合意に至る本気度について触れています。

イベント 2021.09.12
レヴィから一言 CPS(サイバーフィジカルシステム)やSoceity5.0に関連するDADCの無料オンラインセミナーです。デジタル庁の企画管や白坂先生が登壇します。対象としては「CPS、Society5.0のアーキテクチャデザインに関心がある方々」「CPSや異業種との連携など、新規事業・サービス開発を担当されている方、課題を感じている方」などが挙げられています。

参考 2021.09.11
設計タスクの複雑性〜Design Structure Matrixで仕事を構造化
引用元:ダッソー・システムズ株式会社 公式ブログ
レヴィから一言 プロセスの可視化、最適化などに使えるDSM(デザイン・ストラクチャー・マトリクス)について、概要と代表的な解説資料を紹介している記事です。特にシステムの設計タスクの依存関係分析と再構成への応用を想定した場合の諸資料がまとめられており、DSMについて学びはじめる場合に役に立つ記事となっています。

参考 2021.09.10
レヴィから一言 要求工学の新しいパラダイムとしての「超上流」や「要求区間の設計」を提案している記事です。システム開発失敗の上位要因である「要件の不備」と「ユーザーの参加不足」に対してアジャイルがある程度の成果をあげたものの、「要求を獲得する」というアプローチは従来の概念の延長であり、新しいパラダイムが必要であると主張しています。関連するポッドキャストもあるので、耳で読むのもいいかもしれません。

参考 2021.09.09
レヴィから一言 クラスの利用やオブジェクト指向について難しく感じているエンジニアが多いですよというアンケート調査結果を紹介した上で、理解を深めるための簡単な例が紹介されている記事です。例としては「クラスを使うことが有用なケース」だけでなく「必ずしもクラスを使う必要のないケース」が取り上げられており、分かりやすいです。

イベント 2021.09.08
MBSE CYBER EXPERIENCE SYMPOSIUM JAPAN 2021
引用元:ダッソー・システムズ
レヴィから一言 PLM大手のダッソー・システムズが主催するオンラインイベントです。「MBSEの活用とDX(慶応SDM・西村先生)」や「日本におけるMBSEの現場実装への道のり(自動車・重工業からのパネリスト)」など、MBSE、システムーアキテクチャ、PLM、シミュレーション(CAE)などに関連する様々なトピックについて発表があります。オンデマンド配信もあるようです。

参考 2021.09.07
レヴィから一言 JUAS(一般社団法人日本情報システム・ユーザー協会)のDXラボが厚生労働省からの委託で実施した「平成31年度教育訓練プログラム開発事業DX推進リーダー養成プログラム」の一部が期間限定で無料配信されています。DX基礎講座の「デジタルビジネス」と「IT変革」の一部がそれぞれ9月の前半/後半限定で視聴できます。

ニュース 2021.09.06
レヴィから一言 慶応SDM出身のCEOが創業したアンドゲートさんによる新サービス「カベウチ」のリリース記事です。「思考具現化会議」により、やりたいことはあるものの言語化できていない状態のものを着手可能な状態まで整理するサービスとのことです。絵として整理しながら対話をすすめるという点で、システミングと似ている部分があるなと思い、ピックアップ&ウォッチです。

参考 2021.09.05
レヴィから一言 ビジネスモデルキャンバス、ペルソナキャンバス、カスタマージャーニー、バリュープロポジションキャンバスなどの各種フレームワークをつかって、サービスやプロダクトがビジネス側と整合するかどうかをチェックする方法について紹介している記事です。フレームワークを使うことで、誰でも経験豊かなプロと同じように考えることができるというところがよいですね。レヴィのシステミングも、プロダクトの視点と事業の視点をつなぐことのできるフレームワークであると言えます。

ニュース 2021.09.04
レヴィから一言 終わりの見えない工期はサグラダファミリアのようと言われたり、20万人月という工数がピラミッド建築のようだと言われ「複雑さによる困難の代表例」として扱われてきたみずほ銀行のシステムが今年に入ってからも障害を連発しています。そこでさらに巨額を投じて「設計通りに実装されているのか点検」するそうです。それはそれで必要かもしれませんが、そもそも設計がやばいのでは…

参考 2021.09.03
レヴィから一言 DXとかデータ分析とかいろいろ言われているけど、日本はそもそもその基盤となるデジタル最適化が成熟していないので、まずはそこからでしょという記事です。IT管理のベストプラクティス集であるCOBITを参照して、まずはCOBITの成熟モデルに書かれているようなことを一通りきちんとやってからじゃないと、いきなりDXを考えても難しいと主張しています。

イベント 2021.09.02
レヴィから一言 ユーザー企業向けのアジャイル開発に関する無料のオンラインセミナーです。DXの推進にはアジャイルマインドがベンダー側だけでなくユーザー側自身にも必要ということですね。レヴィとしてはアジャイルマインドはもちろん「対話」や「分断の解消」が必要だと考えています。

参考 2021.09.01
レヴィから一言 NTTデータによる行政向けコンサルサービスの紹介ページなのですが、システムモデル(因果ループ図やストック&フロー図)の例がいくつか載っているのでピックアップです。ループ図を描いた上で、アウトカムのAsIs/ToBeを時間変化グラフで表すなど、実際のコンサルの中身がちょっと気になる内容でした。

参考 2021.08.31
PRePモデルとは
引用元:PReP model
レヴィから一言 NAIST(奈良先端科学技術大学院大学)の研究室で開発された(業務)プロセスの概念構造化モデリング手法「PReP」について紹介されています。成果物視点によるプロセスモデルとはどういうものなのか、レストラン業務などの想像しやすい例で示されています。

参考 2021.08.30
レヴィから一言 ゲーム関連のカンファレンスの発表ダイジェスト記事です。ゲーム開発プロジェクトにおけるプロジェクトマネージャーの仕事について、なぜか「生姜焼きづくり」を例にして説明しています。生姜焼きづくりのクリティカルパス分析などもやっていて、この発表資料を見るだけで生姜焼きを効率的につくれるようになりそうです。

参考 2021.08.29
レヴィから一言 「仕様」と「要件」の違いについて、辞書的な定義からはじまって、会話や文章の中での使用例、言い換え、英語表現などいろいろな角度から説明してくれている記事です。ついでにざっくりとですが仕様書の書き方のポイントについてもまとめられています。

イベント 2021.08.28
レヴィから一言 astah*を提供するチェンジビジョンさんによる無料のMBSEセミナーです。身近な家電の開発プロジェクトを題材としたサンプルモデルを使ってMBSEの流れやモデルの役割を解説してくれるとのことです。扱われる図として 要求図、ユースケース図、ブロック定義図、アクティビティ図、ステートマシン図が挙げられています。

参考 2021.08.27
レヴィから一言 タイトルだけ見ると「システムデザインのニュースじゃないじゃん」という場違いなものに見えるかもしれませんが、研究結果がシステムモデル的な図で分かりやすく描かれていたのでピックアップしました。因果関係モデルのように影響を及ぼし合う要素・パラメータ・出来事を矢印で結ぶことで全球凍結後に真正細菌が増殖したプロセスが表されています。「この研究で新たに発見されたところはここだよ」というのを分かりやすく示すことができていて、システムモデルの有用性を感じます。

参考 2021.08.26
レヴィから一言 メールの高速処理ツール「Superhuman」の創業者による記事の翻訳版です。PMF(プロダクト・マーケット・フィット)を<測る>にはどうしたらよいだろうかという問いに対して、Superhumanでの経験も踏まえて整理している面白い記事です。「そのサービスを使えなくなったらとても残念と回答する人が40%以上いる」という具体的なメトリクスを示した上で、PMFに至るための様々な施策や考え方を紹介しています。

イベント 2021.08.25
OPEN DX 2021 NextStage
引用元:Cloud Ace
レヴィから一言 GCPを中心にクラウドの導入支援・開発を手掛けるクラウドエースさんが主催するDXをテーマにしたオンラインカンファレンスです「アジャイルなクラウドシステム設計への挑戦」「日系エンプラ企業で社員内製開発にトライしてみた」「Google クラウドをフル活用したTBSテレビのDX事例」など50以上の様々なセッションを無料で視聴することができます。。

参考 2021.08.24
「信頼」がQAの価値を生む
引用元:スタディスト開発ブログ
レヴィから一言 マニュアル作成・共有プラットフォーム「Teachme Biz」を提供しているスタディストさんの開発ブログに、Balusで描かれたモデルが登場したのでピックアップです。QA(品質保証)の価値と重要な要素、そして具体的な取り組み内容などを、Balusを使って整理しています。

参考 2021.08.23
レヴィから一言 ビジネスモデルキャンバスの各要素間には複雑な相互作用があるから、システム思考で考えるとよいですよという記事です。記事ではまず、問題を「ジグソーパズル型」と「ルービックキューブ型」に分けた上で、ビジネスモデルのデザインはルービックキューブ型であるとしています。そしてルービックキューブ型の問題にはシステム思考が有用であるとして、因果関係やループ図などについて触れています。

参考 2021.08.22
共分散構造分析(SEM)
引用元:MACROMILL
レヴィから一言 マーケティングリサーチに関する様々なサービスを展開しているマクロミルさんのサイトからピックアップです。「AならばBである」というシンプルな因子分析ならいいのですが、「Aの原因としてBとCの2つがある。BはさらにDとEに影響し、影響を与えられる度合いには…」のように現実世界の課題構造は複雑です。このような場合の因子分析に使える多変量解析手法である「共分散構造分析(SEM)」について分かりやすく解説されています。SEMを行う場合はまずはじめに課題の因果関係の仮説をシステムモデルとして表現していきます。ここでBalusを使えば、対話的に仮説を構築していくことができそうです。

参考 2021.08.21
意思決定プロセス(プロリク)
引用元:株式会社ゆめみ
レヴィから一言 株式会社ゆめみさんが公開している「ティール組織の助言プロセスをどのように設計・運用しているか?」のページです。プロポーザル・レビューリクエスト(通称:プロリク)という形で形式知化されている意思決定プロセスとそこに至る知恵が惜しみなく紹介されています。レヴィもティールにチャレンジしている部分があるので大いに参考にさせてもらいつつ、プロセスの表現にフローモデルが使われていてとても分かりやすかったのでこちらでもピックアップです。

イベント 2021.08.20
レヴィから一言 「経営層を含めたステークホルダーとベクトルを合わせてDX推進できているケースは 多くないというのが実態」という課題に焦点をあてた、ショート講演/サービス紹介型のイベントのようです。「向いている方向が異なる」「個別最適な対応となっている」「T部門だけで実施」など、レヴィもよく対応することのある分断とシステムデザイン上の課題が挙げられています。

参考 2021.08.19
レヴィから一言 Pickup Booksでも取り上げている「進化思考」の内容を扱った著者との対談記事シリーズの一つです。この回では「変異」によるアイデア出しと「適応」による事業のチェックなどについて話されています。対談形式なので、書籍を読んでいくよりも気軽にパッと読めそうです。書籍を未読の方にとってはまずはどんな内容が書かれているかの把握のため、既読の方にとっては書籍の内容の具体化・補完のためによいかなと思います。

イベント 2021.08.18
レヴィから一言 「いくつものアジャイルコミュニティのオーガナイザーをしながらレガシーシステムと向き合ってきた」という講演者2名がシステム開発についてトークするコミュニティイベントです。トピックになるかもしれないリストとして挙げられている「ソフトウェア考古学」が気になるところです。

参考 2021.08.17
レヴィから一言 「やることリスト」は、システミングでは「具体的に必要なビューのセット」に相当します(レヴィ内ではKATAと呼んでいます)。ビギナープロダクトマネージャ向けのKATAに相当する視点が紹介されているということでピックアップです。本論である「やることリスト」の前にビジネスモデル・キャンバス、カスタマージャーニー、ジョブ理論など、いろいろな視点セットについても紹介されています。

参考 2021.08.16
レヴィから一言 レヴィはシステムデザインやプロジェクトが上手く行かない場合の本質的な問題を「分断」として扱っているので、「分析と意思決定の分断」が気になってピックアップしてみました。記事の内容はTableauの宣伝ですが、データ分析と意思決定の分断に対して「可視化」と「ツールとしてのつなぎこみ」でアプローチしているところが参考になりました。レヴィがやってることの一面も「可視化による分断の解消」と言えます。

参考 2021.08.15
レヴィから一言 システム構成図の作成について、パワポでの作図から修正の大変さを示した上で、独自の図作成アプリを紹介・配布している記事です。配布されているアプリはAWSのシステム構成図を描くのに特化しているようです。システムモデルは設計の過程で何度も修正しながら描くものなので、修正しやすいかどうかはとても重要ですね。パワポでは厳しいと思います。Balusなら、この記事で取り上げられているような構成図に限らず、様々なシステムモデルをさっと描いてさっと修正することができます。

参考 2021.08.14
レヴィから一言 人工知能の計算過程や学習の概略をシステム思考で理解しようという記事です。具体的には、計算グラフ、ストック&フロー図、ループ図などのシステムモデルを使って計算方法や仕組みをグラフィカルに表現しています。たしかに、機械学習のアルゴリズムは突き詰めていくとフィードバックループと繰り返し計算による最適化なので、誤差などを状態量としたシステムダイナミクスで表すことができますね。

イベント 2021.08.13
レヴィから一言 東京理科大学が一般向けに提供しているオープンカレッジにおいて、システムデザインに関連する講座が開講されます。講座の趣旨としては「システムデザイン視点で現代の問題を解説していただくことにより、新しいシステムデザインの方向性と有用性を実感できる講座」となっています。講師とタイトルを見ていくと、ステークホルダの幸福度やウェルビーイングなどの幸福と経営に関連する話題や政治システムにおける合意形成などの話題がシステムデザインの視点から解説されるようです。受講料が必要ですが、システムデザインの専門家から最新の話題が聴けるのはうれしいですね。

参考 2021.08.12
レヴィから一言 ​DXに関連する解説+事例紹介の記事です。デジタル化やDXに関わる用語と全体像を整理した上で、様々な例が紹介されています。事例では多くの人が利用している一般的なサービスのうちデジタル化の例としてよく目にするものが挙がっており、特に目新しい感じではありません。記事の最後の方では、SoEとSoRの概念を紹介した上で「現時点でSoEをデジタルビジネスやDXの対象として捉えているとビジネスを大きく見誤る」「むしろビジネス規模で考えるとSoRの分野の方がデジタルビジネスの主要市場」「SoEやSoRといった概念よりも、両利き経営の考え方で理解する方がよい」と主張していて、賛否ありそうだなと思いました。

ニュース 2021.08.11
レヴィから一言 マインドマップをはじめ、​フローチャートやER図、人物関係図、システム構成図などのシステムモデルをつくれるオンラインツール​が発表されました。基本的には無料ですが、エクスポート機能に「ポイント」を使うようです。登録や共有をすることでポイントが付与されるらしいです。この「広めていくための仕掛け」が機能するかどうかをウォッチしてみたいので、ちょっと試してみようかなと思います。

イベント 2021.08.10
​ソフトウェア品質シンポジウム2021
引用元:一般財団日本科学技術連盟
レヴィから一言 ​ソフトウェア品質に関する国内最大級のシンポジウムです。基調講演のタイトルを見ると「スケールフリーネットワークで起こすDX2.0とQX(Quantum Transformation)」や「脳科学から考えるやり抜ける人・逆境に強い人とそうでない人の決定的な違いとは」など、なかなか面白そうです。「Value Stream Mapping ワークショップ」や「ニューノーマル時代のチームビルディング」など、併設チュートリアルも面白そうです。参加費分のもとは十分にとれそうな感じです。

参考 2021.08.09
レヴィから一言 ​RFP(提案依頼書)の記載内容に対する認識齟齬によってシステム開発の失敗のみならず訴訟まで発展してしまった実例に基づいて、認識合わせの重要性について述べている記事です。実例では「現行と同様の統計機能の実装」という概略的な記述が原因で悲劇が生まれたようです。この記事ではシステム部門に必要なスキルを「巻き込み力」としていますが、レヴィ的には「モデリング対話力」を推したいと思います!

参考 2021.08.08
レヴィから一言 ​「ベイブレード」などの企画開発に携わった筆者による「おもちゃのプロダクトデザイン」について語られた記事です。おもちゃのデザインを「ゼロ→イチ型アプローチ」と定義して、課題解決型アプローチのプロダクトデザインと比較しています。デザインワークショップの具体例なども紹介されているので、トライすることもできそうです。

イベント 2021.08.07
​システムイノベーションのケーススタディ講座(第二回)
引用元:一般社団法人システムイノベーションセンター
レヴィから一言 ​SIC(システムイノベーションセンター)が実施するケーススタディ講座です。JR東日本)東京圏輸送管理システム「ATOS」を題材に、複雑システムの設計についてケースメソッド的に学べる内容のようです。オンラインで参加することができ、ATOSの概要や過去の問題点を聞いた上でグループワークに取り組みます。ATOSの話を聞けるだけでも価値がありあそうですね。

参考 2021.08.06
レヴィから一言 ​たまにはベーシックなものもということで、UMLのダイアグラム概要の記事をピックアップです。「UMLのメリット」のところはもっといろいろあるだろ!と思うのですが、そこはシステミングなどを見ていただくとして、よく使うベーシックなモデルたちを2分くらいで例付きでざっくり知るにはちょうどいい記事かなと思います。

参考 2021.08.05
レヴィから一言 ​サービス/プロダクトデザインの専門家2名がそれぞれ「デザイナーがビジネス感覚を養うためのオススメ」「現在取り組んでいる課題の参考にしている」「プロダクトデザインに挑戦したい学生に向けて」という観点で選んだオススメの本がまとめられている記事です。Pickup Booksでもとりあげている「学習する組織」も挙げられています。

ニュース 2021.08.04
レヴィから一言 ​日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)が7月中旬に開催したオンラインイベントでの講演やセッションが期間限定でオンデマンド配信されています(無料ですが登録が必要です)。講演タイトルを見ると「社会全体のDX」「DXを推進する組織の合意形成」「顧客価値のリ・インベンション」など、システムデザインやDXに関する面白そうな話題が並んでいます。

ニュース 2021.08.03
レヴィから一言 ​DX推進コンサルやオフショア開発リソースを提供している企業による調査(従業員301名以上の企業のIT/システム開発部門の管理職へのアンケート調査)の結果のリリース記事です。結果を見てみると、DXをすすめる上での課題や重要性として多くの票を得ていたのが「DXを推進できるIT人材がいない」や「コストを抑え、小さなチャレンジをすること」などでした。むしろ回答者である管理職側が「IT人材を育てられない(育てる環境をつくれない)」や「大胆な投資をできない」というところが課題なのでは?と思ってしまいました。

参考 2021.08.02
レヴィから一言 「動くものをつくってリリースして、反応を見てから直していこう」という仮説検証型のプロセスは間違ってはいませんが、「顧客にデバッグさせる」になってしまうとダメだよねという記事です。体験談に基づいて「上流設計をサボるとゴミができる」と強い言葉で上流設計の重要性が強調されています。Balusを使ってみんなで上流設計すれば、ゴミができなくてすみますね。

イベント 2021.08.01
レヴィから一言 システム思考に基づく安全性解析手法であるSTAMP/STPAに関する勉強会を発見したのでピックアップです(結構珍しいのではないかと思います)。FMEA、FTAなどの従来の手法は「アクシデントは構成機器の故障やオペレーションミスに起因する」という視点から組み立てられていますが、STAMP/STPAは「アクシデントは構成要素間の相互作用から創発的に発生する」という考えに基づいていて、より複雑なシステムへの適用が可能となります。このイベントでは自動運転システムの設計に適用した事例が紹介されるとのことです。

参考 2021.07.31
レヴィから一言 このコーナーでも何回か取り上げているシステム思考に基づくプロセス改善手法「SaPID」を業務に取り入れたエンジニアが、導入までの苦労や工夫について書いたブログです。SaPIDに対する筆者の解釈からはじまり、経験者がいない状態からの試行錯誤の過程が紹介されています。「問題解決に慣れ過ぎていてつい解決策から考えてしまう」などのエンジニアあるあるな課題もあったようです。

参考 2021.07.30
レヴィから一言 Markdownを使ってUMLのシステムモデルを描画できるサービスがたくさん紹介されています。開発者の方ならMarkdownに慣れているでしょうし、テキストベースで記述できると保存、送信、Git上での管理などいろいろと取り回しがよいですよね。この記事の掲載元であるNotePMもばっちし宣伝されています。レヴィも宣伝しておくと、Balusを使えば対話しながらみんなでUML(に準じた)モデルを描くことができます。Balusを使って議論しながらモデルを構築し、この記事のツールを使って清書するみたいな使い方が考えられますね。

イベント 2021.07.29
レヴィから一言 システムズエンジニアリングの国際的な専門組織である〈INCOSE〉の日本支部にあたる〈JCOSE〉が開催するワークショップです。今回は先日開催されたばかりの「INCOSE International Symposium 2021」で行われた発表や議論が共有されます。システムエンジニアリングに関する最新の情報がゲットできそうですね。さらに、オープンディスカッションの時間もあるようなので、国内のSEコミュニティに参加したいという方にもよいきっかけになりそうです。

参考 2021.07.28
レヴィから一言 今日はテストに関する記事をピックアップです。レヴィと共催セミナーを実施したこともあるバルテスさん(テストの専門会社)による記事で、探索的テストの具体的な実践方法について紹介されています。全体の流れを示した上で、各ステップの実行方法についてとても具体的な内容が書かれています。ミーティングの中の会話例や埋めるべき資料のテンプレートなどまで紹介されているので、実際に試してみることができそうなくらい具体的です。

参考 2021.07.27
レヴィから一言 システム思考ではモノゴトを階層的に考えることも重要です。階層を一つ下げる(具体化する)にはモノゴトを分解して考えます。今回ピックアップした記事では「分解の思考」について紹介されています。特にMVP(Minimum Viable Product)に関する説明では、分解した上で個別の要素ではなく全体が入っていないとMinimum Viableではないよという形で、まさにシステム思考的なことが主張されています。

参考 2021.07.26
レヴィから一言 このページ下部のPickup Booksでも紹介している「プロダクトマネジメントのすべて」など、必要なスキルを体系化した書籍が増えてきたのでプロジェクトマネージャーとしてはいい時代になったなとしつつ、そのような形式知だけではPMとしての成長は難しいですよという記事です。後半ではPMに重要なマインドセットとして「システム思考」が挙げられています。論理的思考+デザイン思考みたいな感じでシステム思考とプロジェクトマネージャーの関係について述べられています。

参考 2021.07.25
システムエンジニアリングにおけるモデルの役割
引用元:一般社団法人システムエンジニアリング研究会
レヴィから一言 SERA(一般社団法人システムエンジニアリング研究会)が公開している講演資料をピックアップです。2年ほど前の資料になりますが、MBSEの現状と課題、モデルの役割について基本的なことがわかりやすくまとめられています。課題として「小規模システムだと効果が得にくいのでパイロットプロジェクトを組成しにくい」「ハンズオンセミナーでは全体の流れや方法論を理解できるけど、修得までには結局時間がかかる」「王道がない」などを挙げつつ、「UMLと同じ失敗は繰り返してはいけない」としています。MBSEやモデルの説明は教科書的な範囲に留まっていますが、わかいりやすくスライド化されています。個人的には「MBSEがなければミステリーゾーン」という言葉の使い方が面白かったです。

参考 2021.07.24
レヴィから一言 IT投資効果を高めるのに必要不可欠な「ビジネスアナリシス」について、エンジニアリングの視点からメソッドやプロセスを整理したGUTSY-4という独自の方法論が紹介されています。ビジネスモデル/ビジネスプロセスモデル/IT要求モデル/ITモデルから構成されるメタモデルを基盤にして、モデルベースでビジネス理解やシステム設計を進めていくプロセスがとても良く整理されています。リンク先ではGUTSY-4の全体像や詳細に加え、顧客企業を実名で挙げた豊富な事例も紹介されています。「GUTSY-4を利用したビジネスアナリシスのクラウドサービス→第3者が提供中」とありますし、Balusでも実践できるかも…

イベント 2021.07.23
レヴィから一言 ビジネス設計からシステム開発までトータルなDX推進を扱っているモンスターラボさんによる無料のオンラインセミナーです。スクラムマスターの講師が「デジタルプロダクト開発をどのように進めていくのか?」「アジャイル開発チームの組成とプロジェクトの進め方」について解説したり、事例を紹介したりしてくれるとのことです。レヴィも最近はビジネス側とシステム側をつなぐDXのデザインのお仕事が増えてきていますので、参考にしたいところです。

参考 2021.07.22
レヴィから一言 記事のヘッダー画像がなかなか複雑で良い問題因果構造図だったのでピックアップです。ある問題が別の問題の原因になっているという関係を表現したシステムモデルになっていると思います。因果ループ図に似ていますね。記事の中身も、先進的な企業とレガシーな企業の違い、ピラミッド型の組織からオープン型の組織への変化の必要性、危険な思考停止フレーズなど、組織のマインドのあり方についてわかりやすく解説してくれていてGoodです。

参考 2021.07.21
レヴィから一言 チームや組織の運営や協同をよりよいものにするための「行動指針」について、設計・運用のコツを紹介している記事です。行動指針が必要な理由として「コミュニケーションの効率化」「判断基準の明確化」「チームの文化づくり」が挙げられ、指針を設計する際に重要な性質として「具体性」と「自分ごと化」などが解説されています。

参考 2021.07.20
レヴィから一言 経済産業省と東京証券取引所が2021年6月に発表したDXの先進事例「DX銘柄2021」から、JALさんの取り組みを紹介している記事です。環境の整ったDX拠点を創設した上で「現場社員」をラボメンバーとして巻き込むことで、効果的なDXを実現しているというお話です。DXには業務に関するドメイン知識や課題感を持った実務担当者の視点がとても重要です。実務担当者を巻き込みながらアイデア出し、PoC検証、DX構築を進めるJALさんはさすがだなと思いました。こちらの特集で他のDX銘柄2021の事例も紹介されていくようです。

参考 2021.07.19
レヴィから一言 MoEngageのQAリーダーによる記事で、テストの設計や報告にマインドマップを活用しまくるというものです。「100ページのテストプラン (おそらく誰も読まない) を作成するかわりに、1ページのマインドマップを作成します」の実践方法やメリットについて詳しく説明されています。レヴィ的には、この話におけるマインドマップを「Balus上のシステムモデル」に差し替えても同じこと(むしろ同じこと以上)ができるのではないかと思っています。

イベント 2021.07.18
レヴィから一言 システムとしての都市をデザインする設計図(アーキテクチャ)と設計者(アーキテクト)をテーマとしたパネルディスカッションをオンラインで無料視聴できます。スピーカーの東氏、西城氏、白坂氏はいずれもレヴィにとってお世話なったことのある知り合いなので、3人がどのような話を展開するのかとても楽しみです。特に論点として挙げられている「アーキテクチャがない場合、どのようなことが起こるか?」がとても気になります。

参考 2021.07.17
レヴィから一言 「スクラム」の源流となる考え方の提唱者である野中郁次郎先生を含む3名の著名人による「創造的失敗」をテーマにしたオンライン講演(第15回トポス会議のオープニング)のサマライズ記事です。失敗から学ぶという野中先生の基本的な考え方や、「輝かしい失敗」の性質、16の失敗の型など、とても面白い&勉強になる内容が読みやすくまとまっています。その失敗がどのくらい輝かしいか?を評価するスコアの計算式なんかも登場します。

参考 2021.07.16
レヴィから一言 機械学習を活用したアプリ開発がどのような視点・指針で行われているのかをサーベイして整理してくれている記事です。Apple、Google、Microsoft、Facebook、Spotifyの各社における機械学習まわりの設計ガイドラインが紹介されています。さらに、それらを集約した「共通の設計手順」もまとめられています。GAFA各社の機械学習設計に関する同じところ、違うところがわかって面白いです。

参考 2021.07.15
レヴィから一言 企業におけるアジャイルを成功させるために、経営的な意思決定と開発のプロセスをOKR(Objectives and Key Results)でつなぎこむというアイデアが事例と合わせて書かれています。OKRを意思決定ツールや管理ツールというよりも、コミュニケーションツールとして使うと良さそうです。OKRを使って階層別の意思決定をうまくつなぐことができれば、良い形の企業アジャイルができそうですね。英語ですがわかりやすいインフォグラフィックも掲載されています。

イベント 2021.07.14
レヴィから一言 ビジネス設計からシステム開発までトータルなDX推進を扱っているモンスターラボさんによる無料のオンラインセミナーです。DX推進のための「デザイン思考」「組織デザイン」「人材育成」などがテーマとなっているようです。「デザイン領域を担うDX人材育成支援を行った事例」の紹介が気になります。

参考 2021.07.13
レヴィから一言 チーム形成、経営、クリエティブ制作などのシーン別にプロジェクトへの取り組み方や学び方について触れることのできるマンガが紹介されています。マンガやゲームのいいところは、様々な世界や状況を仮想体験できるところですよね。実は教材としても優れているんじゃないかなと思います。紹介されている中では「Real Clothes」だけは読んでなかったので、今度トライしてみたいと思います。SDL的には、システム設計を任されたときに読みたいマンガとかを考えてみたいところです。

参考 2021.07.12
レヴィから一言 最近のレヴィがテーマにしている「分断の解消」について扱っていた記事なのでピックアップです。BTC(Business/Tech/Creative)の部門がそれぞれどういう役割を持つべきで、その間の分断をどう解消すればよいかについて議論されています。分断の解消を実現するためのキーとしては「デザインコンセプト」が挙げられています。デザインコンセプトの可視化と共有には、Balusが活用できるかもしれないなと思いました。

参考 2021.07.11
レヴィから一言 ユーザーインタフェース研究の第一人者でマルチタッチの生みの親である暦本先生が登壇したオンラインイベントの再構成記事です。「妄想を現実にするための第一歩は言語化すること」や「ソースコードが公開されたら、すぐに手元で動かしてみる。自分の手を動かすことを日常的に実行するか実行しないかで、その後に大きな違いが出てくる。」など、大事なマインドセットが語られています。言語化も「モデル化」の一種ととらえれば、「妄想を現実するための第一歩はモデル化すること」と言えますね。モデル化しましょう。著書の「妄想する頭 思考する手」も要チェックです。

参考 2021.07.10
レヴィから一言 開発者にとって有用なドキュメントを維持するための「継続的ドキュメンテーション」について、あるべき原則を提案している記事です。原則は「常に最新である」「最適な時に作成される」「コードと一致する」というもので、だれでもアグリーだとは思うのですが、それをどうやって実現するのか(How)が難しいところですよね。この記事では「実際のコードを含むドキュメントを書く」「ドキュメントとコードが結合されていて、コードのどの部分がどのドキュメントに対応しているのかが分かるように書く」というのをHowとして提示しています。Balusに部分モデルとコードを対応づけする(例えばGitHubへのリンクを貼る)みたいな機能つければ、もしかしたらいけるかもしれないなと思いつつ、ピックアップです。

イベント 2021.07.09
レヴィから一言 アジャイルにおけるテストやドキュメントのあり方について考える無料のオンラインセミナーです。アジャイル開発プロセスについて「テストをどこまでやるか、どうやるか」「どのレベルまでドキュメントを作るべきか?」「ウォーターフォールとどう違うのか?」などが扱われる内容としてあげられています。対象はシステム開発部門長、設計・開発担当者、PM・PLとされていますが、概要を見る限り、アジャイルタイプの開発に取り組んでいる人ならば誰でも考えたい内容になっているのではないかなと思います。

参考 2021.07.08
レヴィから一言 新型コロナの感染拡大や各国の対策のインパクトについてシステム・ダイナミクスの観点から様々なモデル化と評価をしているMITの論文(原文はこちら)を翻訳・整理して紹介してくれている記事です。特に(2)の記事では因果ループ図やストックフローモデルなどのシステムモデルで分析された結果が紹介されているのでピックアップしました。丁寧なモデル化によってコロナ禍の状況が説明されています。前半となる(1)の記事はこちらです。

参考 2021.07.07
レヴィから一言 よく耳にするシステムをつくる側(エンジニア)の人材不足ではなく、システムを使う側・発注する側の人材不足を出発点にして、発注側に必要となってしまっている「想像力」やその属人化について取り上げています。さらにそこから「プロジェクトの成果物そのものだけではなく、プロジェクトの進行方法そのものをユニバーサルデザインという考え方に基づいて進めていくべき」という主張につなげています。課題と主張の間は丁寧に説明されていて、読み応えのある記事でした。

参考 2021.07.06
レヴィから一言 「新規事業やプロダクトの開発で企業が陥りがちなワナ」とその回避策について、専門家の意見を解説した記事です。悪手①として「顧客のニーズを捉えるより先に、プロダクトを作り始める」で、悪手②として「早すぎる段階で過剰な投資をする」が挙げられています。回避策の話としてはプロトタイピングなどが挙げられており、教科書的ではありますが、不確実性コーンに言及しながらしっかりと説明されていてわかりやすいです。

ニュース 2021.07.05
量子技術を用いたプロジェクト管理ツールを開発
引用元:PR TIMES/株式会社KandaQuantum
レヴィから一言 量子コンピュータを用いたスケジューリングの最適化によって素早く自動でプロジェクトのスケジュールを提案してくれるアプリ「calqPM」の実証実験がはじまったというニュースです。量子コンピュータがこのような身近な問題に応用されると聞くとびっくりですよね。遠い未来のことだと思っていたことがどんどん実現していく気がします。最適スケジューリング問題のような複雑な組み合わせ最適化をものすごい速度で解いてしてまう量子コンピュータの実用化によって、仕事の進め方もガラっと変わったりするのかもしれません。

イベント 2021.07.04
現場で役立つシステム設計の原則編総まとめライブ配信!
引用元:connpass/株式会社ミライトデザイン
レヴィから一言 株式会社ミライトデザイン主催によるエンジニア向け/初学者向けのオブジェクト指向コミュニティペチオブさんによるオンライン配信イベントです。「現場で役立つシステム設計の原則 〜変更を楽で安全にするオブジェクト指向の実践技法」の著者である増田さんがゲストとして登場し、設計の話や書籍の内容の話を伺うそうです。事前アンケートやチャットからの質問も拾って受け付けてくれるとのことですので、聞いてみたいことがあれば投げてみましょう!

参考 2021.07.03
レヴィから一言 画像の探索&コレクションのためのサービス「Pinterest」がスケールに至るまでの過程で経た失敗と改善について紹介されている記事です。5つの教訓とありますが、前後編でそれぞれで5つあるので、10の教訓について知ることができます。メトリクスを選び直した話、ユーザーの意見を無視しなければいけない場面の話、信頼は銀行のようなものだという話など、Pinterestのチームが得た学びをサクッと知ることができます。

参考 2021.07.02
レヴィから一言 DXプロジェクトの準備を「軍事作戦」のあり方に例えて重要な点や失敗しやすい点を説明している記事です。敵情を知る⇔内部・外部の環境を整理する、兵站を確保する⇔予算と要員を確保するみたいな感じで対応づけています。「敵」と「内部」が対応しているのがちょっと面白いですね。インパール作戦のようなDXプロジェクトが減ってくれるのを祈るばかりです。

参考 2021.07.01
レヴィから一言 モノゴトの本質をつかむために「モデル」を使って考えましょうという記事です。システミングやBalusで扱っている「システムモデル」もこの記事で説明されているモデルの一種であり、この記事でもモデルの例として因果ループ図というシステムモデルが挙げられています。記事内では、モノゴトを言語化する(文章で書く)こともモデル化の一種として考え、まずは言語化からやってみようと言っています。記事の後半では、出典元である「グロービス流 『あの人、頭がいい! 』と思われる『考え方』のコツ33」について紹介しています。

参考 2021.06.30
レヴィから一言 実際のシステム開発プロジェクトの現場でどのような困難があって、どのように乗り越えたのかを具体的なケースに沿って紹介する記事シリーズの一つです。今回の記事では東京ガスさんにおける新サービスの構築とそれに伴うシステム開発の事例が取り上げられ、PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)との連携などについて実際の様子が詳しく紹介されています。「ビジネスではスケジュールがタイトでも少し無理してやることがあるけど、システム開発でそれをやってしまうとやばい」という部分にとても賛同でした。

イベント 2021.06.29
「ホモ・システーマ」の時代:システム史観の提案
引用元:一般社団法人システムイノベーションセンター
レヴィから一言 システム科学、システム工学の分野で著名な木村英紀先生がIEEEの賞を受賞したことを記念して開催される講演会です。「システム」の語源にさかのぼって論旨を組み立てている講演概要を読むだけでも、勉強になった気がします。歴史をシステムの深化拡大プロセスとして捉えた「システム史観」を提示する内容とのことで、とても楽しみです。明日発売の木村先生の著書「現代システム科学概論: システム思考を支える知の基盤」と合わせてチェックしておきたいところです。

参考 2021.06.28
レヴィから一言 「正しいものを正しくつくる」の市谷さんのnote記事です。そろそろ「冷やし中華はじめました」の時期ですが、DXの世界でも「うちもはじめました」的にスタートして全くもってうまくいかないパターンが多いようです。「組織の作り変えへの挑戦」であるはずのDXが、これまでの経験と判断を拠り所にした過去の延長線になってしまっている残念な場合について言及されています。

その他 2021.06.27
レヴィから一言 小倉百人一首に関する人物(作者や歌の中に登場する人物)の関係モデルを図示してみたという投稿をピックアップです。見て頂ければ分かるのですが、めちゃくちゃ複雑です。基本のリンクは血縁関係なのですが、「恋人」とか「ライバル」とか「仕える」みたいな関係性も表されていて、とても複雑なシステムになっています。それでも、こうして図で(システムモデルで)表現されていると、関係性を辿ることができてわかりやすいですね。システムモデルの凄さを表す例として取り上げてみました。Balusでもキレイに描けると思います。

参考 2021.06.26
レヴィから一言 システム開発における要件定義のポイントについて分かりやすく解説してくれている動画です。要件と要求の違いなどの基本をおさえた上で、要件定義の難しさやそれを乗り越えるためのポイントについて触れています。「言語コミュニケーションの難しさ」という課題や「顧客を巻き込む」「目に見えるものを作成する」というポイントが挙げられていますが、まさにそのような部分にBalusやシステミングが有効です。

参考 2021.06.25
レヴィから一言 情報サービス産業協会(JISA)の会報記事からピックアップです。2011年に同協会が発表した要求工学の知識体系「REBOK」について、<DX編>を提案する内容となっています。記事では従来のREBOKの位置づけを簡単に確認した上で、「問題発見」や「価値創造」の観点からDX編として追加すべき内容について紹介されています。デザイン思考やアート思考などを取り入れつつ、最終的にはパターン・ランゲージという形でまとめられています。結果は記事の表1にまとめられている他、こちらのページで解説スライドや解説ビデオなどが公開されています。

ニュース 2021.06.24
レヴィから一言 名刺管理サービスのSansanが社内にUX(ユーザー体験)の調査・分析に特化した組織「UXリサーチセンター」を設置したことを発表しました。UX設計が市場の開拓に欠かせないとし、プロダクト開発とは独立した組織としてUXの調査・評価や改善点提案を担うとのことです。取り組み内容として定性調査:デプスインタビュー、ユーザビリティーテストや定量調査:アクティビティの分析や、ファネル分析、効果の予測・検証などが挙げられています。取り組みの様子については同社の技術ブログで発信していくとのことですので、続報が楽しみです。

参考 2021.06.23
レヴィから一言 「イノベーションのジレンマ」などで有名な故クリステンセン先生が提唱するイノベーション創出のための方法論「ジョブ理論」の実践方法について解説しているnote記事です。ジョブ理論を使ってプロダクトをつくるプロセスがフレームワーク化され、わかりやすくまとめられています。有料ですがテンプレートファイルも配布されており、ファイルの中身を埋めていくことでジョブ理論が実践できるようになっているようです。

参考 2021.06.22
ULTIMATE-SUBARU:MBSEを用いたシステム仕様の策定
引用元:第9回 可視赤外線観測装置技術ワークショップ 2020/大野良人, 他
レヴィから一言 ハワイのマウナケア山に設置されている大型望遠鏡「すばる」に関連する機器開発においてMBSEによるシステム仕様策定にトライしているという発表資料です。MBSEにチャレンジしたきっかけ、進め方、実際に取り組んだ内容とモデルが詳しく紹介されています。最後には所感や課題がまとめられており、思わず「そうですよね」とつぶやいてしまうほど共感です。ピックアップリンクはスライド資料への直接リンクとしましたが、出典はこちらのプログラムページです。

イベント 2021.06.21
レヴィから一言 経営者のゲストを呼んでDXに関連する様々な質問と深堀をするという対談型かつシリーズ型の無料オンラインセミナーです。質問の例として「デジタル領域の専門部署は作るべきですか?」「データ関連の業務は外注すべきですか?社内でチームを作るべきですか?」「DXにおける組織としてのインセンティブ設計の具体的なアプローチはありますか?」などが挙げられています。インセンティブ設計をどのように行うかなどは、とても気になりますね。いろいろな経営者の回答を聞いてみたいです。

参考 2021.06.20
レヴィから一言 組織において多様性や文化の違いを受入れ、理解し、コラボレーションを最大化することで生産性や収益を高めるリーダーのあり方について論じている「The Business of We」のちょこっと紹介と著者へのインタビューをまとめた記事です。翻訳が必ずしも読みやすい感じではないためすこし分かりづらいところがありますが、多様性を重視する新しいタイプのリーダーの役割や心がけについて短く紹介されています。

参考 2021.06.19
レヴィから一言 変化の激しい社会における人材・組織の強化に必要な思考法として「逆算思考」「複眼思考」「システム思考」を挙げ、それらに基づく組織変化のシナリオについて解説している記事です。システム思考の項は全くシステム思考の話ではなく、いわゆる「働きアリの法則」の話でした。書籍「人材力・組織力強化アクションリスト-中小企業を成長させる鍵は『人と組織の強化』にある」の内容に対応した記事のようです。組織改革の具体的なシナリオやマイルストーンが示されていて、書籍の中身がちょっと気になります。

参考 2021.06.18
レヴィから一言 はやぶさ2のプロジェクトマネージャーを務めた津田雄一先生へのインタビュー記事で、チームづくりを話題にしたものです。600人以上の多人数で未知に挑むプロジェクトをどのように率いてきたのかについて語られています。心理的安全性の話や、問題をつくりあって失敗経験を積む訓練の話などを聞くことができます。インタビューは動画ですが、書き起こしもあるのでパッと読めます。

参考 2021.06.17
レヴィから一言 「アジャイル開発における品質管理」をテーマにした連載の一部で、テストについて扱っている回です。テストをきちんとスプリント内におさめるために「いきなり100点を目指さない」「V&Vの考え方で効率よく受け入れ条件を設定する」「自動化する部分を見極める」などの考え方が解説されています。わかりやすい図も載っているので、読みやすいです。

参考 2021.06.16
レヴィから一言 昨年話題になった書籍「Engineers in VOYAGE 事業をエンジニアリングする技術者たち」の制作指揮をとったVOYAGEのCTOのインタビュー記事です。「技術力」を重視した文化・共通認識に基づいて進めた組織づくりの経緯について語られています。エンジニアの評価軸と評価制度まで踏み込んで紹介されていて、とても参考になります。

イベント 2021.06.15
レヴィから一言 大企業や従来型企業でアジャイル開発に関わる方々が対象のアジャイルに関する無料イベントです。「設計」に焦点をあてているところが珍しいなと思い、ピックアップです。課題感として挙げられている「設計できるメンバーが限られているため、実装メンバーの待ちが発生している」「設計しないで実装したら、不具合や仕様把握の困難化を招き、かえって開発効率が落ちてしまった」「従来型の重厚な設計プロセスで、うまく要求変更に柔軟に対応できるか、不安」に共感する人は多そうだなと感じました。

参考 2021.06.15
レヴィから一言 「アジャイルな会社」「アジャイルな組織」を実現することの意義を確認した上で、必要な考え方や誤ったアプローチについて短くまとめてくれている記事です。冒頭で記事の全体像や資料を示してくれているので、短く読んだ上でじっくりと資料まであたることもできます。最後の方では、組織がアジャイル化したらマネジメントのリソース配分がどう変わるかなどの資料も示してくれていて、イメージがつきやすいです。

イベント 2021.06.14
レヴィから一言 IPAに設置されたDADC(デジタルアーキテクチャ・デザインセンター)の設立一周年イベントが無料オンライン配信という形で開催されます。扱われる内容は「自律移動ロボット」「住民起点MaaS」「スマート安全」の3つの領域における産業アーキテクチャ(異なる事業者間・社会全体でのビッグデータやシステムの連携を可能にする全体の設計)です。大きなスケールでのシステムアーキテクチャの設計にどのように取り組んでいるのか、気になるところです。

参考 2021.06.13
レヴィから一言 JISA(情報サービス産業協会)がまとめた技術動向調査の報告書が公開されました。Cloud Computing, AI, Mobility, Big Data, Robotics, IoT, Cyber Securityの7領域からなる「CAMBRIC:キャンブリック」に焦点を当てて、それぞれの現状と動向、将来性分析し、重要と考えられる技術などがまとめられています。報告書中でまとめられている「周期表」を見ると技術動向の全体像が分かりやすいです。冊子版が有料で売っていますが、PDF版を無料で取得することができます。

参考 2021.06.12
レヴィから一言 設計ドキュメントの説明性・正しさ・変化・理解・分割などを集合論の手法でモデル化して、良いドキュメントの条件を導いているとても面白い発表です。結論として導かれた「システムを入力としたドキュメントの追従」と「理解しやすさのための分割」のうち後者はシステミングにおいてはビューの分割に相当するなと思いました。前者についてはBalusやシステミングでは扱いきれていないので、今後はちょっと考えてみたいところです。

参考 2021.06.11
レヴィから一言 プロダクト組織の構築・再編に関する課題に対して、プロダクトマネジメントやシステムアーキテクトと同様のアプローチで取り組んだ実例について、経緯を含めて紹介されている記事です。実態の吸い上げからはじまって、情報交通の整備、改善サイクル形成を伴う業務フローの改善まで、どのようなアプローチで具体的にどのように取り組んだのかが紹介されており、とても参考になります。

参考 2021.06.10
レヴィから一言 東京大学の研究成果プレスリリースからのピックアップです。小説やSFの共創活動を行うオンラインコミュニティーの振る舞いを分析した結果、ネットワーク内での中心メンバーではなく周辺メンバーの方がオリジナルな部分を数多く創作し、中心メンバーの方は「質を高める」という貢献をしているということが分かったらしいです。小説やSFの創作活動とシステムデザインやプロダクト開発の話が同じなのか違うのかはパッとはわかりませんが、組織づくりなどの際に気になる研究結果ですね。

ニュース 2021.06.09
レヴィから一言 オンラインコミュニケーションによる要件定義を定額で提供するというサービスのプレスリリースです。業務要件定義は依頼側が中心となって進め(サポートは受けれるようです)、システム要件定義とドキュメント作成はサービス側にお任せできるようです。「要件定義はシステムの成否を左右する重要工程だけど、お客様目線よりも開発ベンダ目線に偏る傾向」という課題はレヴィが注目している分断の一つでもあります。なかなか面白いサービスだなと思ってピックアップしました。

イベント 2021.06.08
レヴィから一言 DX文脈でのUX(ユーザー体験)に関する様々な話題提供が予定されている無料のオンラインセミナーです。講演タイトルを見ると「よいUXとは何か?」「ユーザー中心設計」「UX品質の標準化」などについて扱われるようです。主な対象としては、DXに携わる企画者・開発者、ソフトウェア開発の責任者などが挙げられています。

参考 2021.06.07
レヴィから一言 「システム思考」について登場の背景や理論的な枠組みについて分かりやすく&短くまとめてくれている記事です。ジェイ・フォレスターにはじまる「広義のシステム思考」とピーター・センゲにはじまる「狭義のシステム思考」に分けて解説しているところがわかりやすかったです。後半では社会問題解決の実例や、オーストラリアの小学校における思考力カリキュラムの例などが紹介されています。

参考 2021.06.06
レヴィから一言 マーケティングなどの現場とIT部門の共同作業としてのシステム開発における「優先順位」について解説している記事です。「ビジネス・ベネフィット」「技術的容易性」「組織受入態勢」の3つの観点を軸にして、基準の例も含めて説明されています。前2つは多くの取り組みにおいて意識されているように思えますが、「組織受入大勢」を観点に入れられていない場合をよく目にします。3つの観点からきちんと評価して「やること」だけでなくて「やらないこと」を決めていくのが重要ですね。

その他 2021.06.05
レヴィから一言 システムデザインを最も直接的に日々行っている職業「システムエンジニア」が高校生のなりたい職業3位でした。ベネッセのこのサイトでは「プログラマーが大工さんならシステムエンジニアは建築士」とわかりやすく紹介されています。「残業が多くハードな仕事」「根気強さと体力も必要」とちょっとブラックな感じでも紹介されています。システミングやBalusの普及がブラックさを解消できるといいなと思いつつ、ピックアップしてみました。

イベント 2021.06.04
レヴィから一言 システムズエンジニアリングの国際的な専門組織であるINCOSEの日本支部にあたるJCOSEが今年から不定期に実施しているワークショップです。ダッソー・システムズさんからMBSEやSysMLの最新情報が紹介されるとのことです。昨年リリースされたSysML2.0についても扱われるようです。

参考 2021.06.03
レヴィから一言 就任時に大きな話題となり、その後の実績もたびたび報じられている台湾のオードリー・タン大臣による基調講演の内容をまとめた記事で、デジタル化の進め方とその意義を3段階に分けて説明しています。まずは自動化、その次はAI導入というところくらいまではよくあるのですが、最終的なステップとして「自分の意思決定について、多くの人々の意見を反映できるようにすること」としたところなどがタン氏らしいところです。デジタル化の効果についても「第1段階ではリスク回避、第2段階では時間の節約、最終段階では相互信頼の促進」と分かりやすくまとめています。

イベント 2021.06.02
「表現モデリング入門」講座 ~システム化のためのUML/SysMLモデリング~
引用元:一般社団法人システムイノベーションセンター
レヴィから一言 SIC(システムイノベーションセンター)によるオンライン講座でUMLやSysMLによるモデリングが扱われます。「システム化の視点を身につけ、業務にモデリング技術を役立てたいと考える方を対象に初歩から解説し、モデリングの実演を通して理解を深めます」とあり、ビジネスモデリングやアーキテクチャ設計などが扱われるとのことです。3時間超の長いワークショップですが、その分がっつりとモデリングを体験できそうです。

参考 2021.06.01
レヴィから一言 社会や日常の中の様々な問題構造を因果ループ図(システムを構成する要素の間の因果関係を表したモデル)で表現した例がたくさん載っているページです。「放牧で牛の食欲が高まる」「永久凍土と温暖化」「机が散らかっていく問題」「人気レストランの浮き沈み」など様々な例があって面白いです。図はBalusで描いた方が絶対見やすいなと思いました。

参考 2021.05.31
レヴィから一言 ロボットのモデルベース開発について、開発環境「Matlab/Simlink」を提供するMathWorksからの視点で最近のニーズや一連の手順が(概要だけ)示されています。システムデザイン的にはシミュレーション結果と仕様との間の整合性チェックが気になるところですが、その部分も自動化ソリューションがあるみたいです。LiDARからの入力を含むシミュレーションや、ROSなどのデファクトスタンダードなライブラリを利用した場合のシミュレーションなど、いろいろなことが必要でとても複雑です。

イベント 2021.05.30
レヴィから一言 モビリティという特定の分野の話ですが、システムデザイン的に重要なテーマに関係する講演がいくつもあるオンラインカンファのようなので、ピックアップしました。「車載システムの分散・分担開発におけるプロジェクトマネジメントの課題解決に向けて」や「トレーサビリティ管理ツールをもっと実践的に使いこなすには」あたりが気になるタイトルです。オンデマンド配信で期間中はいつでもビデオ見れるみたいなので、気になる講演があればチェックしてみて下さい。

参考 2021.05.29
レヴィから一言 システムモデリング分野の国際誌「SoSyM」の論説記事からのピックアップです。昨年にリリースされたばかりのSysML2について、意図や特徴がまとめられています。UMLをベースとしていたv1とは異なり独立したスタンドアロンのモデリング言語であること、モジュール化されていて部分的な使用や学習が可能なことなどが挙げられています。私達もSysML2についてはまだ勉強中なので、意図や特徴をざっくり掴めるこの記事はとても参考になりました。

参考 2021.05.28
レヴィから一言 数年前のちょっと古い記事ですが、モデリングについてよくまとまっていたのでピックアップします。前半ではUMLやSysMLの「使いにくいところ」などがまとめられています。Balusを使えばいくつか克服できそうです。後半では利用シーン別にモデリングを整理/分類しています。工程別にモデリングやモデルの種類をマッピングした図はとても分かりやすいです。さらにウォーターフォール/アジャイル/既存開発/すり合わせ開発など、開発のタイプとモデリングについても整理してくれています。

参考 2021.05.27
レヴィから一言 開発組織やDX推進組織が、2つの対立する価値観やモードの片方に寄るのではなく両方をバランス良く持っておくべきだという記事です。安定性重視・ウォーターフォール・集中管理などを「武士」、速度重視・アジャイル・分散管理などを「忍者」と呼び、武士も忍者も両方必要だよねと書いてあります。さらに、武士と忍者の間を取り持つ「守護者」も重要です。システム開発は戦国なのです。

イベント 2021.05.26
レヴィから一言 「プロダクトマネージャーの成長の道標」をテーマとした無料のオンラインイベントです。PMが理解しておくべき「開発」「UX」「ビジネス」の3つの専門領域について、それぞれの専門家が登壇者として解説します。こうして必要な専門性を並べると、PMが身につけておく知識やスキルの幅の広さがあらためて分かりますね。「プロダクトマネジメントのすべて 事業戦略・IT開発・UXデザイン・マーケティングからチーム・組織運営まで」も分厚くなるわけです。

イベント 2021.05.25
レヴィから一言 UXデザインコンサルなどを手掛けるビービットさんが開催する無料のオンラインセミナーです。ビービットさんのWebサイトによると「UX企画」というのは「顧客起点で改善案を考える業務」とされています。このセミナーではそのUX企画について、成功企業の具体例やトレーニングプログラムについて知ることができるとのことです。

参考 2021.05.24
レヴィから一言 モデルベースでビジネスプロセスを記述したり設計したりする手法について、全体像から具体的なモデリング手法までを解説している連載記事です。10年以上前の少し古い記事ですが、業務改革タイプのDXシステムデザインなどを考える上で有用だったりするのでピックアップしました。DXでだけでなく、事業や組織などについて考える時にも使えます。この記事で全体像を掴んだ上で、使えそうな視点やモデルを一部拝借してみるという感じが良さそうです。

参考 2021.05.23
レヴィから一言 日本におけるAI導入やDXの成功を阻む理由が「前例主義」「AIを業界カットで捉えすぎている」「AIビジネスデザイナーやAIシナジストの不足」という軸から説明されています。AIシナジストは「経験ゼロから始める AI時代の新キャリアデザイン」の著者(紹介記事の筆者)の造語ですが、システミング的には「必要な視点を持てるようにする」というアプローチでAIビジネスデザイナーやAIシナジストを育成できる可能性があるなと思いました。

イベント 2021.05.22
レヴィから一言 システムズエンジニアリングの国際的な専門組織であるINCOSEの日本支部にあたるJCOSEが今年から不定期に実施しているワークショップです。今回はINCOSEによる認定資格ASEP/CSEPをとるための学習方法の紹介と、INCOSEが選んだSystems Engineering Best Papersの紹介がコンテンツとして挙がっています。オープンディスカッションの時間などもあるので、システムズエンジニアリング仲間を見つけることもできるかもしれません。

参考 2021.05.21
レヴィから一言 レヴィでは最近、DXに関連するシステムデザインについて相談を受けたり支援したりする機会が多くなってきました。システミングでは「どのような視点(ビュー)が必要か?」を考えることがとても重要ですが、ひとくちにDXと言っても必要な視点はDXのタイプによってちょっとずつ異なります。今回紹介する記事では、DXのタイプを2つの軸で4つに区切って理解しています。これから取り組むDXはどのタイプのものなのかを意識しておくと必要なビューを考えやすくなるので、私達にとっても参考になりそうです。

参考 2021.05.20
UMLモデリングサンプル日誌
引用元:livedoor Blog/あずきぜんざい
レヴィから一言 日常のモノをひたすらモデリングして載せているブログを見つけました。最終更新が何年も前なので残念ながら今は日常モデリングされていないようですが、もも太郎、フィギュアスケート、ホームセンターの石鹸?、邪馬台国の支配…など、多様過ぎる対象がシステムモデルで描かれていて面白いです。一番最初はマウスで手書き?されていたのですが、だんだんとツールが洗練されてきて、途中からはモデリングツールが使われているという変遷もちょっとおもしろいです。

参考 2021.05.19
レヴィから一言 デブサミ2021の発表レポート記事からピックアップです。単なる仮説ではなくて「豊かな仮説」という切り口で、プロダクト志向な考え方についてまとめられています。「豊かな仮説の組み立て方」がちょこっとモデルベースっぽいフレームなので、Balusを使って議論できるかもしれません。「WhatやHowだけで考えられたプロダクトの比喩」で登場する「蛇足のだそ君」という魚が、ちょっとかわいいです。

イベント 2021.05.18
レヴィから一言 JISA(情報サービス産業協会)が開催するオンラインフォームですが、協会員に限らず誰でも無料で参加できます。「社会課題解決型の産業に向けてIT業界のとるべきアクションを考え、大手・中小企業、国・地域、ユーザー・ベンダーといった様々なプレーヤーのDX推進のため、アジャイルの手法や事業戦略(DXビジネスポートフォリオ)等を提言いたします」という趣旨のもと、和歌山県知事が登場したり、JISA会員企業数社による事例紹介などがあったりと、内容豊富です。

ニュース 2021.05.17
レヴィから一言 アメリカのNPO「Waters Center for System Thinking」による「システム思考家の習慣カード」をチェンジ・エージェント社が日本語翻訳して公開しています。よくできていると思いますが、絵がアメリカン過ぎるので、イラスト屋などに置き換えた方が馴染みがでるなと勝手に思いました。

参考 2021.05.16
レヴィから一言 全国のいろいろなところでワクチン接種の予約システムが不具合を起こしているという報道が続いていることに関連して、政府主導のシステム設計の問題点について書かれている記事です。この記事では下請け構造や発注先企業の選定について触れていますが、こちらの日経新聞の記事では接触確認アプリ「COCOA」の失敗を引き合いにして、試行錯誤的な設計プロセスと行政の調達プロセスがなじまないという点に着目しています。どちらも大きな問題ですね。平井デジタル改革担当相が先日の記者会見でUXという言葉を出して「これからは努力する」的なことを述べていたので、マジで頑張って欲しいところです。

ニュース 2021.05.15
レヴィから一言 「SCRUM BOOT CAMP THE BOOK」「SCRUMMASTER THE BOOK」「カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで」「チーム・ジャーニー 逆境を越える、変化に強いチームをつくりあげるまで」の4タイトルの書籍を全ページ無料で閲覧することのできるキャンペーンが実施されています。明日5/16までというぎりぎりタイミングでの紹介となってしまいましたが、気になるタイトルがあればチラッとのぞいてみましょう。

イベント 2021.05.14
SCRUM FEST OSAKA 2021
引用元:scrumosaka.org
レヴィから一言 「スクラムの初心者からエキスパート、ユーザー企業から開発企業、立場の異なる様々な人々が集まる学びの場」を掲げている大規模なカンファレンスが昨年に引き続き今年もオンライン形式で開催されます。スクラム/アジャイルを中心に、システム開発やプロジェクトに関する様々な話題が議論されます。レヴィからも1件の発表を予定しています。

参考 2021.05.13
レヴィから一言 システム思考に基づく安全性解析手法であるSTAMP/STPAについて、背景知識から実践例までを解説している記事です。FMEA、FTAなどの従来の手法は「アクシデントは構成機器の故障やオペレーションミスに起因する」という視点から組み立てられていますが、STAMP/STPAは「アクシデントは構成要素間の相互作用から創発的に発生する」という考えに基づいていて、より複雑なシステムへの適用が可能となります。記述もシステムモデル的なものがメインなので、Balusを活用することもできると思います。この記事は以前PickupしたIPAのガイドブックの内容に沿っていますが、要点だけを抜き出しているのでガイドブックを読み込む前の全体像の理解にちょうどよい記事です。

参考 2021.05.12
レヴィから一言 「顧客が欲しいシステム」を記述して理解するのはシステム設計の第一歩です。この記事ではシステムをつくる側ではなくて、つかう側が「欲しいシステム」をどう記述すればよいかという解説ですが、つくる側にとっても参考になります。レヴィでもよく扱っている業務フローモデルのような描き方以外にも、アクティビティ一覧やファンクショナリティ・マトリクスなどの記述方法が紹介されています。

参考 2021.05.11
レヴィから一言 DX文脈におけるデザイン思考への期待と注意点などについて述べられた記事です。「何から手を付ければいいのか」「何から考えればいいのか」「どう進めればいいのか」が分からないという課題があって、その不足を補う方法論としてデザイン思考への期待があるようです。一方で、デザイン業界からは「ブルシットだ」という声があがっているとのことです。bullshitとは「でたらめ、たわごと」という意味です。

イベント 2021.05.10
L&UX 2021
引用元:beBit,Inc
レヴィから一言 UXデザインコンサルなどを手掛けるビービットさんが主催するオンラインフェスです。「UX✕テックの社会実装」を中心のテーマに据え、ビジネスからカルチャーまで、世界各地のリーダー、起業家、思想家による議論を行うとあります。スピーカーは国内外の著名な方が多く、対談形式のセッションがメインのようです。書籍「アフターデジタル」シリーズに示した世界観に基づいて対談が設計されているという部分が面白いなと思いました。

参考 2021.05.08
レヴィから一言 IPAがアジャイル開発のプラクティスを幅広く収集、分類してガイド集として公開しました。ベロシティ計測、日次ミーティング、ペアプログラミング、ニコニコカレンダーなど50を超えるメソッドやツールが紹介されています。改変・再配布可能なCCライセンスでの配布なので、勉強会やセミナーなどにも使えそうです。調査編も勉強になりますが、ガイド編が使えそうです。

参考 2021.05.09
アジャイルソフトウェア開発
引用元:アンサイクロペディア
レヴィから一言 ウィキペディアのパロディで、ナンセンスまたはユーモアを目指した辞典記事をあつめたアンサイクロペディアよりピックアップです。案の定「アジャイル」を皮肉・批判の立場から記述していていますが、それはそれでアンチパターンとして参考になる部分があります。「客先常駐型開発はアジャイルソフトウェア開発という奴隷感が激減したバズワードに置き換えられ」「ドキュメントなんて要らないのです。たまに人が入れ替わりますが、一気に大量離脱することは稀なので、仕様は人づてに伝えられていきます。秘伝のタレです。」みたいな感じです。

参考 2021.05.07
レヴィから一言 システム開発の失敗につながるリスクと失敗の原因、そして事例について紹介している記事です。最も基本的なところをおさえてありますが、その分ベテランの人にとっては「知ってるよ」という内容かもしれません。失敗原因の代表的なもとしては「あいまいさ」や「認識の不一致」が挙げられています。レヴィの方法論(システミング)やツール(Balus)が解決したい問題も、まさにそのようなところです。

イベント 2021.05.06
レヴィから一言 企業の管理職や社内の推進担当などを対象としたアジャイルマネジメントに関するオンラインセミナーです。無料ですが5時間程度のボリュームのあるコンテンツと、その後のネットワーキングの機会もあるようです。

その他 2021.05.05
小学生のためのオンライン講座 楽しく学ぼう!システム思考
引用元:Peatix/一般財団法人クマヒラセキュリティ財団
レヴィから一言 リンク先はすでに終了したイベントページですが、Pickupとして紹介したいのは掲載されている図です。子供向けにシステム思考のパターンをわかりやすく示した「まず、考えてみよう」という表がとてもよいです。子供向けの説明のためにシンプルかつ分かりやすくすることで、本質を突いている表現になっている気がします。子どもの日なので子ども向けの切り口でと思って探したものですが、大人にも十分に参考になる表でした。イベントの中身そのものについてはこちらのnote記事に記載されています。

参考 2021.05.04
レヴィから一言 昨日のPickupで紹介したワークショップへの参加者によるふりかえりレポートです。ワークの流れや、そこで行われた議論がわかりやすく報告されているので、追体験するのにちょうどよいです。そして、ばっちしBalusが使われています。Balusを活用する方法の一例としてもうれしいレポートです。

参考 2021.05.03
レヴィから一言 4/10に開催された「ふりかえりカンファレンス」(このページでも3.29にPickUpしています)のアフターイベントの動画です。ふりかえりのふりかえり(問題分析)をワークショップ形式で進めています。その際にレヴィのBalusを使って頂いています!動画の中では、「問題」要素の間の因果関係整理やグルーピングをBalus上で展開しています。ワークの内容や解説もとても勉強になりますし、Balusが使われている様子もよく分かるうれしい動画です。

参考 2021.05.02
デジタル時代のスキル変革等に関する調査
引用元:情報推進機構(IPA)
レヴィから一言 IPAによる「人材育成」や「ITスキル」に関連する調査の報告書が公開されました。国内企業1800社以上、国内外のエンジニア2000人以上へのアンケート結果とのことで、「DXで成果が出ていないと自己認識している企業では人材不足感が強いものの、人材要件が明確になっておらず、人材の処遇制度なども整備できていない」などの結果がまとめられていました。やはり必要な人材像や必要なスキルを明確に示すのは難しいようです。人材育成サービスを提供する機会も多いレヴィでは、システミングに基づいて「システムを実現するために必要な視点やスキル」を整理しているところです。

イベント 2021.05.01
「システム構築のためのネットワーク科学」講座
引用元:一般社団法人システムイノベーションセンター
レヴィから一言 SIC(システムイノベーションセンター)によるオンライン講座です。ネットワーク理論の基礎とシステム構築への応用について、著名な専門家から学ぶことができます。要項によると複雑ネットワークやネットワーク中心性などの基礎、サプライチェーンなどの実例、システム構築への応用に関する議論などがコンテンツとして挙げられています。レヴィが扱っている「システムモデル」もネットワークの言葉で理解することができますし、システムの「複雑性」を考える上でネットワークの理論は重要です。

参考 2021.04.30
レヴィから一言 システム論に基づく安全解析手法としてSTAMPというものがあるらしく、その位置づけや事例、プラクティスについてIPAがまとめたガイドブックです。これまで、安全解析や故障分析の手法としてはFTAやFMEAのようなロジカルに要素分解していくようなものがオーソドックスでしたが、システムがSoS(System of Systems)化していく中で、システム論的なアプローチからも考える必要があるということで、IPAも注目しているようです。このガイドブックには列車警報システムや高齢者見守りサービスのような具体的な題材への適応事例も載っています。

参考 2021.04.29
レヴィから一言 先日発売されたばかりのちょっと気になる書籍「ユニコーン企業のひみつ ―Spotifyで学んだソフトウェアづくりと働き方」から、面白いポイントがいくつかピックアップされているブログ記事です。ユニコーン企業はスクラムをやていない&スクラムマスターもいない一方で、エンタープライズ企業は結構スクラムでアジャイルをやっているそうです。直感と反していて面白いですね。具体的にどういうことなのか、そこから何を考えることができるのかについては、書籍の中身をチェックしてから考えてみたいと思います。

参考 2021.04.28
レヴィから一言 ソフトウェアエンジニアリング(ソフトウェア工学)の展望についての討論紹介の一部です。紹介した回では、ソフトウェア工学が生き残れるか?などについて議論されています。方法論にとらわれず有効なプラクティスを使えばいいと言われつつ、「方法論のメタモデル」としてのソフトウェア工学はやはり重要という議論になっています。システミングも「方法論のメタモデル」と言えるかもしれません。記事中では、「UMLって廃れていると思っているかもしれませんが、欧州の自動車業界や組み込みの業界ではちゃんと使わているよ!」みたいなことも書いてあります。

イベント 2021.04.27
開発戦闘力アップセミナー
引用元:株式会社システムインテグレータ
レヴィから一言 システム開発会社の経営層やPMを対象とした無料のオンラインセミナーです。開発戦闘力というワードが目についたので、ピックアップです。戦闘力アップの動機として「高要求」「複雑化」「短納期」が、戦闘力アップのキーとして「人材」「設計」「管理」が挙げられています。SDLとしてはやはり「設計」のところが気になりますね。

参考 2021.04.26
レヴィから一言 システム設計の流れを大きく「要件定義」「外部設計」「内部設計」に区切ったときの外部設計および内部設計でどのような設計書を何のためにつくるのかについて解説した記事です。外部設計と内部設計はシステミングにおける「システムを外から見る」と「システムの中を見る」のビューに相当するかなと思っていたのですが、レヴィではシステムの中として考えているER図が外部設計に位置づけられていたりして、微妙に異なります。どっちが正解ということはないのですが、この記事中の「誰のために設計を行うのか」という外部/内部の違いの定義にハッとしたところです。「誰のために」という視点でビューやモデルについて整理するとよいかもしれません。

参考 2021.04.25
レヴィから一言 DXが失敗するパターンについて解説した記事で言われていることが、レヴィが提供するDX関連のサービスで扱っていることにとてもよくマッチしていたので紹介です。特に「デジタル技術の専門家ばかり集める」は本当によくある間違いです。この記事で述べられているように、DXには対象業務に関連する様々なステークホルダの視点が必要です。レヴィも、多様な視点をつなげて本質的なDXにつなげる方法の一つとしてシステミングを使った考え方を提案しています。関連する事例としてJALエンジニアリング様に提供したワークショップなどがあります。

参考 2021.04.25
レヴィから一言 DXが失敗するパターンについて解説した記事で言われていることが、レヴィが提供するDX関連のサービスで扱っていることにとてもよくマッチしていたので紹介です。特に「デジタル技術の専門家ばかり集める」は本当によくある間違いです。この記事で述べられているように、DXには対象業務に関連する様々なステークホルダの視点が必要です。レヴィも、多様な視点をつなげて本質的なDXにつなげる方法の一つとしてシステミングを使った考え方を提案しています。関連する事例としてJALエンジニアリング様に提供したワークショップなどがあります。

ニュース 2021.04.24
レヴィから一言 AIを含むシステムの場合、そうでないシステムの設計と比べて適切な視点・プロセス・考え方が異なるのか?もしそうだとしたらどこがどう違ってくるのか?についてはレヴィも模索しているところです。レヴィ用語で言うと「AIシステムのためのシステミングやKATAはどうあるべきか?」を考え中です。そんな議論にドンピシャなタイトルの新刊が出るので紹介です。発売前のため中身はノーチェックで、タイトルと概要だけでピックアップしました。

参考 2021.04.23
レヴィから一言 プラダクトマネージャー人材の育成において重要な観点を「7つのシコウ」という言葉でまとまている記事です。思考、指向、志向、試行、施行、嗜好、至高の7つです。上手いこと言ってるなぁと思うのと、「至高」が入っているのがいいなと思いました。システミング的に言うと「7つのシコウ」はプロダクトマネージャー育成のためのビューモデル(KATA)で、それぞれのシコウはビューに相当すると言えそうです。

ニュース 2021.04.22
レヴィから一言 PLM(Product Lifecycle Management)ソリューションの大手Arasが『機械、ソフトウェア、電子機器、シミュレーションなど、あらゆるエンジニアリング分野のデータをツールに依存しない形で統合し、システムモデルの定義をサポートするアプリケーション』としてArasシステムアーキテクチャをリリースしました。どのようにして分野・ツールをまたいでデータ統合するのでしょうか?気になります。記事中でRFLP(要件、機能、論理、物理)という言葉が出てきますが、これはシステミングでは「よく使うビューポイント」みたいなものに相当すると思います。ひとまとめにしてRFLPと呼ぶのですね。タームを知ることができて良かったです。

参考 2021.04.21
BABOK(R)ガイド v3概要
引用元:オージス総研
レヴィから一言 BABoKは「ビジネスアナリシス」のプラクティスをまとめた標準知識体系です。このページをご覧になっている方でしたらSEBoK(システムズエンジニアリング知識体系)やPMBoK(プロジェクトマネジメント知識体系)は聞いたことがあるかもしれませんが、BAのことは知らない人も多いのではないかと思ってピックアップしました。ステークホルダ分析、要求の定義、検証、ソリューションの評価など、システムデザインの活動と重なる部分も多くあるので、概要に目を通すだけでも何かのヒントになるかもしれません。

参考 2021.04.20
レヴィから一言 新人エンジニアの実践教育向けに勤怠管理Botをつくったという記事です。レヴィもエンジニアの新入社員研修をお仕事として請け負うことが多くなってきましたが、誰でもイメージできてステークホルダがまわりにたくさんいるという理由で「勤怠管理システム」を例題として扱うことがよくあります。しかしこの体験記とは違って、「設計」を重視した構成にしているので、レヴィの研修ではまずは勤怠管理のコンテキストや業務フロー、課題の深堀りから入ります。新米エンジニアに設計の視点や基礎をインストールしておきたいという方がいたら、ぜひレヴィにお声がけ下さい。こんなプログラムも用意しています。

参考 2021.04.19
「PM人財育成の悩み」はこう解決した!
引用元:JBpress Digital Innovation Review
レヴィから一言 プロダクトではなくてプロジェクトの方のPM育成の話です。PMが足りないけどどうやって育成していけばよいか分からないという課題はレヴィのお客さんからも良く聞きます。実装者に必要な能力・スキルとプロジェクトマネジメントに必要な能力・スキルの方向性が異なる部分が多いため、エンジニアの方もキャリアアップ先としてPMを選ばないという理由もあるようです。この記事では「評価軸をしっかりと定めた上でしっかりとレビュー&アドバイスしていく」というオーソドックスな方法での人材育成について実例が紹介されています。

参考 2021.04.18
レヴィから一言 「ベゾスがAmazon創業前にメモ書きした因果ループ図(検索すればたくさん出てきます)」のような自己強化ループの考え方(まさにシステム思考の代表例と言えます!)がDXやAI活用にも重要だよねという内容の書籍「ダブルハーベスト 勝ち続ける仕組みをつくるAI時代の戦略デザイン」の概要を紹介しているブログ記事です。イーロン・マスクによる企業群も同じ(もしくはさらにレベルの高い)構造をしているようで、そのループ図も紹介されています。AIの時代にも、システム思考が大事だということがよく分かります。

イベント 2021.04.17
レヴィから一言 SRE(Site Reliability Engineering)を重視したコンサルティングを提供するスリーシェイクさんと名刺管理サービスで有名なSansanによる無料のウェビナーです。データ分析(今回のテーマは特に顧客データのようです)を活用することでビジネス課題を解決するDXに必要なデータ基盤について、その重要性、構築法、活用事例、課題などを聞くことができます。

ニュース 2021.04.16
レヴィから一言 国内のスタートアップから上場企業まで1500社以上を対象に実施した調査結果のレポートが発表されました。無料で閲覧できるサマリや一般公開版の他、会員なら見れる版もあるようです。デジタル化の程度・構成と成長率の関係性を調べることで、経営のデジタル化や開発者体験(これも略称はDX)などの重要な成功要因を確認したとのことです。

参考 2021.04.15
レヴィから一言 複雑システムの代表格である「宇宙システム」における開発の課題や現状、将来展望などについて「情報技術の活用」という観点から紹介している記事です。この記事では特に「モデル化技術」に着目しており、UMLをベースに構築された人工衛星開発のためのモデル表現標準について簡単に説明されています。モデルによるシステムの記述について、どのようなメリットや問題があるかについても触れています。宇宙開発にも一般的なソフトウェア開発と同じような課題やアプローチがあるのだなということがよく分かります。

参考 2021.04.14
レヴィから一言 NewsPicksでスクラムやアジャイル組織について専門家からの解説があった回の動画です。スクラムの方法論やメソッドの基本的なことをわかりやすく説明した上で、陥りがちな罠や組織目線での重要ポイント、実現プロセスなどについても教えてくれます。最初はパイロットチームでの小さな成功を重ねて、組織全体に拡大していくというプロセスは特に大事ですね。

参考 2021.04.13
レヴィから一言 「DXの思考法 日本経済復活への最強戦略」という本の内容が少し紹介されています。「課題から考える」「抽象化によって価値を見つめる」「レイヤー構造を理解する(アーキテクチャ論の話)」など、レヴィやシステミングによるDXの捉え方と重なる考え方が多くありました。「夜食のラーメンづくり」という簡易例題も分かりやすかったです。無料かつオンラインの刊行記念講演会も開催されるようですが、現時点ですでに満員で受付が終了していました。

参考 2021.04.12
レヴィから一言 組織開発を話題にシステム思考の重要性について触れているショート記事です。具体的なシステム思考のテクニックやメソッドについては書いていないのですが、組織開発を題材にしてシステム思考の重要性や意義がよく分かります。教育のあり方について1987年から言われていることが未だに解決していないという事例が面白かったです。

参考 2021.04.11
(セミナー動画)システム設計書の書き方改革セミナー
引用元:株式会社システムインテグレータ
レヴィから一言 SaaSやAIの企画・開発・販売を手掛けるシステムインテグレータさんが2020年9月に開催したウェビナーを無料で視聴することができます。具体的な設計書の書き方の解説についてはノーコメントなのですが、設計と実装や新規開発と保守運用のコスト比率の話からはじまってシステム設計の目的や重要性についても説明してくれているところや、基本設計と詳細設計の違いについて定義してどのようなアウトプットが必要かを整理してくれているところはとても参考になりました。

参考 2021.04.10
レヴィから一言 トヨタにおけるシステム設計やソフトウェア開発の規模や様子を知ることのできるとても面白い記事です(トヨタが開催しているエンジニア向けイベントのプレイバック記事のようです)。クルマの複雑化やソフトウェア化に対応してシステム設計の領域の変革を考えているようです。<革新すべき専門領域>として要求分析、変更インパクト分析、検証とインテグレーションなどのシステムズエンジニアリングの用語が挙がっています。まさにレヴィやシステミングが扱っていることの一つですね。現状のクルマソフトウェア開発の生々しい数字として、20のクラス図、600のクラス、400のシーケンス図、50のアクティビティ図という数が挙げられていました。なかなか複雑ですね。

イベント 2021.04.09
ACE2021@オンライン 2021年4月20日~22日
引用元:アラスジャパン合同会社
レヴィから一言 PDM/PLMをはじめ複雑な製品の設計開発に関連する各種ソリューションを提供するAras(の日本法人)が主催するオンラインカンファレンスが開催されます。日産やKHIなどをはじめ、様々な企業における事例紹介に加え、DXやシステム設計に関する様々な講演を無料かつオンラインで視聴できます。アジェンダを見ると、「複雑な製品におけるシステムズシンキングと設計」「製品バリエーションに伴う複雑さへの対応」「コロナ禍におけるものづくりとデジタルトランスフォーメーション(パネルディスカッション)」あたりが気になります。

ニュース 2021.04.08
レヴィから一言 CITエンジニア向けの転職・学習に関するプラットフォームサービスを提供するpaizaさんが、あらたに「エンジニアリング組織の課題解決」をテーマにしたメディアサイトをリリースしたというニュースです。リリースされたページをざっくり見ると「プロジェクトの成功のカギは『果たすべき目的』と『求める役割』を一致させること」「プロダクトを中心に組織を作れば社内受託感は解消できる」「当事者意識と情報の透明性こそがエンジニアのポテンシャルを底上げする」などの記事タイトルが並び、なかなか面白そうです。エンジニアリング組織のマネジメントや変革について考えている方はチェックしてみるといいかもしれません。

参考 2021.04.07
レヴィから一言 Chatworkでの実例に基づいて、継続的なプロダクト改善を実現するための活動や考え方について紹介している記事です。プロダクト開発全体を「ロードマップPJ」と「小さなカイゼン」に分け、後者を「UX負債を返済するための重要な活動」と位置づけています。UX負債が生まれる原因が良く整理されており「初期の機能スコープによるもの」「ユーザーの緩やかなニーズ変化によるもの」「サービスへの期待値変化によるもの」とされています。この記事で焦点があてられている「UX負債」は、システミング的には「ユーザーの期待値と提供している品質の分断」に相当すると言えます。

参考 2021.04.06
レヴィから一言 ベンチャー企業でのマネジメント経験の長い筆者によるマネジメントノウハウの解説記事です。ノウハウの全体は300枚を超えるスライドとしてこちらの記事に掲載されていて、今回紹介する記事はその抜粋のようです。まずはじめにノウハウの「全体の地図」を示してから各項目の型について説明されており、システミングに近いものを感じました。全体の地図がシステミングのビューモデルに相当します。とても良く整理されていて、内容的にはベンチャー企業だけでなく一般的な組織にも十分に通じると思われるものばかりなので、組織マネジメントについてお困りの方にとっては良いヒントが見つかるかもしれません。

参考 2021.04.05
レヴィから一言 DX推進に関する調査で得られた知見をベースにIPAがまとめたパターン・ランゲージです。DXのためのパターンかなと思いきや「デジタル」がついておらず、トランスフォーメーションのためのパターンとなっています。本文はこちらからダウンロードできます。ビジョン(変革のあり方)、ストラテジー(変革のあゆみ方)、マインド・カルチャー(変革のつかみ方)に分けられた全部で24のパターンが紹介されています。

イベント 2021.04.04
SCRUM FEST OSAKA 2021 @ONLINE
引用元:SCRUM FEST
レヴィから一言 多様なエンジニア(初心者からエキスパート、ユーザー企業から開発企業、立場の異なる様々な人々)が集まってスクラムやアジャイルの知識やプラクティスをシェアするカンファレンスです。昨年度はレヴィも起業の経緯とシステミングについて発表しました (発表資料はこちら)。もともとは西日本のエンジニアが集まるカンファでしたが、コロナ禍によってオンライン化していることで、どっち日本は関係なく参加できそうです。

参考 2021.04.03
レヴィから一言 CodeZineの連載記事PMが知っておくべき、プロダクトマネジメントで重要な100のことの新しい記事です。「五感」という表記があるので感覚論かなと思って期待せず開いたのですが、顧客の本音を探るための「よい質問をする」という、少しだけ具体側の話に落ちていたので良かったです。しかし書いてあることは概ね感覚論で、「この力は現場に出ることでしか磨かれない」とあります。確かに、それは正しいのかもしれません。

参考 2021.04.02
レヴィから一言 システム思考のキャパシティビルティングサービスを提供しているWaters Centerで紹介されている「システム思考を身につけるための14の習慣」を和訳して掲載してくれています。「ビッグピクチャーを理解しようとする」「システム内およびシステム間の意味のあるつながりを作る」など、習慣というよりもシステム思考であるためのマインドセットと言えるものがまとめられています。

イベント 2021.04.01
レヴィから一言 MBSEに関連する無料のウェビナーです。ツール紹介がメインのようで、紹介されるのはCAEで有名なANSYSのファミリーである「Ansys SCADE」です。CAEやCADのソリューションでMBSEが扱われることも多くなってきました。システムレイヤーでの設計が重要であるということにいろいろな業界が気づいてきたということですね。

参考 2021.03.31
レヴィから一言 記事タイトルは「ビジネスパーソンになるために」となっていますが、スコープの設定はビジネスやプロジェクトマネジメントのみならず、システム設計においてもとても重要な概念なので取り上げておきます。システム設計の対象となるSoIのスコープはもちろん、あるビューの上で議論や設計を行うときに、そのビューやモデルが表現しているスコープを意識することもとても重要です。システミングではビューはビューポイント、抽象度、スコープを決めることではじめて設定できるとしています。

参考 2021.03.30
レヴィから一言 freeeにおける具体例を題材に、新規プロダクト開発における品質管理について解説してくれている記事です。QAメンバーの固定化やスプリントにおけるテストのサイクルを紹介した上で、「テスト」だけではない品質向上のへのアプローチとして、理想ドリブン、アクセシビリティ評価、狩野モデルなどについて触れています。

イベント 2021.03.29
レヴィから一言 ふりかえり実践会というコミュニティが開催する「ふりかえり」をテーマとしたオンラインカンファレンスが開催されます。「ふりかえり」に焦点を絞った上でまるまる1日×2レーンのセッションがあるようで、すごいです。セッションはインプットレーンとアウトプットレーンに分かれていて、それぞれアクティビティの後に必ず「ふりかえり&休憩」が挟まれていて面白いです。さらに後夜祭と称した全体ふりかえりもあるらしいです。ふりかえりにどっぷりつかれるイベントですね。

参考 2021.03.28
レヴィから一言 シーメンスが実施したMBSEに関するウェビナーの動画をオンデマンドで視聴することができます。自動車設計への適用を題材にして具体的な手法やモデルが学べるのかと思ったのですが、そうではなくて、自動車開発の状況・トレンドと、なぜMBSEが必要か、MBSEがどう役立つかについてまとめた内容でした。それはそれで勉強になります。英語ですが、ゆっくりで聞き取りやすいです。

ニュース 2021.03.27
レヴィから一言 20~59歳のエンジニア800人を対象に実施したアンケートで、「自身の専門分野以外の知識や経験が必要になったことがある」という結果が出たとのことです。分野に関する集計結果を見ると、電気電子、機械、ソフトウェアが相互に専門性の壁を超える必要があると考えているようです。ビューとモデルを通して専門家間の連携を促すシステミングがますます重要になってくるなと予感しました。今回の記事では触れられていないのですが、「なぜ必要になったか?」を知りたいところです。

参考 2021.03.26
レヴィから一言 DXの一環としてAI(人工知能)を伴うシステムの開発と導入が盛んになる中で「AIはよく導入後に手戻りが発生する」ということと、そうならないために重要なことについて解説している記事です。重要な点として「AIの開発と並行して業務設計を行い、同時に業務現場の納得感を高めておく」ということが挙げられています。業務の理解、設計そして「納得感の形成」ということで、システミングの出番だなと思いました。

参考 2021.03.25
レヴィから一言 擦り合わせ・作り込みを追求して高い品質のものをつくる「閉鎖インテグラル型」のシステム開発と、簡明で共通化された境界で部分を区切りながら拡張性の高いものをつくる「オープン・モジュール型」のシステム開発を比較して、市場環境の変化によってその有利/不利が変化するということを、学術文献などを参照しつつロジカルにまとめている記事です。

イベント 2021.03.24
レヴィから一言 システムインテグレータさんとバルテスさんが共催する無料のオンラインセミナーです。今回はプロセス改善がテーマであり、発表概要を見ると「見える化」についてお話を聞けるようです。プロジェクトの見える化や課題の見える化はレヴィもよく扱っている内容です。システミングのウリの一つはシステムデザインのプロセスを本質的な形で見える化であり、ビューモデルやシステムモデルの上に課題をマッピングしていくことで効果的な課題抽出ができたりもします。このセミナーでも同じような話があるかもしれないなと期待しつつ、紹介してみました。

イベント 2021.03.23
レヴィから一言 1年前に神戸大学に設立されたバリュースクール(V.School)が開催するシンポジウムです。教員陣にシステムと名のつく分野(システム工学とかシステム論とか)の先生も多く、「価値創造教育」という打ち出し方で価値設計などの扱っているとのことなので、どのような人材育成を展開しているのか気になるところです。シンポジウム参加のためのzoomのURLが直接公開されているので、フラッと気になるところだけ参加するのもありです。

参考 2021.03.22
レヴィから一言 IPAが発行している組み込みソフトウェアの設計に関してまとめてある書籍です。紙版を購入することもできますが、PDFなら無料でゲットできます。組み込みソフトウェアの設計の作法や流れについて、全体像をしっかりと示した上でプロセスに沿った詳しいメソドロジーを解説してくれています。さすがIPAで、基本的で重要なことを網羅的かつポイントをおさえて記載しています。業務で組み込みソフトウェアの設計に取り組むは一読しておくといろいろ捗るのではないかと思います。この本の内容に沿ったレクチャービデオも公開されているので、合わせてご覧下さい。

参考 2021.03.21
レヴィから一言 経済産業省がまとめたSociety5.0の特性とその実現のために必要な考え方や価値観についてまとめた報告書(の案ver)です。Society5.0を実現していくためには、多様なステークホルダーによる「アジャイル・ガバナンス」の実践が必要であると主張する内容になっています。サマリーがかなり分かりやすくまとまっているので、時間がない人は第1章に入る前のサマリーまで読めばだいたいOKです。

参考 2021.03.20
システム思考とプロダクトマネジメント
引用元:SpeakerDeck/Yusuke Hisatsu
レヴィから一言 プロダクトオーナーのコミュニティイベントからスライド紹介です。プロダクトオーナーが向き合う相手が組織だったりプロダクトだったりで複雑系なので、システム思考が有効だよという内容です。ステークホルダが集まる会議に入り込む、システムの外から眺める(システミングにも通じますね!)、レバレッジポイントをたたくなど、実践のポイントも紹介されていて分かりやすいです。

参考 2021.03.19
レヴィから一言 「アジャイルでやってる」と聞くとつい「新しい」「追いついている」みたいに思ってしまうところですが、アジャイル宣言からもう20年も経っているようです。しかし長い期間の中で十分に本質が浸透しているかというと、そうでもないだろうという記事です。一部の組織が<万能薬>として目を向けているとか、<大きく道を踏み外している>とか、けっこう辛辣な言葉も使ってあらためて最近の状況と、アジャイルの難しさや本質について書かれています。

ニュース 2021.03.18
レヴィから一言 大規模なアンケートと実績調査の結果、部下にタスクを細かく指示して管理する「上意下達型」よりも、仕事を任せることで自ら考えるように促し力を引き出して育てる「コーチング型」のマネージャーの方が優秀であることを明らかにしたらしいです。調査の目的は「上意下達型のマネジメントスタイルで育った管理職たちが腹落ちしていない」ことに対してデータによる事実を見せることだったようです。

参考 2021.03.17
レヴィから一言 システム開発やものづくりにおいて重要なQuality(品質)、Cost(費用)Delivery(納期)について基本的な概念や管理のポイントを説明している初学者向けの記事です。基本をおさえていてとてもわかりやすいのですが、QCD調整を達成するためのツールとして挙げられているのがガントチャートとコミュニケーションフォーラムだけであり、達成できそうな感じがしません。

参考 2021.03.16
レヴィから一言 デブサミ2021の発表スライドから一つ紹介です。社内でエンジニアコミュニティを構築するときの課題「一方通行感」「その場しのぎ感」「孤独感」に対してどのような施策をとったのか、詳しくかつ定量的に示されています。勉強会の進め方からslackの活用方法、ガヤ芸人の設定まで、とても具体的に紹介されていて面白いです。

参考 2021.03.15
レヴィから一言 今月に発売されたばかりの書籍「プロダクトマネジメントのすべて 事業戦略・IT開発・UXデザイン・マーケティングからチーム・組織運営まで」の内容の一部が紹介されている記事です。プロダクトマネージャーが関わる領域、事業とプロダクトの関係、プロダクトとプロジェクトの違い、プロダクトチームの構成ロールなどが明確に示されていて分かりやすいです。一読しておくと言葉の定義が頭の中に入って、組織や開発について議論するときに困らなそうです。

イベント 2021.03.14
レヴィから一言 SOLIZEさんが確立してきた実践的なMBSEのプロセスについてお話を聞けるウェビナーです。「ブレーキのシステム要求抽出」という具体的な適用例も聞けるようなので、分かりやすそうですね。着目する課題点として挙げられている「各ダイアグラムをどのような場面で、どのような順番で使うか、ルールが決められない」には、システミングのビューモデルをつかって整理することが有効ではないかなと思っています。

参考 2021.03.13
レヴィから一言 DX推進の障害となる問題に対してボストンコンサルティングのトップコンサルタントがアドバイスしていく一問一答形式の記事です。「役員層を説得し、予算を確保するコツは」「企画をカタチにする過程で、だんだん夢がなくなり、妥協してしまう」「PoCに疲れてしまった」など、現実的な目線での問答がなかなか面白いです。

参考 2021.03.12
レヴィから一言 ラグビーU20日本代表監督で現在は企業のリーダー育成に取り組む中竹竜二さんの著書「ウィニングカルチャー: 勝ちぐせのある人と組織のつくりかた」の一部を特別公開している記事です。組織をシステムとして捉えることで、組織のアウトプットが様々な相互作用の結果であることを述べています。その上で組織全体の方向性を決定づける「価値観」に着目しています。システムデザインもチームプレイなので、スポーツに通じるところがあります。そのため、中竹さんの哲学はシステムデザインにも役に立ちそうです。

参考 2021.03.11
レヴィから一言 2011年の記事です。Windows95のチーフアーキテクトを務めた著名なエンジニアである中島聡さんが、原発事故を題材にしてシステム設計の重要ポイントについて解説しています。SoI(着目するシステム)を「原子炉の設計」ではなく原子力発電をとりまく様々な状況を取り入れた広い範囲に設定すべきであること、「人間はミスをするもの」という前提でシステムを設計することなど、システムとして見た場合の原子力発電のプロブレムなどがまとめられています。

参考 2021.03.10
レヴィから一言 オンライン営業システム「ベルフェイス」のUIデザイナーさんによるお話です。「最適な課題解決の方法は特定の職種だけが出せるものではなく、多面的な視点を得て作らないと、プロダクトとしてちぐはぐなものになってしまう」という考え方が、まさにシステム思考でありシステミング的だなと思いました。短い記事ですが、UIデザイナーとしての心得的なことがまとまっています。

ニュース 2021.03.09
レヴィから一言 ソフトウェアのテスト・品質向上支援に関するサービスを手掛けるバルテスさんが、ソフトウェアテストの基本について解説した書籍を無料公開しています。この書籍は2020年8月に出版されたもので、普通に購入すると1100円するところが、バルテスさんの運営する情報サイトQbookに登録することで無料でゲットできます。Qbookの記事や資料は参考になるものが多いので、とてもお得です。ちなみに、先月(2021年2月)にバルテスさんとレヴィは共催セミナーを実施したばかりです。

イベント 2021.03.08
レヴィから一言 Schooの無料会員登録をすれば参加できる生放送授業で、アジャイル開発が扱われます。概要によると今回はアジャイルやスクラムに関する基本や全体像の解説であり、入門者向けのようです。Schooの無料会員になっておけば他にもいろいろな生放送授業を見ることができるので、これを機に登録しておくのもよいかもしれません。

参考 2021.03.07
あなたのチームの「いい人」は機能していますか?
引用元:Regional SCRUM GATHERING Tokyo 2016/@ykmc09_dev
レヴィから一言 開発チームにおいて、裏方で雪かきをしてくれる「いい人」の大切さと問題に焦点をあててチーム運営やマネジメントのあり方について解説してくれているスライドです。「いい人」がチームにとってかけがえないのない価値を持っている一方で、属人化、自己組織化の阻害、負担集中などの問題も発生するのでどうしたらよいかという話です。「雪かきをどのように分散するのか?」「雪かきをみんなでやるという文化をつくる」などについて具体的な考え方や整理の仕方が解説されています。

参考 2021.03.06
レヴィから一言 少し古い記事ですが、デジタルファブリケーションを前提とした「カタチの使い捨て」を含むプロセスが示されていて面白かったので紹介です。3Dプリンタなどを使って素早くプロトタイピングできる環境を前提とした場合のアイディエーションの取り組み例が具体的に示されています。SMASHというアイデアスケッチのフレームワークなども紹介されています。

イベント 2021.03.05
レヴィから一言 「DX推進に必要不可欠なAI人材に求められるスキル定義や育成手法、評価方法」をテーマとした無料のオンラインセミナーです。DXにおけるAIの位置づけや、AI人材のスキルアセスメントなどについて専門家のお話を聞けるとのことです。経営者や人事マネージャーが対象とありますが、評価される側/スキルを身につける側のエンジニアの皆さんにとっても聞く価値はあるのではないかと思います。

参考 2021.03.04
レヴィから一言 マーケター向けの記事であり、基本的には内容もマーケティングなのですが、プロダクト開発やシステムデザインにもそのまま通じそうな内容です。現状の雰囲気ややり方が変化の激しい時代に対応できるかどうかを考える「ヤバい度の測定」や顧客との対話プロセス、課題分析、アイデア出しの議論などについて、筆者のノウハウに基づいて具体的なことが紹介されています。

参考 2021.03.03
レヴィから一言 デザインの質や効率化を最大化させるための動きである「Design Ops」の一例として、「命名」に関する考え方が解説されています。適切な命名が出来るかどうかは、チームメンバー間やユーザー/開発者間の認識合わせに大きな影響を与えるので、システムやUIのデザインにおいてとても重要です。この記事ではなぜ命名が重要なのかと、Design Opsの具体例としてのユビキタス言語の構築について簡単に説明しています。

ニュース 2021.03.02
レヴィから一言 「Scaled Agile Framework(SAFe)」というアジャイルな取り組みを組織内でうまく成功させていくためのフレームワークを提供しているScaled Agile社が、日本のDXをターゲットに事業強化するというニュース記事です。SAFeについてはこの記事ではじめて知ったのですが、原則やマインドセットから具体的なハウツーまで丁寧にまとめられていて、とても勉強になりそうです(原典はこちら)。「SAFeの原則10」の中には「システム思考」も入っており、システミングと関係がありそうな部分もあります。機会があればもう少し掘り下げて紹介したいと思いますが、今回は記事の紹介までです。

参考 2021.03.01
レヴィから一言 アジャイルチームにおける品質マネジメントに関する解説記事です。品質の「着陸ゾーン」に関する合意や再調整、それに必要なテクニックとしての品質ダッシュボードなどについて解説されています。この記事の元になっている「パターンQA2AQ」についてはJaSST'21の基調講演のテーマにもなっています。ついでに宣伝すると、JaSST'21のこのセッション(F3チュートリアル1)でBalusがチラっと登場する予定です。

参考 2021.02.28
変革のススメ 実践者インタビュー vol.5
引用元:情報処理推進機構
レヴィから一言 IPAの社会基盤センターが連載しているインタビューが面白かったので紹介です。組織変革(特にDX)に必要なマインドセットや課題が、経験豊富な実践者の視点から語られるシリーズです。今回のインタビューでは組織変革の課題として「自分軸(価値観)がない」「マネジメントの学習不足」、変革の推進役に必要な能力として「共感力」「人に頼る力」「自分の価値観と向き合う」などが挙げられています。詳しくは記事を参照して下さい(長くないです)。

イベント 2021.02.27
レヴィから一言 ソフトウェアプロセス改善手法「SaPID」の開発者が主催するBoot Campがオンラインで開催されます。オンラインだと居住地に関係なくこのような貴重な機会に参加できてよいですよね。「自ら取り組むべき問題を発見、解決できる」を目指して、SaPIDを実践形式でじっくりと学ぶことができる機会となっているようです。そして、なんとレヴィが提供する「Balus」を一部でご利用頂く予定となっています!

参考 2021.02.26
レヴィから一言 要件定義書の言葉の表記が意図と異なったことによって、システムの性能や責任の所在が大きく変わり、数千万円の損失を出したという実例をもとに、「表記の正確さ」の重要性を説いている記事です。設計やモデリングの際に「言葉の表記」は意外に重要です。この記事の例のようなオオゴトになるのは稀かもしれませんが、ステークホルダやチームの間で言葉にゆらぎがあると思わぬ齟齬や誤解が発生してシステムの価値に影響を与えてしまうことは少なくありません。

参考 2021.02.25
レヴィから一言 システムズエンジニアリングを応用したコンサルティングなどを手掛けるiDさんが制作した、MBSE(モデルベースシステムズエンジニアリング)に関する解説動画です。1本あたり5分程度でMBSEとは何か?なぜ必要か?などが分かりやすく説明されています。「モデリングだけでなく、モデルを活用することが重要」などのポイントを押さえている「MBSEに対する誤解」のビデオが特に勉強になりました。

ニュース 2021.02.24
レヴィから一言 システム開発のマッチングサービスはいくつもありますが、「ミツカール」という分かりやす過ぎる名前のサービスが登場しました。小○製薬の薬のような名前ですね。発注側、受注側にちょうどよい案件がミツカールといいなと思います。名前に惹かれて紹介してみました。

ニュース 2021.02.23
レヴィから一言 「デザイン」を中心にした各種コンサルティングサービスを手掛けるGoodpatchさんが、可視化による合意形成のためのデザインプロセス「TORO」を発表しました。「プロジェクト初期段階でのコンセプトや世界観をビジュアル化することによりプロジェクト推進を加速するビジュアルドリブンプロセス」とあります。システミングも「可視化による合意」を重視しているので、参考にできそうなところは多そうです。無料でダウンロードできる資料には豊富な事例も紹介されています。

参考 2021.02.22
レヴィから一言 日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)が開催したオンラインセミナーの動画です。オムロンのインキュベーションセンター長が「イノベーション」や「DX人材」について関西弁で軽快に解説してくれます。前半は若干教科書的な話ではありますが、関西弁のおかげで飽きません。後半は「世界観のデザイン」や「起承転結人財」などの概念が勉強になりました。

参考 2021.02.21
レヴィから一言 決断力のない上司を批判する記事かなと思って読みはじめたのですが、どちらかと言うとシステム思考(特に因果ループ図)を使って上司側の悩みを説明する記事でした。「目標があるのに続かない」「努力はしているのに結果が出ない」「個々は優秀なのに、全体としてはうまく機能しない」などの課題に対してどのようにシステム思考が有効かを説明しています(具体的な解決方法や事例までは書かれていません)。

イベント 2021.02.20
レヴィから一言 ソフトウェアテスト分野の技術者が集まり、研究発表や事例紹介などが行われるJaSSTのシンポジウムがオンラインで開催されます。プログラムを見るとたくさんの面白そうなセッションがありますが、SDLとして特に気になるものとしてチュートリアル「価値につながる要件・仕様からテストを考える」と招待講演「パターンQA2AQによるアジャイル品質のマインド、体制、プロセス、技術」を挙げておきます。

参考 2021.02.19
DX レポートを読み解こう!
引用元:YouTube/SAPJAPAN
レヴィから一言 ヨーロッパ最大のソフトウェア企業であるSAPの日本法人(SAPジャパン)が制作・公開している解説動画です。経産省がまとめている「DXレポート」について、イラストなどをつかってわかりやすく解説しています。項目ごとに数分の動画にまとめられているので、気軽に見ることができます。DXレポートやDXレポート2はA4のドキュメント数十枚におよぶので、そんなの読んでられないよという人はSAPさんの動画でサクッと内容を掴んでしまうのがおすすめです。

参考 2021.02.18
レヴィから一言 「正しいものを正しくつくる プロダクトをつくるとはどういうことなのか、あるいはアジャイルのその先について」の著者である市⾕聡啓さんによる講演について、スライドを引用しながら要点をまとめている記事です。開発プロセスやマネジメントに関する前半の内容も勉強になるのですが、後半の「理解不足による破綻」のところがシステミングにとても関わりがある部分でした。開発においてお互い(ユーザー/開発者間やチームメンバー間)の理解が重要というのはシステミングが扱っている大きなテーマの一つです。ビューの分割とモデルの記述が「理解」の助けになるはずです。

イベント 2021.02.17
システム思考を体験してみよう <zoomによるオンライン開催>
引用元:こくちーずプロ/きたのしろくま
レヴィから一言 ソフトウェアプロセス改善手法「SaPID」の開発者が主催するシステム思考の勉強会です。なんとこの勉強会では、レヴィが発行した(そしてシステムデザイン研究所が制作を担当した)システミングガイドブックを教材として使用して頂くことになりました。少しでもお役に立てることがとてもうれしいです。無料で誰でも参加できるので、ご関心のある方はぜひお申し込みを。

イベント 2021.02.16
レヴィから一言 事業開発に関する無料のオンラインセミナーです。シナリオプランニング、仮説検証、アジャイルなど、プロダクト開発でもよく聞く言葉やテクニックについて、基本的な考え方や事業開発への適用などについて専門家のお話を聞けるようです。

参考 2021.02.15
レヴィから一言 アジャイルや組織改革の専門家による解説記事とQ&Aをまとめた記事です。開発した機能数やリリース数などのアウトプット指標ばかりに着目してしまい、顧客の課題解決をおざなりにしてしまう状況を指す「ビルドトラップ」について、例や対処法が解説されています。「7つの対処法」として挙げられているものはどれも真に実践するのが大変なものばかりですが、重視すべき考え方の全体像を知ることができるので参考になります。

参考 2021.02.14
レヴィから一言 MVP:Minimum Viable Productの意義について、学習戦略と合意形成手段という2つの軸から説明されています。学習戦略軸については同筆者のこちらの記事でも短くまとめられています。合意形成軸の方はよくある「クライアントとの合意」だけでなく、開発主体側の着地点やコミットメントラインの調整にも触れられていて、なるほどなと思いました。

イベント 2021.02.13
レヴィから一言 昨日紹介した開発者向けイベントDevelopers Summit 2021で予定されているセッションのうち、プロダクト開発に関連するオススメがピックアップされています。プロジェクトマネージャーはもちろん、設計開発に携わる皆さんにとってとても参考になりそうな発表が満載です。

イベント 2021.02.12
Developers Summit 2021 We are New Normal
引用元:株式会社翔泳社
レヴィから一言 翔泳社のCodeZine編集部が主催するソフトウェア開発者向けの大型イベント「Developers Summit(通称:デブサミ)」が2/18-19に開催されます。昨年2月はぎりぎりオフライン開催できたそうですが、今回はオンライン開催です。サブタイトルにも「ニューノーマル」という言葉が含まれていて、リモートや分散での開発などが大きなテーマになりそうです。

参考 2021.02.11
レヴィから一言 アジャイルやプロダクト思考の経験が抱負な専門家2名へのインタビュー形式で「プロダクト開発で起こりがちな問題の本質とその解決策」についてか書かれた記事です。「個々が持っている専門性」を統合するために組織されるのが「プロダクトチーム」であり、統合のための方法論が「アジャイル」であるという捉え方がなるほどなと思いました。レヴィ的には、この文章の「アジャイル」を「システミング」に変えてもOKです。

参考 2021.02.10
UXデザインってむずかしい?
引用元:EXA CORPORATION
レヴィから一言 IBMとJFEスチールを母体とするSIerであるエクサさんが公開している技術資料からオススメを一つ紹介します。多くの人が「なんとなく」で使っているUXデザインという言葉の概念や位置づけについてわかりやすく整理しているのに加え、手法の詳細な説明をあわせた具体例を抱負に掲載してくれています。他にも参考になる技術資料が多く、こちらで公開されています。

イベント 2021.02.09
レヴィから一言 ソフトウェアのテストや品質向上支援サービスを手掛ける株式会社バルテスさんと弊社レヴィが共同で、無料のウェビナーを開催します。レヴィからは共同創業者の萩原が登壇し、システミングを用いた要求分析の進め方や具体的なモデリングの方法について紹介します。システムエンジニア、プロジェクトマネージャ、開発・テストエンジニアにお勧めの内容となっていますので、ぜひご参加下さい。誰でも無料で参加できます。

参考 2021.02.08
レヴィから一言 プロジェクトマネジメントの文脈でプロセスフロー図(PFD)について紹介されている記事ですが、例として挙げられている「要件定義のプロセスフロー」はシステム設計の文脈でも重要です。プロセスの中に「ベースライン化」が入っているのがいいですね。現状のシステミングではベースライン化を上手く表現できていないので、どうやったらうまく表現できるか考えてみたいところです。

参考 2021.02.07
レヴィから一言 「DXが成功するか否かは最初の3ヶ月で決まる」と宣言した上で、成否を握るポイントと具体例を紹介している記事です。成否を握る重要なポイントとして「課題の理解」や「目的の設定」などが挙げられていて、システム設計で言うところの「上流設計」に相当します。レヴィもまさにその点に着目していて、DXの上流設計を扱ったワークショップなども提供しています。

参考 2021.02.06
レヴィから一言 Yahooショッピングの機能更新に際して、ドメイン駆動設計の考え方を駆使した様子を紹介してくれている記事です。ドメインモデルの構築、レイヤードアーキテクチャによる疎結合化、コードへの反映と実際の設計&実装の流れに沿って書かれているのでとてもイメージしやすいです。モデルやコードもかなり具体的なものが載っているので、ありがたいです。

参考 2021.02.05
レヴィから一言 サービスを利用している顧客に利用状況や要望をヒアリングし、その結果をプロダクトの改善に活かすプロセスについて、具体例に基づいて解説している記事です。具体例にはBtoBマーケティングツールである「ferret One」が取り上げられています。ヒアリング結果を社内やチーム内で共有するための取り組みや会議体の設置などについても触れられており、参考になります。特に隔週で社内全体に顧客の声を共有する「Uber Voice」という取り組みが面白いです。

ニュース 2021.02.04
レヴィから一言 セイコーグループにおいてソリューションの設計開発などを手掛けるセイコーソリューションズ株式会社が、IT業務へのデザイン思考導入を目的とした人材育成サービス「デザイン思考大学院」の提供を開始するとのことです。プログラムには「B2Bのためのデザイン思考入門」や「デザイン思考とリモートコラボレーション」など、気になるタイトルがいっぱいです。無料トライアルもあるようですので、興味のある方にはちょうど良さそうです。「システム思考」の方についてはぜひレヴィの研修プログラムをご利用下さい。

ニュース 2021.02.03
レヴィから一言 従業員数100名以上500名以下の中規模開発会社へのアンケート結果が公開されました。課題感として回答が多かった「仕様工程による手戻りが多い」や「方法論を正しく理解したPMが見つからない」、自由記述で挙げられていた「技術者教育の遅れ」「仕様変更が多発し、進捗に大きな影響が出る」などについて、システミングが有効じゃないかと思っています。AIやIoTの開発に適切なプロセスは?という問に対して最も多かった「ウォーターフォールとアジャイルのハイブリット型」についてもシステミングで扱えるように考えていきたいです。

イベント 2021.02.02
レヴィから一言 システムズエンジニアリングの国際的な専門組織であるINCOSEの日本支部にあたるJCOSEが開催するワークショップです。先月末に開催されたINCOSEワークショップの情報共有がある他、参加者同士の意見交換の場などが設けられます。今回が第1回目とのことなので、国内のSEコミュニティに参加したいという方にはよいきっかけになりそうです。

ニュース 2021.02.01
レヴィから一言 デザイン思考の能力を評価するオンラインアセスメントツール「デザイン思考テスト」の受験者数が5万人を超えたというプレスリリースです。オンラインテストでどのように評価するのか気になるので、機会があったら受けてみたいです。そして「システム思考テスト」に相当するものはぜひレヴィがつくりたいものです。現在、システムモデルを描く/読むのレベル別達成度までは定義できているのですが、評価方法はまだまだ構築中です。

参考 2021.01.31
視点を分けて業務システムを可視化
引用元:ITmedia エンタープライズ
レヴィから一言 昨日紹介した文献と同じくちょっと古い(2005年)記事ですが、ものすごく勉強になるので紹介します。ネット上には古くても参考になる記事が多くありますね。Pickup Newsではそのような「ちょっと古いけど役に立つ記事」も積極的に紹介していこうと思います。今回紹介する記事は業務システムをモデル化するという内容で、視点を分けたりモデル間のつながりに着目したりと、システミングに通じる考え方が満載です。

参考 2021.01.30
特集 要求工学:1.要求工学の現状と課題
引用元:情報処理学会会誌「情報処理」Vol.49/No.4
レヴィから一言 少し古い文献ですが、要求工学に関して概要、範囲、動向、フレームワーク、課題などが良く整理されていてとても参考になります。要求工学の分野でどのようなアプローチや議論があるのか、その全体像がよく分かります。また、いろいろなフレームワークについて要求定義プロセスへの対応や実用性/成熟度などの分類などが整理されていて、分かりやすいです。

参考 2021.01.29
レヴィから一言 機能要件と非機能要件の違いや、非機能要件について考える際の注意点、基本的な非機能テストの分類など、機能/非機能要件について様々な観点からコンパクトな解説をしてくれている記事です。短くてサクッと読めるので、「機能」「非機能」「要件」などの言葉について曖昧だった方は一度チェックしておくとよいと思います。

イベント 2021.01.28
レヴィから一言 世界のシステムズエンジニアリングをリードする国際的な組織「INCOSE」が毎年主催しているワークショップが、オンラインイベントとして開催されます。世界各国の技術者、研究者が集まり、MBSE、プロダクトライン、ヒューマンシステムズインテグレーション、ソーシャルシステム等、様々なテーマのワークショップが開催されます。今年は10年に1度(くらい)しか発表されないSystems Engineering Visionに関するセッションも実施されます。

イベント 2021.01.27
レヴィから一言 「リーンDX」などの独自手法を用いてグローバル企業のDX先導を手掛けるCI&Tさんによる無料のウェビナーが開催されます。DXがテーマとなっていますが、DXそのものではなくて、DXの成功に必要な組織のマインドセットやプロセスに着目した内容になっているようです。同タイトルのホワイトペーパーも用意されており、事前に読んでおくことがおすすめされています。

その他 2021.01.26
レヴィから一言 参加者からのボトムアップなナレッジ共有により「誰でもいつでも利用できる標準手順」の集積を目指していたらしいサイト「Open Process」からアクセスできるエンタープライズアプリケーション開発における成果物テンプレートです。これを眺めているだけでも、大規模なシステムの開発において、どんな成果物をどのように作っていかなければならないのかをなんとなくつかむことができます。各項目にはサンプルもついているので、具体的な成果物の姿をイメージしやすいです。残念ながらOpen Processの更新自体は3年ほど前に止まっているようです。

参考 2021.01.25
レヴィから一言 自動車業界におけるMBSEとMBDの取り組みや、会社を横断したモデル共有の取り組みについて簡単に紹介されています。MBSEの概要とMBDとの関係について必要最小限のことが端的にまとまっているので分かりやすいです。モデルの共有・交換については、共有ハブに必要な事項としてツールに依存しないこと、トレーサビリティ、機密保持などが挙げられ、JAMA(自動車関連の業界団体)ではどのようにそれを実現しているのかを(簡単に)説明しています。ここでの「モデル」はSimulinkなどのシミュレーションモデル/計算モデルのことです。

イベント 2021.01.24
レヴィから一言 システムズアプローチによる取組の最新事例について充実したお話が聞けそうなイベントです。3日間に渡って開催され、ヤマハ発動機、マツダ、パナソニック、本田技研など国内のメーカーによるシステムズエンジニアリングの事例が紹介されます。これだけの事例が聞けて、オンラインかつ無料というのはとてもお得ですね。

参考 2021.01.23
レヴィから一言 システムの設計や検証において着目するべき「品質」をどのように特定していくかについて、パターンを整理して示している記事です。「品質シナリオ」や「品質ストーリー」など、すぐにでも使えそうな考え方が具体的な観点と一緒にまとめられています。システミングにおいても品質や検証は重要なビューを構成しますので、関心のある方はぜひチェックしてみて下さい。

ニュース 2021.01.22
レヴィから一言 市民参加型の議論のためのオンラインプラットフォーム「Decidim」を使って、みなとみらい周辺地域における民間主体の取組を決定するという実証実験が行われるそうです。レヴィ的に注目なのは「システムズエンジニアリングの考え方を応用して手戻りのない合意形成をする」とあるところです。システムズエンジニアリングの手法がどのように効果を発揮するのか、楽しみです。

イベント 2021.01.21
レヴィから一言 組み込みシステムにおけるソフトウェアおよびハードウェアのデザイン手法に関する大型のイベントです。パシフィコ横浜でのオンサイト参加に加え、リモートでの参加も可能なようです。AI、IoT、SoC(System on a Chip)など、現代的な技術を含むシステムの設計手法に関して様々な発表が行われます。基調講演の「夢から現実へ!人工流れ星の実現に向けて」も面白そうです。

参考 2021.01.20
レヴィから一言 システム開発のプロセスを大きく「外部設計」と「内部設計」に分けて、それぞれのアウトプットや特徴について説明してくれている記事です。システミングのビューモデルでも、システムデザインに必要なビューを大きく「システムを外から見る」と「システムの中を見る」に分けています。この記事で言うところの要件定義と外部設計がシステミングにおける「システムを外から見る」に相当します。

ニュース 2021.01.19
レヴィから一言 1ヶ月ほど前に公開されたものになりますが、重要なのでニュースとして取り上げます。経産省がまとめたDXレポートの第二弾です。ベンダー企業のビジネスモデルや開発スキームも変えていかなければならないということまで書いてあります。「DX人材」についても少し書いてあるのですが、具体的にどういうスキルが必要なのかはあまり書いていません。レヴィ的には、システム思考やシステミングのような視点・考え方こそ、DX人材に必要ではないかと思っています。

参考 2021.1.18
レヴィから一言 国際的なアジャイルのカンファレンスで「アジャイルのアンチパターン」について講演したスクラムマスターへのインタビューをまとめた記事です。「あいまいなスプリント目標」や「チーム内におけるクロスファンクション性の欠如」などのアンチパターンが挙げられた上で、「なぜそれらが起こるのか?」と「避けるためにはどうしたらよいか?」について示されています。

参考 2021.1.17
レヴィから一言 いろいろな分野でチラホラと聞くようになってきた「モジュラーデザイン」について、従来の設計思想との違いや自動車業界における動向、そしてなぜか語源の話までをまとめてくれている記事です。システムデザイン的には、SoI(System of Interest:着目するシステム)を「製品群」や「業界構造」くらいまで広く設定すると、モジュラーデザインという実現解が出てくると思います。

イベント 2021.1.16
システムイノベーションのケーススタディ講座(第一回)
引用元:一般社団法人システムイノベーションセンター(SIC)
レヴィから一言 「システム化」に関する産業界主導のコミュニティであるSICが主催するケーススタディの勉強会が開催されます。今回はJR東日本の東京圏輸送管理システムATOSを題材にして、大規模システムの設計・運用論やシステムアーキテクチャの構成論について議論するとのことです。めちゃくちゃ勉強になりそうです。

参考 2021.1.15
レヴィから一言 UXデザインをテーマにしたブログの中でまとめられていた用語集です。単に用語が載っているだけでなく、各用語について記事が作成されていて、例も含めて詳しく説明されています。OOUI、サービスブループリント、ステークホルダーマップなど、システムデザインに関係する用語もいくつか取り上げられており、勉強になります。

イベント 2021.1.14
HENNGE NOW! 2021.2.15[MON]-2.20[SAT]
引用元:HENNGE株式会社
レヴィから一言 クラウドセキュリティサービスを手掛けるHENNGE株式会社さんが開催するオンラインカンファレンスです。SaaS ✕ DXがテーマであり、様々なDXの取り組み事例についてお話を聞けるようです。大企業や教育、行政など幅広い分野のスピーカーが登壇するので、気になる発表を見てみるのはいかがでしょうか?無料(事前登録制)とのことです。

参考 2021.1.13
レヴィから一言 JAXAが公開している(宇宙開発における)システムズエンジニアリングの基本的な用語、意義、実践方法について解説している資料です。宇宙開発に限らず、複雑なシステムを設計する際に重要となる考え方がたくさん載っています。レヴィがまとめているサルNASAシリーズとだいたい同じことが書いているので、そちらも合わせてお読み下さい。

参考 2021.1.12
基本設計の基礎
引用元:日経XTECH
レヴィから一言 10年以上前の記事で少し古いですが、ソフトウェアの基本設計について参考になる話題がとてもよくまとまっているのでピックアップしておきます。入門者や、もう一度設計について頭を整理しておこうという人にはおすすめの記事です。特にPart3以降の後半ではオブジェクト指向、設計パターン、レビューの勘所などについて扱っており、一見の価値ありです。

参考 2021.1.11
レヴィから一言 昨日紹介したニュースと同じく自動車業界における課題に関連する記事です。昨日の例は組織を横断する際の分断に関連する話題でしたが、こちらの記事で扱われているのは「シニアエンジニアとビギナーエンジニアの間の分断」です。同じ組織や分野であったとしても、経験によって視点や言葉異なり、分断が発生します。このような場合もシステミングによって分断を解消できるかもしれません。ニューノーマルな時代では「設計者は先輩の背中を見て育つ」というのも難しくなるかもしれないので、システミングのような考え方が重要になるのではないかと思っています。

ニュース 2021.1.10
レヴィから一言 大きく変化するビジネス環境に対応するために、組織や分野を横断した取り組みを必要とする企業が増えています。ここでは直近のニュースとしてスバルの例を取り上げましたが、様々な業界の様々な企業にも同じことが言えるのではないでしょうか?しかし「横断しろ」と言われてすぐに横断できるなら苦労はありません。組織や分野が異なると、視点や言葉が揃わずにチームのパフォーマンスが十分に発揮されないことが多くなります。そのような場合にシステム思考やシステミングが活用できると私達は考えています。例えば、ビューに分けてモノゴト(システム)を表現しながらコミュニケーションすることが有効です。それにより、視点を合わせて同じ景色を見ながら協働することができるからです。

イベント 2021.1.9
レヴィから一言 一般社団法人体験設計支援コンソーシアム(CXDS)が開催する無料のウェビナーです。CXDSは体験設計を「組込技術、IoT、ロボット、AIなどの技術を用いて人と社会の新たな経験価値を創造する行為」と定義しています。今回のウェビナーでは、体験設計とは何か?に関する講演に加え、5社における事例の紹介があるようです。

参考 2021.1.8
How Complex Systems Fail
引用元:written by Richard I. Cook
レヴィから一言 シカゴ大学の著名な教授がまとめた「なぜ複雑なシステムは失敗するのか?」です。独立した事故原因などというものはない(7)、hindsight bias[後知恵バイアス]が失敗原因の適切な分析を妨げる(8)、スキルや専門知識のトレーニングと洗練はシステムに必要な機能の一つ(13)、変化は新しい失敗を生み出す(14)など、複雑システムの設計や運用を考える上で重要な視点が端的にまとめられています。

ニュース 2021.1.7
レヴィから一言 開発案件のマッチングプラットフォームなどを手掛ける株式会社マイムさんによるプレスリリースです。システム開発における『不都合な真実や、絶対に見誤ってはいけないこと、改善策など』をTipsとして発信するサイトを公開したとのことです。技術の選定や開発チーム構築におけるポイントが、短時間で読める記事にまとめられています。

参考 2021.1.6
レヴィから一言 異なる専門性を持つ人の間のコラボレーションについて考察したブログ記事です。コラボレーションのパターンをシステムモデル的なイメージで分類&形式化した上で、それぞれの特徴や目的に合わせたチームデザインについて述べています。レベルの高いコラボチームの例として、小惑星探査機「はやぶさ」のチームが挙げられていました。筆者の著作の要約記事のようですので、気になる人は出典元をチェックです。

イベント 2021.1.5
レヴィから一言 IPAのアジャイルWGによるオンラインワークショップが開催されます。「アジャイル体験ワーク」という時間がとられており、アジャイル的な振る舞いとはどんなものなのかをオンラインで体験できるそうです。対象は「アジャイル開発者以外の~」「学生や社会人1~2年目」とあるので入門的な内容だと思われます。アジャイルってよく聞くけど実際にはどういうことなんだろう?と思っている人には、よいきっかけとなりそうです。

イベント 2021.1.4
プロジェクトマネジメント学会 2021年新春PMセミナ
引用元:一般社団法人プロジェクトマネジメント学会
レヴィから一言 「ニューノーマル時代のプロジェクトマネジメントに向けた取り組み」をテーマにプロジェクトマネジメント学会が開催するイベントです。オンライン開催なのと非会員でもわずか1000円なので、どなたでも参加しやすい形となっています。NEC、日立、IBM、富士通などの大企業によるニューノーマルに向けたPMの取り組みについてお話を聞くことができそうです。

参考 2021.1.3
レヴィから一言 システムの構築が進むにつれて開発が遅くなっていく原因を「既存の法律に矛盾しないように新しい法律をつくる」という例で説明するなど、例え話を用いてリファクタリングの重要性について分かりやすく説明してくれています。短い記事ですが簡単なコード例なども記載されていてイメージしやすいので、ビギナーやビジネスサイドの人もサクッと読めます。

その他 2021.1.2
レヴィから一言 小学生が開発したすごいシステム(ゲームが多め)に対する反応のまとめです。プレゼンも面白いですし、「創りたいもの作ってる点で普通に負けてる」「小学生から『アジャイル開発』や『PDCAサイクル』という言葉が出てくる時代になったんだな」など、大人たちのコメントも面白いです。そのうち小学生から「システムデザイン」や「システミング」という言葉が出てくるとすごいなと思います(すこしトライもしています)。

参考 2021.1.1
レヴィから一言 システム開発における上流工程について網羅的にまとめてあるブログ記事を見つけました。上流工程に必要なスキルや上流工程職に転向するためのキャリアプランなどにも言及していて面白いです。後半では企画、要件定義、基本設計についての具体的な用語や例が丁寧に示されていてとても参考になります。

ニュース 2020.12.31
『企業IT動向調査2021』第2回緊急実態調査の結果のご案内
引用元:一般社団法人日本情報システム・ユーザー協会
レヴィから一言 2020年最後の紹介記事は、コロナ禍がシステム開発に与えたインパクトに関する調査結果です。リモート化によって「要件定義や設計レビューの際の指摘事項への理解度がどうしても低くなる」や「若手や新規採用者に対するOJTが難しくなった」という課題が生じているようです。まさにシステミングやBalusが活用できる領域なので、新時代のシステム開発にお役に立てるよう頑張っていきたいと思います。

参考 2020.12.30
レヴィから一言 宇宙科学研究所のコラムで、システム設計に関する話題が取り上げられていました。宇宙探査機のシステム設計を自転車旅行の準備に例える書き出しから、火星サンプルリターンを目指した具体的なシステム設計の話まで、読みごたえのある記事です。

イベント 2020.12.29
「システム×デザイン思考」実践講座 開催のお知らせ
引用元:一般社団法人長野ITコラボレーションプラットフォーム
レヴィから一言 「システム✕デザイン思考」をテーマとしたイベントの紹介です。長野で実施されるものですが、初回のオンラインオープニングセミナーは誰でも参加できるようです。「システム×デザイン思考」とは何か?をテーマした基調講演の他、セイコーエプソンや日本ユニシスの取り組み事例も聞けるようですので、なかなか面白そうです。

ニュース 2020.12.28
レヴィから一言 システムデザインに関するニュースを探していたら、本サイトに関する記事を見つけました。ループになってしまいますが、せっかくなので紹介させて下さい。『「視野を広げろと上司に言われたが方法が分からない」といった若手ビジネスパーソンにも役立ちそうな』という書き出しが参考になりました。そのうたい文句、使わせて頂きます。

参考 2020.12.27
新しいビジネスモデルの作成(構築)方法
引用元:変化から進化の物語へ/(株)Salt
レヴィから一言 ビジネスについて記述するツールとしてよく知られている「ビジネスモデルキャンバス」ではなく、システムモデルを使ってビジネスをダイナミックにモデリングしながら考えよう!という記事です。システムモデルを用いたビジネスモデリングの概要が載っていますが、その中身は紹介されていないので、気になる人は「ICONIX」などのキーワードでググってみて下さい。

イベント 2020.12.26
レヴィから一言 「DXプロジェクトを成功に導くためのデザイン思考」に関して無料でお話が聞けるオンラインセミナーが開催されるようです。講師はHCD(人間中心設計)の専門家とのことです。レヴィは「DXプロジェクトを成功に導くためのシステム思考」についていつも考えているので、合わせ技で挑めば、DXできちゃうかもしれません。

参考 2020.12.25
レヴィから一言 「システムの目的」について、開発者と使用者の間の認識合わせはとても重要です。この記事では、システムの目的が果たされずにベンダーとユーザーの間で裁判になった例が取り上げられていて、その経緯や結果がとても興味深いです。システミングの考え方を表現した図であるビューモデルでは、「目的」を左端に配置して、右端の「システム」にどうつなげていくかを考えます。システミングを使って目的からゴールを導出し、ゴールについてしっかりと合意をとっておけば、この記事にあるような裁判を避けることができるかもしれません。

ニュース 2020.12.24
レヴィから一言 「DXを推進する上での障壁は何か?」というインタビュー調査の結果で初めてトップが「コスト」から「人材の不足」になったとのことです。レヴィが提案するシステミングは、有用なシステムを構築するために必要な視点やフレームを個人だけでなくチームに与えることができると思っています。DX推進の人材育成のような場面にこそシステミングが使える!と自信を持って言えるようになりたいところです。

参考 2020.12.23
鬼滅の概念モデリング
引用元:Qiita @ts7i
レヴィから一言 映画が大ヒット中の「鬼滅の刃」に登場する鬼殺隊を概念モデルで表現するという記事です。ネタ系記事かと思いきや、ものすごくしっかりとモデリングしているので、とても参考になります。概念モデルで表すと鬼殺隊の組織構造がけっこう複雑なことが分かります。ひたすら鬼滅の刃をモデル化した後はいきなりドメイン駆動開発の真面目な解説になるところも面白かったです。

参考 2020.12.22
業務フロー図作成は生産性向上への第一歩
引用元:東商ICTスクエア(東京商工会議所)
レヴィから一言 東京商工会議所さんのコラムで業務フロー図について触れられていました。意義、描き方、注意点などがコンパクトにまとまっていて、業務フロー図についてサッと知るのにちょうど良い記事です。レヴィも業務フロー図の入門者向けガイドを公開しているので、あわせてご利用ください。

イベント 2020.12.21
レヴィから一言 文化人類学の研究でエスノグラフィー(異文化の生活に自ら入り込んで内側から理解したり調査したりする調査方法)を実践しているフィールドワーカーと、システム開発におけるアジャイルコーチの間に共通点があるという視点からのトークイベントのようで、とてもおもしろそうです。「アジャイルコーチもフィールドワーカーも人間ですから、段々と精神が不安定になってくることもあります。その場合の乗り切り方の話。」が気になります。[2021.1.21開催]

参考 2020.12.20
レヴィから一言 「情報の意味を定義するための概念・仕組み」を示す<オントロジー>について学びはじめる前に抑えておくこととして、情報とは何か、情報の記述形式、言葉同士のつながりなどに関することが端的にまとまっている記事です。システムデザインにおいては、システムが扱う情報の関係性を整理・表現することが大事な場面が多くあります。まずはこの記事にあるような基本的なことを抑えておくと、オントロジー的な思考や表現が必要になったときに慌てなくてすむかもしれません。

イベント 2020.12.19
レヴィから一言 コミュニケーションの道具としての「図の活用」について扱ったセミナーが開催されるようです。目次には概念図、構成図などの具体的な図の話から「図頭力」という謎の力の話まで入っており、とても面白そうです。[2021.2.8開催]

ニュース 2020.12.18
レヴィから一言 PML(製品ライフサイクル管理)関連の調査&コンサル大手であるCIMdataが11月に開催した会議「PLM Road Map 2020」における議論のハイライトが発表されました。IoT、Digitalization、Industry4.0などのキーワードと共に、MBSEやツールの統合、複雑化への対処などが今後のビジネスでますます重要になってくるということが繰り返し強調されています。

参考 2020.12.17
レヴィから一言 ヤフーでスクラムを実践している開発者たちがどのような本を読んで、どんな勉強会に参加しているかなどについて具体的に列挙されています。経験年数ごとに分けて記載されているので、自分の立ち位置と照らし合わせて参考にすることができます。最後に記載されている「過去の自分にどんなアドバイスを送るか?」の部分に筆者の経験が凝縮されていて、ここだけでも読む価値があります。

参考 2020.12.16
レヴィから一言 業務システムの上流設計では業務プロセスの理解がとても重要です。このコラムでは、業務プロセスをモデリングして可視化することの重要性やポイントがまとめられています。業務プロセスを階層(レベル、粒度)に分けて考える場合の例なども示されており、分かりやすいです。

イベント 2020.12.15
レヴィから一言 「QCD向上のために、どのように設計書を書けばいいのか?」について専門家が解説するウェビナーが開催されます。テスト・品質向上の観点から見た設計書の書き方と、標準化を意識したシステム設計書の書き方の二本立てという、とても役に立ちそうなラインナップです。

参考 2020.12.14
要求工学:現実と仮想をつなぐために
引用元:J-STAGE/コンピュータソフトウェア29巻2号
レヴィから一言 少し前の文献ですが、要求分析や要求定義に関する様々な手法と資料が網羅的にまとまっていてとても参考になるので紹介します。シナリオ分析、ユースケース分析、ゴール指向分析、KAOS法、i*法…など様々な手法について概要と資料が示されています。手法が並べられているだけでなく、要求獲得技術の全体を手法の特性と対象システムの特性の2軸でマッピングするなど、全体像が示されているのも分かりやすいです。

イベント 2020.12.13
レヴィから一言 SIEMENS社により、MBSE(モデルベースシステムズエンジニアリング)に基づく自動車開発について知ることのできるウェビナーが開催されます。先進運転支援システムや自動運転など、現代的な自動車開発においてMBSEはどのように活躍するのでしょうか?とても気になる内容です。

参考 2020.12.12
レヴィから一言 構想、試作、量産試作、量産というプロセスについて、手戻りのコスト面についても触れながら分かりやすくまとまっています。最初の図では「設計」が試作の中にまるっと入っていて表には出ていませんが、読み進めていくと設計の重要性や設計レビューの有用性などの話が出てきます。

その他 2020.12.11
Systems thinking, systems doing
引用元:nature.com
レヴィから一言 世界的に有名な科学雑誌「Nature」の関連誌で「農業や食品に関するテーマ」を扱っているNature Foodにシステム思考の必要性を主張する論説が掲載されていました。食品の世界的な供給・流通に(グローバルなフードシステム)について考えるときにシステム思考が必要だというものです。食品というレヴィが扱っているソフトウェアや電子回路とはだいぶ異なる分野ですが、システム思考という同じアプローチが有効なのですね。

ニュース 2020.12.10
astah* 8.3 リリースノート
引用元:Change Vision, Inc
レヴィから一言 チェンジビジョン社のシステムモデリングツール「astah」のv8.3がリリースされました。クラス図の自動生成時にサブパッケージを自動で展開する機能が追加されたり、リンク(線)が他のリンクと交差するときの表現機能が改善したりしたそうです。複雑なモデルになるとどうしてもリンクが交差してしまうので、分かりやすく描けるのはとてもよいですよね。

ニュース 2020.12.09
レヴィから一言 リユース事業を展開するハードオフコーポレーションがソフトウェア開発会社と事業提携を結んだというニュースです。様々な業種でDXが進んで行くのですね。中古品販売は業務フローが複雑そうなので、DXは大きなチャレンジになりそうです。

イベント 2020.12.08
レヴィから一言 ソフトウェア技術者協会(SEA)の分科会でMBSEが主題となるようです。オンライン開催なので気軽に参加できます。主に自動車がフィールドのようで、勉強になりそうです。

参考 2020.12.07
レヴィから一言 2020年10月にオンライン開催されたCEATEC2020の特別セッションの様子がレポートされていました。サイバーフィジカルシステム、Soceity5.0、DXなどのよく聞く「これからの社会」を効果的に実現するにあたって「アーキテクチャ」をよく考える必要性について著名な方たちが言及しています。

イベント 2020.12.06
レヴィから一言 情報サービス産業協会(JISA)が主催するシンポジウムがオンライン開催されます。白坂先生による基調講演「新たな社会・産業構造をデザインするアーキテクチャというアプローチ」が面白そうです。他にも「アジャイルPMO」や「レビュー自動化支援」など、気になるセッションがたくさんです。

ニュース 2020.12.05
レヴィから一言 プリント基板の回路設計ツール業界の大手である図研がMBSEに向けた取り組みをどんどん強化しています。回路設計者や回路設計企業も「回路」だけに注力していてはビジネスが難しい時代になると想定しているのでしょう。こちらの記事も合わせてご覧になると動きがよく分かります。

参考 2020.12.04
レヴィから一言 要件定義の意義やプロセス、基本的な用語についてとてもよくまとまっていて分かりやすい記事を見つけました。アウトプットの例が豊富で分かりやすい上に、アウトプット同士の関係性をまとめた全体俯瞰的な図もあって非常に分かりやすいです。これはシステミングではビューモデルに相当しそうです。

ニュース 2020.12.03
レヴィから一言 株式会社デンソークリエイトさんによる、大規模で複雑なシステムの設計支援ツール「Next Design」の一般販売が開始されました。様々な設計情報の間の関連性と構造を定義した「メタモデル」が定義できるというのが面白いなと思いました。システミングにおけるビューモデルがまさにそのようなモデルに相当するのではないかと思います

参考 2020.12.02
レヴィから一言 大阪大学さんの授業レポートに面白いものがありました。システム思考を扱った授業のようで、「Keep cool(キープクール)」というボードゲームを導入教材として扱っています。レヴィも導入教材としてオリジナルのボードゲーム「ペジテの自転車」を良く使うので、ゲームを使った授業のレポートはとても参考になります。Keep coolは今度プレイしてみたいなと思います。

参考 2020.12.01
レヴィから一言 「ボルネオ島の猫」という、システム思考を語る上で良く引き合いに出されるエピソードがアニメーションでまとめられています。WHO(世界保健機構)がマラリアを媒介する蚊を減らすために殺虫剤(DDT)を散布したら、複雑に絡み合った自然システムに対して予期せぬ影響が出て、最終的にはイギリス空軍が1万4千匹の猫をパラシュートで投下するはめになったというものです。※史実としては投下されたのは20匹程度だったようです

Pickup Books

システムデザインやシステム思考に関連する分野の書籍をピックアップして紹介します。

2021.12.29

創発とマルチエージェントシステム

レヴィから一言 システムを構成する各要素をエージェント(知覚・行動・学習する個体)として記述することで複雑なシステム全体の構造や機能を理解したり創出したりする枠組みである「マルチエージェントシステム」について基礎を扱った学術書です。冒頭で創発やシンセシス(統合)を定義した上で「創発的シンセシス」という概念(レヴィ的にはシステムデザインと呼んでいるもの)を提案して、それを実現する方法論としてマルチエージェントシステムの解説が続きます。解説では学習アルゴリズム、進化型計算、ゲーム理論、ネットワーク理論などが扱われています。最後の方では「創発心理学」として人間や社会の行動にも焦点を当てていて、とても面白いです。

2021.12.27

創発の生命学 -生命が1ギガバイトから抜け出すための30章-

レヴィから一言 洗練され尽くした創発的システムの代表格としての「生命」を題材にして、筆者独自のアプローチで創発の本質を探ろうとしている一冊です。創発性について「不均一性」や「反復性」という概念を用いて定義したり説明したりしようとしていて、他では見られない議論が展開されます。この本では生命システムが考察の対象となっていましたが、このアプローチを一般的なシステムにあてはめて考えてみるのも面白いかもしれません(面白い以上に、難しいかもしれません)。

2021.12.25

創発デザインの概念

レヴィから一言 デザインという人工的な行為における創発性の振る舞いや創発性の活用についてまとめられた一冊です。まず「創発デザイン」と「最適デザイン」という2つの概念を定義した上で、創発とデザインのそれぞれについて科学的なアプローチによる解説をし、後半ではMメソッドや多様階導出システムなどの具体的な方法論を紹介しています。製品や建築などのデザインだけでなく、経営や企画など様々な場面における意思決定に適用できる話となっています。表紙と同じく中身も黒と赤の二色刷りなのでパッと見が少し怖いです。

2021.10.20

ネットワーク科学:ひと・もの・ことの関係性をデータから解き明かす新しいアプローチ

レヴィから一言 「Network Science」という原題のネットワーク科学分野ではバイブル的な分厚い本の邦訳版です。システムは要素と要素が相互作用で結ばれたネットワークであり、ネットワーク科学の考え方や理論がシステムデザインにも役立つはずだと考えてピックアップです。発見の経緯や数学的な背景も含めて、ネットワークに関する理論が幅広く解説されています。この本で実例や分析対象として取り上げられているネットワークの多くは社会システムやWEBですが、機能システムのネットワークを考える上でも役立つ理論がたくさんあります。

2021.10.18

システム工学-問題発見・解決の方法-

レヴィから一言 「システム工学」について定義や位置づけをしっかりと案内した上で、問題発見・解決の方法としての実践方法や体系知について解説してくれている本です。システム工学と名のついた教科書は数理モデルや最適化、制御などに力点が置かれることが多いですが、この本は問題構造分析や問題解決プロセスについてのシステム工学的なアプローチを扱ったり、要求定義や機能設計などに多く紙面を割いたりしていて、数理モデリングや最適化に行く前の重要な段階(最適化などももちろん重要ですが)について入門的に学ぶことができるようになっています。

2021.10.16

創発-蟻・脳・都市・ソフトウェアの自己組織化ネットワーク

レヴィから一言 少し古い本(2004年)ですが、創発現象や自律分散性、自己組織化などについて楽しむことができる良書です。専門書ではなく一般向け読み物として、書かれているので小難しい話は(あまり)ありません。蟻や脳の話からはじまって、社会や都市の発展、ソフトウェアやウェブのことなど、幅広い実話・実例に基づいて創発システムについて見ていきます。モノゴトをシステムとして捉えて、創発性や複雑性に目を向けることで世界観が変わったりするかもしれません。

2021.07.14

現代システム科学概論:システム思考を支える知の基盤

レヴィから一言 システム工学を含むシステム科学全般について、歴史的な経緯やアプローチ、そして深層学習などの(比較的)新しいものも含む各論について総合的に扱った教科書です。システムの語源から出発して人類とシステム科学の発展について述べ、VUCAにおけるシステム化の意義にまでたどり着く前半は読み物としてもとても面白いです。後半の各論は数式も入ってきますが、最適化・モデリング・学習・ネットワーク・状態推定・制御についてそれぞれわかりやすくまとめられており、一冊でシステム科学全体を学べるようになっているのが素晴らしいです。

2021.07.13

システム工学 知識システムI 知識の表現と学習

レヴィから一言 「知識」に焦点をあてたシステム工学について扱われる全2巻の教科書のうち1巻目です。前半は「知識の記述、表現」について詳しく論じられていて、概念モデリング、意味ネットワーク、オントロジー、ペトリネットなどが扱われています。前半を読み進めると、知識をどうやってモデル化するかという問から出発して概念や意味についてじっくりと考えていくことで、モノゴトをシステムモデルで表現するための基盤的な枠組みを自分の中に構築していくことができます。後半は機械学習について扱われており、他の教科書と同様かなと思います。システムモデルを扱う人には、とくに前半がオススメです。

2021.06.07

進化思考-生き残るコンセプトをつくる「変異と適応」

レヴィから一言 「創造」という活動の本質について、生命/生物の進化の仕組みや例をアナロジーにして整理し、創造性を生み出す思考パターンを提示してくれている一冊です。進化生物学や複雑系科学、システム学の面白いトピックがたくさん散りばめられているので、創造性やイノベーションに関して考えるついでに、それらの分野についてもいろいろ学べます。全体の主張としては経営学で一昔前から言われていた「探索」と「活用」の話に近いですが、進化や複雑性などの新しいパラダイムからのアプローチでそれを体系化し、言葉にしていることに価値があるなと思いました。

2021.05.19

プロダクトマネジメントのすべて 事業戦略・IT開発・UXデザイン・マーケティングからチーム・組織運営まで

レヴィから一言 プロダクトの成功に責任を持ち、ゴールに辿り着くための意思決定を最初から最後まで一気通貫で行うという役割を持つ「プロダクトマネージャー」に関する知識や手法が、体系的かつ網羅的にまとめられている1冊です。プロダクトマネジメントの全体像、プロダクトマネージャーに必要な知識とスキル、プロダクトマネジメントの方法論やケーススタディが、多くの図や具体例を交えて分かりやすく解説されています。網羅的な分、少し厚みがあるので、出版社が運営するメディアサイトの記事で全体像やターゲットを把握してから読み始めるのがオススメです。一部(Chapter 2)を要約した記事もあります。

2021.05.17

ソフトウェアプロセス改善手法SaPID入門-現場力を引き出すシステムズアプローチ

レヴィから一言 ソフトウェアの設計開発プロセスについて当事者自身が問題の特定と分析、解決策の実現までを自律的・段階的に進めていくことができる手法「SaPID(Systems analysis/Systems approach based Process Improvement methoD)」について、基本的な事柄や実践方法が解説されている良書です。モデルベース/システムズアプローチによって構築されているので、Balusでの実践と相性がとても良い手法です。実際にこの本の著者でありSaPIDの提案者でもある安達氏が主催するワークショップにおいてBalusを活用して頂く機会がありました。この本に目を通した上で、安達氏が開催するワークショップに参加すれば、プロセス改善力が大幅にアップすること間違いなしです。

2021.05.15

システムズアプローチによる問題解決の方法-システム工学入門

レヴィから一言 システム工学的な考え方について、小難しくないところから入門することができるビギナー向けの本です。システム工学の教科書と言うと、数理モデル化・最適化・シミュレーションなどに紙面が多く割かれることが多く、どうしてもハードルが高い印象がありますです。一方でこの本は、システムやシステム工学の定義、問題構造の把握、システムモデリングなど、大事な前提の部分をじっくりと説明してくれているので、入りやすい形となっています。階層分析法AHPやプロジェクトマネジメントなど、評価や管理との接続部分についても触れられており、システムズアプローチの全体像や周辺知識を学びはじめるにはちょうどよいです。

2021.05.13

情報システムデザイン:体験で学ぶシステムライフサイクルの実務

レヴィから一言 ICTシステムの開発ライフサイクルについて、ユーザーや経営との統合という視点から体系的に解説している参考書です。企業と経営システムの話からはじまり、ライフサイクルと開発プロセスの全体を確認した後、要求定義や設計について丁寧に述べられています。早稲田大学の授業で解説されていたことがベースとなっていて参考書的なので、読み物としては平易ではないのですが、その分用語の定義や解説がしっかりとしていて網羅的です。情報システムの開発や導入に関わる人のうち、管理者や指導者的な立場になった人などがきちんと体系的な知識を身につけたいときなどにオススメです。

2021.05.11

エンジニアのためのデザイン思考入門

レヴィから一言 東京工業大学で開講されているプロジェクト型の講義「エンジニアリングデザインプロジェクト」での実践に基づいて、デザイン思考アプローチのエンジニアリングについて解説している本です。チームづくりやファシリテーション手法、必要な道具なども載っているので、デザイン思考で価値創造するチームを指導する/ひっぱっていくという立場の人にオススメです。ビジネスプロセスフレームワーク「SIPOC」を用いた設計・実装の進行例など、実際の授業の様子も含めて紹介されており、実践のイメージが湧きやすいようになっています。

2021.01.07

モデルに基づくシステムズエンジニアリング

レヴィから一言 モデルベースシステムズエンジニアリングの実践方法について、具体的なシステムのモデル例と合わせて解説している参考書です。前半は利害関係者要求の定義、システム要求の分析と定義、システムアーキテクチャの構築というシステム開発の基本的な流れに沿って進むので、流れに沿って読みすすめるだけでMBSEの全体像やモデルの雰囲気を掴むことができます。具体例としては車両盗難防止システム、ETCシステム、エネルギーマネジメントシステムなどが取り上げられています。

2020.01.06

システム思考-複雑な問題の解決技法

レヴィから一言 複雑な現象をシステム思考で理解するための様々な手法について体系的かつ豊富な具体例と共に示しているシステム思考のバイブル的な本です。因果ループ図やストック&フロー図のようなシステム・ダイナミクスのモデル記述がメインなので、レヴィが扱っているシステム設計やシステム開発の話とは少し雰囲気が異なるように見えますが、根底にある「モノゴトをシステムとして捉えて、モデル化して表現する」という部分は同じです。具体例としては自動車リースビジネスの戦略、造船のプロジェクトマネジメント、イノベーションの普及などが取り上げられているので、そのような話題への興味を入り口としてシステム思考について考えるのもよいかもしれません。

2021.01.05

上流モデリングによる業務改善手法入門

レヴィから一言 アクティビティ図のようなフローモデルを用いて業務をモデリングし、問題抽出や改善提案などを行う手法についてまとめられています。フローモデルによる記述のことだけでなく、表を用いたプロセスの表現、ファシリテーション方法、問題整理の観点などについてもあわせて書かれていて、実践しやすいようになっています。自分の組織における業務改善を考えている人にも、顧客の業務を分析してシステムを設計する人にも、どちらにも役立つ内容となっています。

2020.12.28

公理的設計-複雑なシステムの単純化設計

レヴィから一言 システム設計について数学的な記述による議論を展開しているすごい本です。設計の目的、プロセス、手段などをきちんと(数学的に)定義しながら進みます。例えば、設計の世界は「顧客領域」「機能領域」「実態領域」「プロセス領域」に分かれているとして、その間の写像に対応する行列を定義します。これにより、設計の状態や結果を行列で表現することができます。数学的記述に慣れていない人には少しとっつきにくいかもしれませんが、システム設計の本質について考えることができる良書です。

2020.12.16

システムエンジニア視点でのデザイン思考 課題発見と解決、マーケティング的洞察力、プレゼン力を磨く!

レヴィから一言 「システムエンジニアはデザイン思考をまとえば最強となる」という帯の謳い文句がかっこいいです。デザイン思考が最強装備ならば、システム思考は初期装備ですね。システム思考とデザイン思考を組み合わせると最強という説をよく聞くので、システム側の人はぜひデザイン思考にもチャレンジしてみて下さい。

2020.12.13

モデルベース要件定義テクニック

レヴィから一言 要件分析のためのモデリングフレームワーク「RDRA:リレーションシップ駆動要件分析」を考案した神崎善司氏の著書で、要件定義を素早く的確に作成するための方法やポイントがまとまっています。RDRAの基本的な考え方についても知ることができます。

2020.12.11

要求開発の基礎知識 要求プロセスと技法入門

レヴィから一言 要求開発のプロセスについて、国際標準(ISO/IEC/IEEE 29148)に基づいて体系的・網羅的に解説している本です。要求の分析、仕様化、管理の中で用いるシステムモデルや表などについて、形式をきちんと定義した上で具体例が示されているので、とても分かりやすいです。読み物としてよりも、リファレンスとして使うのが有用だと思います。

2020.12.09

システムズエンジニアリングハンドブック

レヴィから一言 システムズエンジニアリングに関する国際機関であるINCOSEが出しているハンドブックです。システムズエンジニアリングや関連用語を定義した上で、豊富な事例と参考資料をまとめています。特にISO/IEC/IEEE 15288の背景にある思想や使い方を丁寧に解説しています。

2020.12.07

世界はシステムで動く-いま起きていることの本質をつかむ考え方

レヴィから一言 「世界がもし100人の村だったら」の原案となったコラムや「成長の限界(1971年)」などで有名なドネラ・H・メドウズによるシステム思考の解説本です。非常に読みやすく書かれていて、システム思考のポイントや必要性について良く分かる入門的な本となっています。

2020.12.05

システムズモデリング言語SysML

レヴィから一言 MBSE(モデルベースシステムズエンジニアリング)の標準的なモデリング言語となっているSysMLについて網羅的に定義、解説、具体例を示している本です。分厚くて値もはりますが、SysMLによるモデリングを実践したい場合は、手元に置いておきたい一冊です。

2020.12.03

エンジニアリングシステムズ:複雑な技術社会において人間のニーズを満たす

レヴィから一言 システムズエンジニアリングや関連領域について、歴史的背景を含めて俯瞰的に記述している良書です。「複雑なシステムをどう扱えばよいか?」という現代社会における重要な問いに対してどのようなアプローチがあるのか、その全体像を示してくれています。

2020.12.01

学習する組織-システム思考で未来を創造する

レヴィから一言 「システム思考」という言葉がビジネス界に広まるきっかけとなった本です。モノゴト、特に組織や事業をシステムとして捉え、どう理解したり設計したりすればよいかの指針が示されています。学習する組織を実現する重要な考え方が5つのディシプリンとして整理され、そのうちの一つとして「システム思考」が挙げられています。

システムデザインを学ぶ

Balusアカデミックライセンス


教育機関を対象にBalusをリーズナブルにご利用頂けるアカデミックライセンスを用意しています。現在、詳細ページは準備中なので、アカデミックライセンスにご関心をお持ちの方はこちらのフォームよりお問い合わせ下さい。

なんでもモデリング教室


なんでもモデリング教室は、気軽に楽しくモデリングを知って頂くためのコンテンツです。ライブ配信形式で様々なものをモデリングしたり、その結果を短くまとめた記事を掲載したりしています。

ソフトウェアや電子回路のような機能システムだけでなく、社会や日常の中にあるいろいろなモノゴトのモデリングを扱います。様々な分野のゲストをお呼びして、Balusを使って一緒にモデリングすることもあります。

システムデザインの学校


レヴィが蓄積してきたシステムデザインに関するノウハウをもっと多くの人に届けて体験してもらうための機会として、無料オンラインセミナーシリーズ「システムデザインの学校」を開校しました。システムデザインの基礎を体験するベーシッククラスの他、特定の分野やテーマのシステムデザインを扱うテーマ別クラスを用意しています。
※現在は開催していません

ペジテの自転車


ゲームを通してシステム開発を疑似体験し、システムデザインを楽しく学ぶことのできるオリジナル教材をつくりました。

宇宙航空人材育成プログラム PERSEUS


文部科学省宇宙航空科学技術推進委託費(宇宙航空人材育成プログラム)に採択された事業「超小型衛星開発とアントレプレナーシップ教育を通じた宇宙システム活用人材の育成(通称:PERSEUS)」において、レヴィは共同参画機関として超小型衛星の開発支援やシステム思考人材育成のための教材開発などに取り組みました。

システミング


「システミング」を知るための導入として、「システミングの全体像」や「システムデザインの難しさ」についてWebページ上にまとめました。システミングガイドブックの前半の内容に相当します。

レヴィメールニュース


2週間に1回程度のペースで発信しているレヴィのメールニュースです。最新情報を見逃したくない方、システムデザインにご興味をお持ちの方、レヴィを応援してくださる方は、ぜひ登録してみて下さい。

お役立ち資料を無料ダウンロード

システム思考やシステムデザインの考え方は様々な場面で役に立ちますが、抽象的でイメージしにくかったり、小難しくて手が出しづらいと感じている方も多いのではないかと思います。それに対してレヴィは「誰もが価値あるシステムを生み出すことができる世界の実現」を目指して、システム思考やシステムデザインのハードルを下げて広く普及する活動に取り組んでいます。そんなレヴィがまとめたシステムデザインに関する解説やガイドを紹介します。

システミングガイドブック


レヴィが提案するシステムデザインのためのフレームワーク「システミング」について基本的なことをまとめた冊子です。システミングに沿って考えることで、誰でも専門家と同じようにモノゴトを理解してシステムをデザインすることができるようになります。また、このガイドブックについて補足や具体例をまとめた「ガイドブックのガイド」シリーズも公開しています。

システム思考ガイドブック


システムデザインをマスターするためには、設計対象をシステムとして捉える「システム思考」が必須です。分かりそうでわからなかった「システムとは何か?」や「システム思考ってどんな考え方?」という問いに対してはっきりとした定義を与え、システム思考を身につける第一歩をガイドする冊子をつくりました。

サルでもわかるNASA式システム開発


NASAが公開しているシステムズエンジニアリングハンドブックを、できる限り簡単にして、誰にでも読みやすいようにブックレットにまとめました。宇宙開発を進める上でNASAが重要だと考えている様々なノウハウについて、日本語で簡単に読むことができるのはここだけです。

「システムズエンジニアリングで学ぶ」シリーズ


宇宙開発などの複雑なシステムを扱う分野で発展してきた「システムズエンジニアリング」は、複雑な現代社会における多様な問題の解決や価値の創造に役立ちます。そんなシステムズエンジニアリングの視点や考え方を用いることで様々なトピックについて学びを深めることを目的として「システムズエンジニアリングで学ぶ」シリーズを制作・公開しています。

システム開発体験ゲーム「ペジテの自転車」


システム開発体験ゲーム「ペジテの自転車」に関する詳細資料です。

システムモデル入門ガイド


システムを自然な形で表現した図である「システムモデル」の描き方や、設計プロセスにおける活用方法について解説した入門者のためのガイド資料を公開しています。

論文・学会発表




























研究員

所長

三浦 政司/Masashi Miura, Ph.D.


専門分野:システム工学、制御工学、工学教育

大学院生時代に宇宙開発に携わったことをきっかけに複雑システムの面白さに目覚め、研究者になる。ロケットシステムの設計開発、電力ネットワークの分散協調制御、菌類の種間競争など、複雑性や創発性を伴う幅広い対象を扱っている。好きなSF作家はGreg Egan。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所准教授。深宇宙探査技術実証機(DESTINY+)プロジェクトチーム、総合研究大学院大学物理科学研究科准教授などを併任。博士(工学)。AROB Best Paper Award(2015)、計測自動制御学会制御部門賞(2015)、鳥取大学学長表彰(2016)、計測自動制御学会社会システム部会優秀論文賞(2017)など受賞歴多数。

副所長

吉澤 良典/Ryosuke Yoshizawa, Ph.D.


専門分野:高速流体力学、UI/UX設計、システムズエンジニアリング

大学生時代にロケットのデザインに興味を持ち、手作りロケットを製作するうちにJAXAで宇宙工学研究に携わる。ロケットから人の体験までデザインの普遍性を探求し、デザインの方法論の研究・教育を実施している。好きな映画は「風の谷のナウシカ」。

元・筑波大学TIA推進室。博士(工学)。東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻修了。筑波大学第三学群工学システム学類卒業

研究員

南部 陽介/Yohsuke Nambu, Ph.D.


専門分野:飛翔体構造工学、振動工学、制御工学、超小型衛星、システムズエンジニアリング

宇宙構造物の振動制御が専門であったが、超小型衛星開発での苦労体験から、システムズエンジニアリングに目覚め、その普及と実践方法について探求するようになる。社長のはずなのにいつも料理している。好きな理論はZ. Cochrane博士のワープ理論。

元・大阪府立大学工学研究科助教。博士(工学)。超小型衛星OPUSAT「こすもず」の責任者を務め、2014年2月にH-IIAロケットで打ち上げた。さらに2021年2月には後継機「ひろがり」をAntaresロケットで打ち上げた。

研究員

Tomo Yamashiki, Ph.D.


専門分野:凝縮系の物理、光誘起科学、社会現象の統計力学、街のNight Cruisin'

物性物理を通じて体得したのは「物事をシンプルに記述しよう」ということ。SDLと偶然出会い、システムズエンジニアリングの実践に傾倒。社会事象を統計力学的に捉えることが目下のテーマ。性格は、Emotionally Logical & Romantic。困ったことに寂しがりや。

博士(工学)。民間企業や国研で基礎研究-新規事業(光ディスクシステムの開発、ナノスケール材料の応用)に従事。その後、シリアルアントレプレナーとして多くの起業・成長に関わってきた。米国在住。

顧問

竹内 芳樹/Yoshiki Takeuchi


専門分野:プロジェクトマネジメント、システムズエンジニアリング、アーキテクチャ設計、信頼性設計、安全設計、品質管理、有人宇宙システム開発、ソフトウェア要求分析、オブジェクト指向ソフトウェア設計

新入社員論文で描いた宇宙ステーションの管制システムを実現。その過程でシステムズエンジニアリングの重要性に目覚めた。日本の多くの企業は「改善」で成長したが、システムズエンジニアリングを知らないがため今苦しんでいる、と考えている。レヴィが日本の企業を救うことを期待。

三菱重工業で宇宙開発に31年間従事。宇宙ステーション実験棟「きぼう」の概念設計、システム要求設定、アーキテクチャ設計、管制システムおよび搭載アプリケーションSW開発とりまとめ等を実施。さらに「きぼう」および「こうのとり」のプロジェクトマネジャーを8年間務めた。その後、本社部門に異動し、システムズエンジニアリングの全社普及および製品開発指導を担当。2021年6月からispace社に勤務。

顧問

小木曽 望/Nozomu Kogiso, Ph.D.


専門分野:航空宇宙工学を専門として、システム工学に関連して、複合材料構造や航空宇宙構造システムの最適設計に関する研究に関して、主に日本航空宇宙学会や日本機械学会で学会発表を行っています。

学生のプロジェクト活動として2000年から大阪府立大学ウィンドミルクラブの人力プロペラ機の設計開発を見てきた。20年もあると、優勝する年もあればうまくいかない年もあり、その理由もだいたいわかるようになってきました。その傍らで、設計教育に関しては、学生と社会人で協同して設計にとりくむ「夏休みセミナー」を主催者の一人として2001年から、ほぼ毎年実施してきて、設計仕様を決めるための根拠の重要性、本質を見抜く重要性がカギとなることを見に付けてきた。これらの経験から、リーディング大学院における「戦略的システム思考力演習」を2014年度から南部さんとともに担当。さらに、南部さんの後釜として、2018年からは超小型衛星を開発する学生の研究開発を見てきた。

このようなシステム思考教育の実践経験を整理し、もう一段階上のシステム思考を理解して実践したいという想いともに、Balusの進化にも貢献できたらいいなぁと野望を抱いています。

フランスで開催された国際学会に参加した際の一枚